うえはらこういち

グレッチCC6122、レスポールカスタムブラックビューティー3PU、H&Kのアンプ、色川武大、カフカ長編小説、筒井康隆、山本周五郎、内田百閒、アナログで聴くストーンズ"ハックニーダイアモンズ"、エレクトリックマイルス期の一連のアルバム、美術館の常設展、長い休日の散歩等々。

うえはらこういち

グレッチCC6122、レスポールカスタムブラックビューティー3PU、H&Kのアンプ、色川武大、カフカ長編小説、筒井康隆、山本周五郎、内田百閒、アナログで聴くストーンズ"ハックニーダイアモンズ"、エレクトリックマイルス期の一連のアルバム、美術館の常設展、長い休日の散歩等々。

最近の記事

平熱日記2024_北風と帰ってきたギター

11月某日 急に気温が下がり北風まで吹く始末。今日1日は大丈夫かと思ったのだが、薄手のジャケットはもう限界だ。しかし、2週間ほど前までは最高気温25度ほどあったというのに、今日は20度を下回り明日は17度という予想というのはどうしたものか。いわゆる秋が短すぎるのだ。気候変動のせいとはいえ、なんとも趣のないことになってしまった。 しかしその中で、この「秋」は忌野清志郎を聴き、エッセイを再読している。「Memphis」(1992年)は紛れもない傑作。Booker T&MG's

    • 平熱日記2024_ライフスタイルの見直しと清志郎

      10月某日 ただ同然で買ったヤマハの中古アコギのピックガードが波打ってしまった。貧乏くささが強烈に放射され、見苦しかったので、ベりべりとはがした。接着部分をピックでこそぎ落とし、まだ少々残っているが、ピックガードのないその姿が、なんだかカッコイイのだ。こうなってくると気になるネックの順反りを治してみたくなる。 ピックガード後に残った接着剤のネチャネチャをどう除去しようか。剥離剤は強力すぎる気がするし、週末ホームセンターに行って物色してみようか。 10月某日 会社ブログのアン

      • 平熱日記2024_健診結果と秋のスランプ

        10月某日 ここのところ音楽的なスランプが続いている。音楽的スランプ、それはどんな音楽を聴いても乗らない、心底良いと思えない、若い頃聴いた時のような感銘がよみがえらないといった状態が続くことで、ややもすると「この音楽の一体どこに感激したのだろう」との疑念がわきだしたり、下手をすると「わたしはもう音楽を楽しむ感性がすり減ってしまったのではないか」とまで思い詰めてしまうという恐ろしい症状なのだ。 ふと「治ったか」と思うようにあるジャンルの音楽やミュージシャンを気に入るのだが、間

        • 平熱日記2024_長引く膝の痛みと64

          9月某日 もう来年で64歳だなあという感慨とともに、ビートルズ”When I'm Sixty-Four”の弾き語り練習。簡単なコード進行なのだが、口とギターが合わない。ほんとに最近まともに弾いていないのだ。しかしこの曲を初めて聴いたのは高校生の時だったのだが、当時はまさか自分が64歳になろうとは思ってもみなかった。ましてや会社でお堅い仕事に就こうとは、まるで考えてもいなかった。将来は小説家、ミュージシャン、それがたとえ無理だとしても少なくとも会社員ではないだろう。というか自

          平熱日記2024_不眠症とTulip

          9月某日 睡眠障害がもうシャレにならなくなってきた。昨夜も就寝は22時だったのだが、23時半に目が覚めてそれ以降ノンレム睡眠に移行した覚えがない。喉の渇きを覚え、何度も1階にお茶を飲みに降りる、尿意を催しトイレに入るが放尿したいわけでもない。体が制御されていないようだ。 週3日の休肝日を設けてから顕著になった。それまで365日休まず続けてきた飲酒癖を修正したので、つまりは体がそのように反応しているのだろうと思っていたのだが、昨日は昼夜と飲酒をしたうえでの入眠だったのだ。 あ

          平熱日記2024_不眠症とTulip

          平熱日記2024_気候変動とアナログ

          8月某日 お盆過ぎだというのに、やれ36度だ37度だ、名古屋は39度だという日々である。実に体にこたえる暑さであり、天気予報では「危険な暑さ」と連呼される。まさに気候変動であり、熱中症で搬送される人々は増加するばかり。スーパーまで昼食の買い物に行くのも大騒ぎである。明日から仕事だというのに、気が萎える。 8月某日 結局8日間取ったお盆前後の夏休みにどこへも出張らなかった。ただ家の周辺を歩き、自転車に乗り、酒を飲むだけであった。原因はなんといってもこの暑さである。35度は当た

          平熱日記2024_気候変動とアナログ

          平熱日記2024_お盆とGroove

          8月某日 先週ネットで石田月美のエッセイを読み、軽い気持ちでエッセイ集「まだ、うまく眠れない」を、少し早めの妻への誕生プレゼントとして贈った。初めて名前を聞く作家だったが、なかなか面白そうだったのだ。 しかし速読派の彼女にしては珍しく読了するのに時間がかかってるなと思っていたのだ。1週間ほどでようやく読み終わったので、交代で先週から読み始めたのだが、これが重い。「わたしは美人、でもろくなことはなかった」「わたしはむちゃくちゃもてた、が、そんなことに意味はなかった」というネット

          平熱日記2024_お盆とGroove

          平熱日記2024_休肝日とSwing

          7月某日 月曜から木曜を「休肝日」として、今日が5日目の金曜。特に離脱症状が起こるわけでもなく、夜中に無意識のうちにキッチンで焼酎をあおるわけでもなく、淡々と過ごした。少し嘘のようである。しかも今は夏の真っ盛り、1年で一番ビールがうまい季節なのだ!と、力むこともなく実に粛々とノンアルコールビールをたしなみつつ過ごした。 まだ4日間酒を抜いただけなので、特に劇的な変化はないのだが、感じたことはいくつかあるので、書いておこう。 1.睡眠が深い、か。 まだ、途中に何度か目が覚めるの

          平熱日記2024_休肝日とSwing

          あいうえおで半生               <は行~わ行編>

          は行 は:ハル ハルは私が45歳の時に飼い始めた雌の柴犬である。私の実家はある理由があって犬が飼えないかったため、借家の1戸建てに引っ越すときにまず犬を飼おうと考えたのだ。犬種は当初ビーグル犬を考えていたのだが、同時小学校6年の娘が猛反対。理由は眉間にしわを寄せて偉そうだから、とのこと。娘はコーギーを逆提案したが、これは私は却下。顔は男前なのだが、胴長短足は私の美学に合わない。それではと、間を取って柴で手を打ったのだった。どうも犬の寿命は15歳程度らしいと知り、それなら自分

          あいうえおで半生               <は行~わ行編>

          あいうえおで半生               <あ行~な行編>

          あ行 あ:RCサクセション 例えば、RCの「よーこそ」に衝撃を受けて、遡って村八分の「あっ!」にたどり着き、更に上流へ進みザ・ローリング・ストーンズ「Jumpin' Jack Flash」に遭遇する。そしてその先にはジョン・リー・フッカーやマジック・サムなどのブギーや、モータウンの弾けるリズムナンバー(Heat Waveなど)がある。音楽は遡って聞くものである。 い:石の上にも3年 ギターに限らず楽器の習得には3年ほどかかるものらしい。これは人前で演奏するレベルには最低3年

          あいうえおで半生               <あ行~な行編>

          平熱日記_2024年7月_Part1

          某月某日 先日梅雨入りしたのだが、ほぼ同時に夏の暑さも到来してしまった。連日30℃前後の夏日である。 元々熱中症になりやすい体質なので、気をつけようと思っていたら昨日、会社の用事で炎天下の郊外を1時間ほど、若干迷ったので1時間半ほど彷徨してしまった。ほうほうの態で帰宅し、冷たいシャワー、ビール、食事(ソーメン)と済ませて後はソファでぐったりと過ごす。 娘が帰ってきているので、なんとなく家の中は華やぐが、いかんせん目を開けたまま寝ている状態であった。 夜中何度も起きて冷たいお茶

          平熱日記_2024年7月_Part1

          夜との対話

          買ったばかりのものを落としたらしく、夜中に探しに来たのだが何とも心当たりがないのでさまようことになるんですね。 しかしあなた、こんな夜にこんなところで落とし物をするなんて、一種の才能ですよ。 「ちょっと集中しますね」 ところでいったい何を落としたのです? 「・・・」 大きさは? 「・・・」 重さは? 「・・・」 形状は? 「・・・」 食べ物ですか? 「・・・」 楽器ですか? 「・・・」 本当に落としたんですか? 「それは間違いないのです」 そうですか。間違いないのですか。 買

          平熱日記_2024年6月_Part3

          某月某日 岡田阪神が駄目である。端的に言うと岡田監督が駄目なのである。昨日は横浜に完敗したのだが、相手ピッチャーは左腕の東だったのだが、条件反射のように右打者をスタメンに並べてしまうのである。もはやファンには「左右病」と揶揄されている。 昨日は不振を極める(というかこれが本来の実力のような気もする)ノイジーを3番、攻守ともいまいちの渡辺を5番に持ってきた。好調の前川、伸び盛りの森下、一発のある佐藤はベンチである。案の定ノイジー音なし、渡辺普通のサードゴロをエラーしてその後に3

          平熱日記_2024年6月_Part3

          平熱日記_2024年6月_Part2

          某月某日 ひとまずカフカは小説全集第4巻を読了してひと休み。何を読もうかと本棚を漁った結果、片岡義男「珈琲が呼ぶ」を選ぶ。とことんカフカから遠いものを選んだのだが、冒頭結構理屈っぽいのだった。 毎夜寝れたり寝れなかったり。つまり安定的に熟睡できないのだ。昨夜も10時に入眠して2時ごろには一度覚醒したはず。その後うだうだとしつつ5時の起床時間を迎える。案の定こんな日は午前中は睡魔に襲われる。昼食の後に昼寝をたっぷりとってやっと1日が始まるという感じだ。 今月号のギターマガジ

          平熱日記_2024年6月_Part2

          平熱日記_2024年6月_Part1

          某月某日 土日の朝は長い散歩から始まる。8時ごろから始めて、おおよそ2時間超、距離にすると10Kmにはなっているはずである。今朝は黒目川沿いを歩き、途中小金井街道を経由して所沢街道へ入り、イオンモールを横目に見て西東京市へ。そしてそのまま東久留米へ。 自宅近くで内海さんとふくちゃんの散歩に遭遇し、阪神の弱さを嘆きあう。岡田監督、本当にどうしたのだ。昨日の打順、2番植田、3番DH糸原、4番近本だち。特に3番は意味不明であった。案の定ロッテに2連敗、しかも連日のサヨナラである。と

          平熱日記_2024年6月_Part1

          平熱日記_2024年5月_Part3

          5月23日 カフカ「城」読了。なんともすさまじい世界。結局何もわからず何も解決しない世界。終盤Kとフリーダの会話で、なるほどそう行くかと思わせてまったく別の方向へつき進む。ペピーと女将の登場と長セリフ、そして役人の登場、別の役人の母親の登場、呼びつけた理由を話すところで(中断)とは。 カフカはプロットなど想定せずに書きだしたらしい。なるほどなるほど。 某月某日 注文していたChudenのMMカートリッジ3605が早々に届く。 楽しみではあるのだが、箱の中にカートリッジがある

          平熱日記_2024年5月_Part3