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写真とカメラを大仰に語る

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写真とカメラについて、思ったことを書き連ねたものです。小さなことを大袈裟に。読んでために…ならないコラム集です。
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2023年4月の記事一覧

好きな写真家を挙げながら

好きな写真家を挙げながら

リンク先で購入可能なところもありますが、アフィリエイト的なアレではございません。パッと見やすいところをリンクさせていただきました。

植田正治

 好きな写真家を挙げるとすれば、まず鳥取の雄、植田正治さんだ。
 砂丘で撮った家族写真がとても好きで、いつか僕もこんなふうに撮りたいと思っている。
 作為的でハイセンスなのに、どこか土着性も感じてしまうのは子どもたちの衣服のせいかも。
 「童暦」もいつか

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朝撮る?夕撮る?昼撮る?夜撮る?

朝撮る?夕撮る?昼撮る?夜撮る?

 断然朝なんですが。

 独身のころは惰眠を貪って、なんなら起きれずに昼過ぎまでぼーっとしていたりする休日、そりゃ平日は朝は7時過ぎ、夜は9時まで職場にいる日々だとそうもなる。

 が、家庭を持つと自分の時間というのはどこかを犠牲にして搾り出さなくてはならない。要は睡眠時間だね。

 昼間はやっぱり子供といたいし、夕方も同様。夜は時々撮影に出かけたりするけど、それも子供が寝た頃だから遅くなる。
 

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半径500メートルの撮影旅

半径500メートルの撮影旅

 撮影のために遠くへ行くことはあまりない。それこそ日帰りできるような県内のスポットを撮りにいくなんてこともしない。わりと昔からそうで、時間に自由のきいた独身のころでも、カメラを持って行く場所は限られていた。今思えばちょっともったいなかった。

 万事がそんな感じで、日常の生活圏を飛び出すことを面倒に思うきらいがある。県北にあるネモフィラと太平洋の景色を撮りに、とか、巨大な人形と練り歩く祭を撮りにと

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都市の光を撮りたい

都市の光を撮りたい

 学生のころは練馬に住んでいて、そんなに派手に遊ぶほうでもなく、部活仲間と朝方まで飲むというのが関の山だったから、例えば新宿とか池袋とか、当然渋谷なんかで飲んだり踊ったりなんて(踊れないし)経験は皆無だ。
 いや、皆無ではないけれど、ごく稀のことだった。踊ってはいない。
 それに自分の住む駅にはそれなりに良いお店はあったし、リーズナブルだったから、生活も遊興もその駅界隈で済んだ。貧乏学生だったし、

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