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【読書note3/短歌】『短歌ください 海の家でオセロ篇』

国語講師をしていた時は苦手だったのに、辞めてから「存外、好きかも」と思えたものがいくつかあります。その一つが「短歌」です。

もちろん、「詩が足りない」と評されがちな私が短歌を創れるはずもなく、もっぱら鑑賞する側ではありますが(笑)。時折、短歌集を手にとってはぼやぼやと眺めているのです。

今回ご紹介するのも、そんな一冊です。

■『短歌ください 海の家でオセロ篇』

■穂村弘著
■KADOKAWA
■2023年2月
■1800円+tax

本書は、『ダ・ヴィンチ』(2018年5月号~2022年2月号)に連載された「短歌ください」をまとめたもので、歌人・穂村弘さんが読者の短歌を講評した実践的短歌入門とも言える短歌集です。

短歌を詠む/読むあなたへ。

短歌を詠む人、私のように短歌を読む人、どちらにも楽しくて、短歌をより好きになれる一冊といえましょう。

■短歌のおもしろさ

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