■大河ドラマ『光る君へ』第21話「旅立ち」感想―あなたの一日が終わるときに、そばにいるね
えりたです。
突然ですが、6月2日は「本能寺の変」が起きた日です。今でこそ、何やら年中行事のように燃えさかっていますが(え)、天正10年のこの日に織田信長公は天下統一の志は半ばのまま、現世との縁を断ち切られます。
そして、第21話で燃えさかる二条第と、火の海のなか一人静かに逝こうとなさる定子さまを見たとき、私が思い浮かべたのはこの「本能寺の変」でした。
無念さも悲しみも覆い尽くすような、生への諦念。あるいは、やっと終わることができるのだという、ほんのりとした安堵。
そんな諸々を定子さまの表情から感じ、同時に、信長さまを思い出して、泣きそうになっていたのでした。
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というわけで、初っ端から580年ほどの隔たりもものともせず、1000年前の悲しみや苦悩に心を鷲掴みされていたワタクシ、相変わらず今回の記事にも主人公は出て来ません。
……というか、むしろ主人公のふたりが感想に出てきた方が驚かれそうな予感も沸き立つなか、前回のお話はコチラです。
ではでは、第21話「旅立ち」の感想に行ってみましょう。
■今日の中関白家
第1話から続けてきたこの「今日の中関白家」。ここからどこまで引っ張れるのかは分かりませんが。行けるところまでは存分に駆け抜け、書き尽くす所存。どうぞ、今回もお付き合いくださいませ。
■祖父から父へ、父から息子へ続く「呪い」
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