
「この先を生む人」を読んで、その人らしく輝いて幸せであるような人間教育をしていきたい、と感じた
この先を生む人
一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ(TI)
《TIの活動は新しいかたちの教員研修》
もとより正解があるわけではなく、先生同士が互いの人間の部分をさらけ出し、深いレベルでの対話を重ね、新たな価値を共に紡ぎ出していく。内省的で、対話的で、共同創造的なプログラム。
プログラム中は、役職・立場を離れて、素の自分でいることを大切にする。
グランドルール
・お互いの存在を尊重する
・その時の心にあることを聴く、話す
・発見や意外な視点を楽しむ
≪どの考えを取り入れて、日常に落としていくか≫
・『自分のことは自分が1番わかっている』という前提を手放し、互いに質問したり、他人の人生を共感したりする部分を見つけ、記憶や感情を思い出す。
⇨他人になにか言われると『私のことは私が1番わかってる!』と心の中で反論してしまうときがある。でも、自分は変化し続けるものであり、だからこそ自己探求し続けることが、自分の人生を生きることに繋がる。わかってる、という前提を手放さないと、自分というものは見えないのかもしれない。だから私も、わかってる。という前提を手放して、日々自己探求していきたい。
・意見の異なりで、取り組みが進まないとき、意見の背景にある価値観や前提が異なるということに目を向けることができれば、その違い自体を話し合うことができる。大切にしている信念の違いを知り、共感はできずとも理解し合えたら、意見をすり合わせることもできるかも。『壁だ!』と思う課題も、自分が大切にしていること以外にも、世の中には大切なことがあるかもしれないと考え、興味を持ったり、前提を手放してみると、すんなり前に進めることもある。全ての出会いは学びの機会になり得る。
⇨意見が合わない!価値観が合わない!といってその人と距離を取るのではなく、相手の意見の背景にある価値観や信念の違いに興味や関心を持って聴くこと、価値観や意見をすり合わせていける対話をすること、それが自分にとっての学びになる。だから、相手の意見をジャッチせず、違いに興味を持ち、私から歩み寄る人でありたい。
・子どもがやりたくなる、やらざるを得ない状況を作っていく。『あなたたちには世界を変える力がある』と言い続ける。
子どもを何か別の者にさせるのではなく、自分を磨き創っていくのは子ども自身。目指すのは『自分らしく幸せである人間教育』。だからまずは自分らしい教師でありたい、すべてはそこから。
⇨子どもを無条件に信じる、子どもの自立を促す、子どもを大きく深い愛で包む、そうすることで、子どもは自分で自分を磨いていく。自分らしく幸せである人間教育!まさに私がこれからしていきたいことだと、ピンと来ました!
・SNSに投稿することで、『大人になったらすごく楽しいことが待っている』と知ってもらいたい。世の中にはキラキラ輝いている大人がたくさんいる。子どもたちには、そういう人たちに出会ってほしいし、出会わせたい。
⇨辞めたフリースクールの子どもたち数人は私のインスタを知っていて、これからも私らしく発信するけれど、子どもたちに、年を重ねるってすごく自由で楽しいことだよ!と知ってほしい、夢を膨らませるような発信していきたい、と思っています。
四角さんの本に、『万人受けを狙うと誰の心にも届かない、誰か一人のためにつくったものは多くの人の心を震わせる』とあったので、私にとっての対象は、辞めたフリースクールの子どもたち。究極、ここの子どもたちが大人になって笑って幸せでいてくれることが私の願いです。
・社会に出た時に必要なのは、自分を表現する力。他者との交わりの中でしか出てこないものもある。子どもたちにできるだけいろんな人と交わる機会を与えたい。
⇨自分を表現することで、自分らしさが生まれる、と私も頭ではわかっていますが、あんまり表現できていないです。私もいろんな人と関わって、いろんな場所で表現していきたいと思う。
・親の困りごとに、すぐにアドバイスや解決策を示すことなく、それによって何が困るのか、を問い返し繰り返していくと、答えに詰まり、『普通なら、、』『他の人は、、』といった言葉になる。結論めいたことを誘導せず、解決策を伝えるわけでもなく、ただ話を聞き、感じたことを素直に返すだけ。それが親にとって話を聞いてもらえる安心安全の場になる。
そのままじっくり対話していくと、だんだん自分自身で気付いていく。世間体や固定概念を気にしていたや、姑の目線に囚われていたなど。自分で自分を苦しくしていることに気づく。
教員も『こうあるべき』の思い込みがあり、それを外す対話をしていきたい。教員たちが対話の価値を理解した時、子どもたちとの向き合い方も変わるのではないか。
⇨フリースクールで働いていた時、心のどこかで、私は子どもいないし、子どもへの関わりがわからない、と後ろめいていた。
でも表面的な困りごとを解決するのではなく、本質はどこか、思い込みや価値観を知り、それに本人が気づき、手放していくサポートを私はしていきたい。本質に気づけるような対話をしていきたい。
・教師の人間としての信条や価値観、生き方や在り方が思っている以上に子どもたちに伝わる。教師が世界をどのように観ているのか、学びの価値をどこに置いているのか。その価値観が教室の空気を作り、日々その空気を吸いながら生徒は育っていく。
⇨子どもに関わる者が、どんな人間であるか、どんな価値観を大切にしているか、どう在りたいのか、が子どもに大きく影響を与えるとフリースクールのときに学んだ。子どもにどう関わるか、よりも私がどんな人間であるか、が大切。だからこれからも、私は自分のアップデートを続けていきたい。
≪全体的な感想≫
私は人が変化していくのを見るのが好きで、その人らしい笑顔に変化していったときに、私の幸せを感じる。だから、私は、その人らしく輝いて幸せであるような人間教育をしていきたい、と感じた。
いいなと思ったら応援しよう!
