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遠藤良二
2024年9月12日 21:20
#短編小説 #一次創作 #心境の変化 俺には好きな女がいる。でも、そいつには付き合っている男がいる。でも、俺は諦めない。彼氏から奪い取ってやる。 俺は末田未知留、二十六歳でコンクリート製造の工場で働いている。肉体労働なので筋肉隆々。 自分ではイケメンだと思っている。目は二重だし、鼻筋は通っていて口は小さい。身長は百八十センチで。自分でもモテると思っているが、なかなかモテない。何がいけな
2024年9月10日 09:56
#幸せ #同棲 たくさん好きって言って! あたしも言うから。えー、照れくさいよ。彼はシャイだ。どちらかと言うと、あたしの方が気が強い。いいじゃん、恋人同士なんだから。 彼の名前は、石井拓馬。二十九歳。僕には彼女がいる。名前は大田弥生という。三十二歳。三つ年上だ。 出逢いはバスの中で。札幌市までの高速バスに途中から乗ってきた弥生。僕は通路側に座っていて、すでにいっぱいだったので、備え付
2024年8月1日 20:38
#死 #突然 # 僕の友達が十階建てのビルから飛び降りた。僕はその場を見ていた。衝撃的な出来事でとてつもなく驚いた。即死だ。それはそうだろう。なんせ、十階から落ちたのだから。自分から飛び降りたように見えた。彼に何があったのだろう。 彼の名前は立川潤貴、十七歳。僕も同じだ。高校二年生。僕の名前は川上春樹という。 立川は親友だと思っていたけれど、そう思っていたのは僕だけだったのか。はっきりとし
2024年7月14日 21:41
僕は付き合って八年になる彼女がいる。でも、だんだん飽きてきた。性行為にしても、日常の会話にしても。 僕の名前は早山幹人という。三十歳。 職業は障がい者のためのヘルパーをしている。勤務時間は九時~十八時まで。一軒につき二時間で掃除、洗濯、食事を作らなければならない。激務だ。 彼女は多田優実といい、三十五歳。五つ年上だ。優美は子どもを欲しがっている。でも、僕は子どもが嫌いなので反対している。だ
2024年7月14日 21:36
最近僕には気になる女性がいる。どこで出逢ったかというと、僕が勤務するスーパーマーケット。そこで今年の四月に新しく入社してきた安藤杏、という名の二十二歳の後輩。因みに今は十一月。 髪は縛ってあるけれど、黒髪のポニーテール。目は二重で鼻筋がスーッと通っている。唇は小さくぷっくらしている。痩せ型で、出るところは出ていて、しまっているところはしまっている。身長は百六十センチくらいかな。あまりにも可愛く
2024年7月14日 21:27
僕は仕事を転々としている。スーパーマーケットやコンビニ、工場の工員、障がい者のヘルパー、土木作業員、荷物の配達など、全て人間関係の不和と言っても過言ではない。 僕の名前は田原水太郎、二十九歳。今は大学にいこうと考えており、看護師になるため勉強している。父親には反対された。「どうせすぐ辞めるんだから、普通に就職しろ」 と言われてしまった。何ていう言い草。言い返してはいないけれど、正直ムカつい
2024年5月20日 20:31
世の中、金が全てだ! と俺は思う。金が無いと何も欲しい物が買えないし、生活もできない。 俺の名前は、横井拓、26歳。無職だ。交際中の彼女のひも状態。 こんな俺でも捨てないで付き合い続けてくれる。俺に惚れているからニートでも続いているんだろう。 それに、性交の相性も良いと思う。週に2回は体を交えている。彼女は、金山美玖という名前で24歳。職業はソープ嬢。手っ取り早く金を得る為には風俗
2024年5月16日 18:27
今日は僕の誕生日、10月20日、24歳になる。僕には彼女がいて、山崎香織という。25歳。 香織からは誕生日プレゼントとしてセーターをもらう。買ったものだけれど。彼女が僕のためにセーターを編もうとしていたので止めた。重いからやめてほしいと。 香織は不服そうな顔をしていたが、素直にわかった、と言いやめてくれた。 彼女のいいところは素直なところ。僕は外見がかわいいに越したことはないが、そ
2024年5月2日 17:34
今は8月で真夏。太陽の日射しが強い。俺の職業は土木作業員。半袖の作業着だから、直射日光で黒く腕が焼けている。 俺は、多田光一といい、35歳。彼女はいない。欲しい気持ちは強いけれど、なかなか出逢いがない。 北海道に住んでいる俺は引っ越そうか迷っている。もし、引っ越すなら、札幌市だ。住むなら都会の中央区がいいな。 家賃はきっと高いだろう。それ相応の仕事をしないと生活が成り立たない。
2024年4月19日 01:51
#短編小説 #一次創作 #ヒューマンドラマ #俺は負けない ここは北海道の田舎町。若い俺はやる事がない。あるとしたら、性行為くらい。彼女はいないので、街中でナンパした女とやっている。女の方から求めてくる場合もある。俺の名前は、下川龍太郎、21歳。茶髪のオールバック。鍛えているので筋肉が隆々としている。身長は高め。ムラムラしてきたので、ナンパした女に電話をした。「もしもし、邦子?」『うん
2024年4月12日 20:48
今日は祖父が亡くなった8月7日、北海道では七夕だ。僕は祖父のことが大好きだった。死因は自死だ。祖父は足が痛くて歩くのもやっと。7回目の手術がある。だが、手術当日、祖父は家からいなくなっていた。どこに行ったのだろう。祖父は父の親。地元の親戚や近所の知り合いに連絡してもいなかった。仕方がないので警察署に行き、捜索願をだした。 そして数日後、僕のスマホに警察署から電話がかかってきた。でも僕は仕事中で
2024年3月29日 10:21
#短編小説 #一次創作 #妻と愛人 俺は35歳で山国雄一という。奥さんは9つ年下の山国達子、26歳。結婚6年目。今日は3月3日、ひな祭りの日で、結婚記念日。子どもは1人いて3歳の女の子で年少さん。幼稚園に通っている。達子はとても娘の凛を可愛がっている。でも、俺は子どもが嫌いだ。だから、自分の子どもでも可愛いとは思えない。このことは達子には言っていないけれど。できちゃった婚だから責任をとるために
2024年3月22日 18:46
#短編小説 #一次創作 #家族 #乳がん 僕の家族は6人。両親、祖父母、妹、僕。端から見ると幸せな家族に見えるらしい。でも、実際はそうでもないのだ。父は心臓の病気を抱えている。心房細動という病名らしい。2ヶ月に1回、受診している。母は副鼻腔炎といういわゆる蓄膿症という鼻の病気。祖父は肺炎でこの前まで入院していた。祖母は糖尿病でインスリン注射をしている。僕は心の病を患っている。妹は乳がんで手術す
2024年3月18日 17:30
#短編小説 #一次創作 #夢 #病 僕には夢がある。それは、小説家になって、印税生活をすること。別に楽をして生活をしたいわけじゃない。決して怠けているわけでもない。ただ、単に好きなことをして、それを仕事にし たいだけだ。 毎年、出版社に小説を応募しているがなかなか上手くいかない。どうしたら、選考に残れるのだろう。上には上がいる、ということはわかっている。言われるまでもない。 小説を書き