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学生との交流が“社員教育”につながる「企業クエスト」とは

Edo New Schoolでは、地域を題材にしたミッションに取り組む「地域クエストコース」や、自分の“好きなこと”や“興味”を深掘りし実践していく「マイクエストコース」などの通塾コースの他に、企業を招いて実施する特別プログラム「企業クエスト」を行っています。

この「企業クエスト」は、参加する学生に様々な学びや経験を提供するだけでなく、企業側にとっても大きなメリットが生まれる側面があります。

今回は、企業クエストの具体的な内容と、学生との交流が企業にもたらす価値についてお話しします。

企業クエストとは?

企業クエストは、Edo New Schoolと企業が協働で企画する探究型プログラムです。

企業の事業に基づいた探究テーマを設定し、地域の学生たちが社員と共に学び、考え、手を動かすことで、企業理解を深めながらプロの仕事を体験します。

例えば、過去に実施したトヨタ自動車株式会社との取り組みでは「ご機嫌うかがいAIを作ろう!」というテーマのもと、デジタル変革推進室の社員と共に、トヨタのAI技術を使った探究プログラムを実施しました。
また、飛騨市で全国の学校やオフィス家具を手掛けるナウエ株式会社との取り組みでは、「オリジナルの棚を作ろう」というテーマで、ものづくりの技術を学ぶ二日間のプログラムを展開しました。

Edo New Schoolでは、各企業が「学生向けにこの講座を実施する目的」を設定し、その目的達成を目指して企業と共にプログラム内容を構築します。

企業クエストの実施例

トヨタ自動車株式会社との取り組み
世界に乗用車を送り出すトヨタ自動車株式会社。そのデジタル変革推進室の皆さんから、「トヨタのAI技術を学生たちに体験してもらいたい」という想いを受け、企業クエストとして「ご機嫌うかがいAIを作ろう!」というユニークなテーマでプログラムが実施されました。

当日は、学生たちが自らプログラミングに挑戦し、AI技術に触れる貴重な機会となりました。AI作成ソフトやプログラミング教育ツールを使って、「お母さんの表情を読み取り、テストを出すタイミングを教えてくれるAI」を作成。学生たちは、楽しくAIの仕組みを学びながら、実際に手を動かすことで未来の技術に触れる体験をしました。

参加した学生たちは「AIの可能性を感じた!」と語り、「トヨタの人たちと交流できて嬉しかった」といった喜びの声があふれました。トヨタさんとの交流を通じて、普段は遠い存在に思える大企業がぐっと身近に感じられた学生たちの姿が印象的でした。

ナウエ株式会社との取り組み
飛騨市で全国の学校やオフィス家具を手掛けるナウエ株式会社。「学生たちにものづくりの魅力を伝えたい」という思いから、企業クエストでは「オリジナルの棚を作ろう!」というテーマでプログラムを実施しました。

二日間のプログラムでは、子どもたちが自分の手でデザインを考え、「誰に使ってもらいたいか」「どんな用途で役立つのか」を想像しながら、オリジナルの棚を企画しました。社員の皆さんの協力のもと、3D CADで設計図を作成し、工場では木材のカットや組み立てを体験。自らデザインした棚が形になっていく過程を目の当たりにし、子どもたちはものづくりの楽しさと達成感を存分に味わいました。

参加者たちは「自分で考えたものが現実になって嬉しかった!」「社員の皆さんが親身になって一緒にアドバイスをくれることが嬉しかった!」と大満足。企業との交流を通じて、ものづくりの奥深さと、その背景にある職人の技術に触れたことで、学生たちの未来に新たな可能性が広がった瞬間でした。

企業クエストの効果

企業クエストは、参加した学生たちに学びや体験を提供するだけでなく、実施した企業からも多くの好評をいただいています。ここでは、過去の事例をもとに、企業側が得た具体的なメリットをご紹介します。

【1】企業の認知度・イメージの向上

ナウエさんは、「学校家具を作っているにもかかわらず、子どもたちと直接触れ合う機会が少なかった」と語っています。企業クエストを通じて、地域内外の子どもたちに自社の存在を知ってもらうことで、企業の認知度が高まり、将来的に就職先として考えてもらえる可能性も広がりました。
また、トヨタさんのプログラムでは、「トヨタって、すごい大企業だけど、思ったより身近に感じられた」という感想が学生から得られ、企業を身近に感じてもらうことができました。

【2】 社員の教育効果
学生に仕事内容を説明するためには、社員自身が仕事の意味や目的を深く理解する必要があります。これにより、改めて企業の存在意義や自分の役割を見つめ直す良い機会となりました。
また、自分たちの技術を体験してもらい、学生たちから「すごい!」「こんなことできるんだ!」「一緒に考えてもらえて嬉しい!」などたくさんのリアクションをもらうことで、社員の自己肯定感の醸成や、やりがいを再認識することにも役立ったという意見も上がりました。

【3】新たな視点の発見
「“発想する過程にこそ学びがある”という気付きを得た」とナウエさん。企業単独で制作体験を行うと「とにかく完成形にする」ことがゴールになってしまいがちですが、Edo New Schoolで企画いただけるプログラムは、学生たちの自由な発想に寄り添いながら、「なぜそれを作りたいのか」「それを作ることで誰を喜ばせたいのか」などと掘り下げ、ゴールを目指していたことが印象的だったそう。

【4】イベント企画の開発支援
ナウエさんやトヨタさんなどは、ものづくりの技術は持っていても、イベント企画のノウハウが社内に不足していました。しかし、Edo New Schoolが学生向けプログラムの企画から運営までをサポートしたことで、学生たちに“単に完成を目指すだけではないものづくり体験”を提供でき、新たな形で企業の魅力を伝えることができました。
さらに、一度プログラムを企画することで、今後も同じフォーマットで展開していくことが可能になります。

企業クエストで学生たちの自由な発想に触れながら自社の魅力を再確認しませんか?

企業クエストは、学生たちが自由な発想で企業の技術やプロジェクトに関わり、企業側も新しい発見や視点を得ることができる双方向の学びの場です。
Edo New Schoolでは、学生が自分の興味や得意なことを見つけ、それを深めていくことで、将来を切り開いていくサポートを行っています。飛騨市という人口が少ない地域であっても、さまざまな職業や技術に触れる機会を提供し、学生たちの可能性を広げることを目指しています。
企業クエストで、学生たちの自由な発想に触れながら自社の魅力を再確認しませんか?
企業クエストにご興味のある方、ぜひ株式会社Edoへご連絡ください!

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