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“気”は循環させないと心の具合が悪くなる


なんのこっちゃなタイトルになってしまいました。

もしかしたら、ピンときた方もいるかもしれません。

私はメンタルヘルスの専門家でもありませんし、東洋医学に詳しいわけでもないのであくまでも持論になってしまいますが、

今回は、“気(想い)”とメンタルの関係について、感じたことを書いていきます。




さて、

東洋医学では身体をめぐる要素として「気・血・水」の三つがあり、

それぞれが不足していたり滞ることで、さまざまな障害が起こるとされています。

私は5年間引きこもっていたのですが、その原因の一つとして体調不良がありました。

運動不足や鉄分不足からくる血の巡りの悪さによって、頭痛や体のだるさ、無気力やメンタルの浮き沈み(急に怒り出す&泣き出す)などの症状に悩まされていました。

そこでこの「気・血・水」の三要素の概念に出会い、自分が“気滞”の状態になっていることを知りました。


気滞とは気うつとも呼ばれ、その名の通り気が滞ってしまうことを言います。

気は“エネルギー”や“やる気”の源とされ、滞ってしまうことで、精神が不安定になったりイライラしやすくなり、

悪化すると、パニック障害やうつ病などに発展するとされています。


この“気滞”に長年悩まされてきた私ですが、これまでこの“気”というものについて、おおまかにしか理解しておらず、

具体的に何なのか、いまいちわかっていませんでした。

(目には見えないものなので、当然と言ってしまえば当然なのですが…)


しかし最近、この“気”とは、


自分を愛したい


というエネルギー(自分自身の欲求)なのではないかと、私は思いました。


気滞の主な原因は、精神的なストレスとされています。

責任感が強い、精神的に繊細、考え込んでしまう、ストレスの発散が苦手、悩みを一人で抱え込んでしまう、几帳面で完ぺき主義、と言ったタイプの人に多く見られます。

気滞タイプ-道修町漢方薬局より引用

(この特徴、もろHSP(繊細さん)に当てはまりますね…。HSPの方で気滞に悩まされている方は、多い気がします。)


この精神的なストレスをまとめると、

自分が自分を愛せない環境に追いやられている状態

と言えます。


つまり

自分<自分以外

の価値観で生きていると、私たちの気は滞ってしまいます。



簡単に言ってしまうと、

自分大好き!

よっしゃ、そんな自分を目いっぱい体現していこう♪

ますます自分大好き!

という状態だと、気の巡りはよいと言えます。

これまでいくつかの記事で書いてきた“男性性”と“女性性”というキーワードで言うと、

女性性で感じたことを男性性が実際に行動に移していくことで、自分の願いを叶えることができ、エネルギーがうまい具合に循環されていきます。

しかし、この自分大好き!自分を愛したい!という願いが叶えられない状態、例えば

自分よりもまわりの人を優先してしまう

つまり、

我慢したり無理をしてまで他人に合わせようとする
他者から認められようと自分のやりたくないことをする

といったことをしてしまうと、自分を愛したいというエネルギー(気)の巡りが悪くなり、様々な症状に悩まされることになってしまいます。


私は長年メンタルの問題で悩んできましたが、つまるところ、

自分を愛したい!というエネルギーをうまく循環させることができなかったのだ

ということに、最近になって気づきました。



“気”という漢字は、“氣”とも書きます。

調べると、

気とは、〆る=エネルギーが抑え込まれる状態。
氣とは、米=八方に広がる、本来のエネルギーとしてある状態。

と出てきます。

スピリチュアル界隈では、よくこの“氣”の漢字を使っている方がいますが、私たちが本来目指すべきなのは、“気”ではなく“氣”の状態なんですね。




人の苦しみにはさまざまな種類がありますが、一番しんどいのは、

自分を愛せない状態

です。

どんな人も、潜在意識では自分を愛したいと思っています。

しかし、自分を愛するということから逸れた価値観を幼少期に浴びれば浴びるほど、

自分を愛したい!

という欲求が埋もれていき、自分らしく心から健やかに生きることができなくなってしまいます。

それどころか、自分を愛したいという欲求があったことすら忘れ、自分以外の誰かのために自分を犠牲にしたり、

本当の自分を無視した課題を自分に課し、ひたすら自分を追い込んだりしてしまいます。


まとめると、

“気”は循環させないと心の具合が悪くなる

というのはつまり、

自分を愛したい!というエネルギーを循環させないと、メンタルの問題を抱えることになる

ことだと、私は思っています。

私はずっと、この気を循環させることができず、心の具合が悪い状態で生きてきました。

そんな私が言えることは、もし同じように心の具合が悪い状態で悩んでいる方がいたら、

あなたの中にある“自分を愛したい”というエネルギーを思い出してもらって、

そのエネルギーを循環させていってほしい、ということです。

そんなこと言われても、自分を愛するってどうすればいいの?と思われるかもしれませんが、

やりたいなと思ったことに対して、幼稚だとか時間のムダだとか思わずに自分に許可を出してあげたり、

“ありがとう”“ごめんね”の言葉を、まずは自分にたくさん言ってあげてください。

あなたの中に湧き上がったどんな“想い”もないがしろにせず、大切にしてあげてください。

あなたが許可を出してあげて最終的に認めてあげれば、あなたの中に湧き上がったどんな欲求もすべてが“正解”になります。

どうか誰の目も気にすることなく、目いっぱい自分を愛してあげてください。





参考文献↓↓

noteで知ってこれは良書だ!と思って買ってから、読みこめずに1年経ってしまいました…。いつか関連記事を書きたい…。


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