第158回受賞作『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子/河出書房新社)
第158回受賞作『おらおらでひとりいぐも』(若竹千佐子/河出書房新社)
を…番組ラテ欄っぽく紹介!
【80文字】
子は疎遠&夫は死別で孤独に暮らす74歳▼内なる声と会話し人生について自問自答の日々▼反省と後悔をする中「自分を生きる意味」に気づいていく▼老いの境地を軽快に描く
【200文字】
老いに抗いながらひとり暮らす74歳の桃子さん▼いくつもの「内なる自分の声」と会話し人生について自問自答する日々▼愛を注いで育てたつもりだった子とは疎遠に▼愛しぬいた夫とはあっけなく死別▼孤独に苛まれる中で反省と後悔を繰り返し「自分を生きる意味」に気づいていく▼身にまとってきたモノを全て脱ぎ捨てた先に「本当の自分」が▼老いの境地を軽快に描く玄冬小説▼東北弁の内なる声と標準語の語りが交錯する文体は独特
<以下、出版社ページより抜粋>
●著者:若竹千佐子(ワカタケチサコ)
1954年岩手県遠野市生まれ。岩手大学卒業。55歳で小説講座に通いはじめ、8年の時をかけて本作を執筆。2017年、本作で第54回文藝賞を史上最年長の63歳で受賞しデビュー。翌年、第158回芥川賞受賞。