『運送用語』の呼称のデザイン①
とあるTVドラマでのエピソード📺
主人公は就業に悩みを持つ成人女性。社会進出に不安があるものの、意を決して勤めを始めます。その先は物流会社の倉庫業務🚚一般的には高度なスキルや知識は不要で、昔ながらの用語(今や死語?💧)で言うと『ド短期』でも務まるような職種です。
でも、彼女にとっては容易なものではない…というシナリオです。
宅配便のようなイメージの段ボール箱が沢山積まれています。それを、個々の荷物に貼られた『荷札/送り状』に記載された情報をチェックしながら【2つの系統】に仕訳していく作業を担いました。
その基準は【配達のタイミング】。それぞれのカゴ台車(コンビテナー)には〔午前〕か〔午後〕ということで、そのように書かれた札が掲示されていて、仕訳先は一目瞭然の物理環境にあります👀
しかし、彼女は戸惑います。
何故なら、『送り状』の方には〔AM〕〔PM〕の記載しかないからです。
これの不適合点を察知できますね?
荷役が自動化されていないことに着目するような話ではなくて、他の仕事場面や日常生活においても、「根本的な要件が類似している」シーンが時々見受けられると思います。
今回はクイズ形式にしなくても自明でしょう💡
《用語》は画一化/均一化することを徹底し、無用な混乱は排除するよう努めなければならない
それはたとえ〔事業者内〕という領域であっても共通にあてはまる要件。「不慣れなアルバイトも関わり得るから」などいう捉え方はまた的確であるとは言えず、「関係する範囲がどうであれ」肝に銘じておかなければなりません。
本質から遠のいた妙な多様性や、気まぐれや、統一言語から外れた慣用語や、一義的ではない略語、等、自身にとっての”当たり前”を前面に出してしまう心意気はエラーを惹起してしまうのです🙅🏻♂️
「このドラマの登場人物=仕事が出来ない」とレッテル貼りをする前に、上記のような【環境デザインの不手際】の徹底排除を命題とすべきである、ということへの早急な認知が肝要です。
貴方の身の回りで生じている事例。何か連想しましたか?
「分かりやすい」の基準がブレてしまっていませんか?
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