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- カナダの日常 vol.21- 1年間で2,229.8km走ったら・・・??



1年間の走行距離

昨年、つまり2023年7月の健康診断でいくつか改善の指摘を受け、運動と食事をベースに生活習慣を変えていきました。運動は、ランニング。元々の趣味を回数増やすことで、運動量をあげていきました、、、結果、2229.8kmという距離を走ることに。自分史上、最長です。北海道の稚内からだと、広島県三原市、広島市のちょっと岡山よりの街まで行けます。ま、ふ〜んですね。調べて、若干・・・そんなもんかとはなりますね。地球一周くらいしたかと思ってました。

良くも悪くも、生活サイクルが安定したからできたことでした。ケガもなく、良くできました

ちなみに、昨年の結果とそこからの改善プロセスはこちら。特に2021年にカナダに来てから、お酒の量は増えていき、2023年の検査ではそれが原因でいくつか要改善だったのです。

いざ、健康診断へ!

こんなもんはその日だけどうこうしても仕方ないのですが、それでもやはり、健康診断の日は、1年の総決算、決戦の日な訳です。この日のために、運動と食事管理、断酒もしました。さぁ、血を抜いてくれ!

各数値が良くなってはいるだろうと思いつつ、”どれくらい”のところでドキドキしました。

過去5年の数値と共に結果を解説!

2022年までと2023年、2024年は病院が異なるのですが、基準値が微妙に違うんです。それゆえ、日本人間ドック・予防医療学会の数値の見方に沿って、数値を見ていきます。病院も紙かPDFでしか結果をくれないから、数値はデジタル化してほしいですね。

■身体検査: 体重の推移はこの1年の賜物です。-5.6kg。これに尽きます。走行距離2229.8km。(カロリーコントロールもですが) 体脂肪率も16.9%とこちらも運動の成果です。

体格指数(BMI) 基準値:18.5~24.9
腹囲の目安は、おじさん達は良くご存じ、85cm未満。
それ以上はそう、"メタボ"の仲間入りです

■血液検査: 肝臓系 これは"酒"っすね、酒。毎晩355ml のビールを2本飲んでいた時期から、断酒で一気に改善しました。そういう意味ではわかりやすい臓器です。飲み過ぎの時は沈黙しなくていいから、遠慮せず言ってください。あ、そうそう、断酒は一旦、解禁になりました。会食があるとどうしても。ただ、バカスカ飲むと翌日ダルイいのと睡眠の質が悪くなるので、飲んでも2-3杯です。何がいけないって、飲み会の惰性で飲む4杯目以降なんでしょうね。"あ、僕も同じの"っていう。

AST (GOT)とALT (GPT): 数値が高い場合は急性肝炎、慢性肝炎、脂肪肝、肝臓がん、アルコール性肝炎などが疑われます。/ 基準範囲 30以下
γ-GTP: 肝臓や胆道に異常があると血液中の数値が上昇
 / 基準範囲 50以下

■血液検査: 脂質系 脂質の検査は動脈硬化対策ですが、ここも問題なし。LDLも中性脂肪も下降傾向で改善されていることがわかります。

中性脂肪: 数値が高いと動脈硬化が進行 / 基準範囲 30~149
HDLコレステロール(善玉) / 基準範囲 40以上
LDLコレステロール(悪玉) / 基準範囲 60~119

■血液検査: 糖代謝系 / 尿酸 血糖値は今回のフォーカスでしたが、なんとか基準値をクリアしました。糖尿病予備軍からは脱した一方で、HbA1cはまだ少し基準値外なので、糖尿病への注意は引き続きです。

しかしながら、今回唯一悔しかったのが、"尿酸"。7.0の基準範囲に戻すことは叶いませんでした。要注意(7.1-8.9)です。発作起こってもおかしくないよっていう。血糖値含めて"40代の不健康化"に歯止めをかけたってのはありますが、危険と隣り合わせの状況は変わりません。

尿酸: 高い数値の場合は、高尿酸血症といい、高い状態が続くと、突然関節痛を起こす。(痛風発作) / 基準範囲 2.1-7.0
血糖値: 数値が高い場合は、糖尿病、膵臓癌、ホルモン異常が疑われます。/ 基準範囲 99以下
HbA1c: 糖尿病のコントロールの状態がわかります。/ 基準範囲 5.5以下

■腹部超音波: 2020年から2023年まで続いた"脂肪肝"がついに"異常所見なし"に!!肝臓にべっとり付いた脂肪ともこれでさようなら!です。
呼吸機能検査: 肺活量は5.2リットルということで、2020年の数値と同じでした。(私の年齢、身長だと約4.8リットルが想定) 単純に5歳年を取ったと考えると、これも運動のおかげです。

しかし、外食がことごとくしょっぱい

血圧は引き続き、薬でコントロールです。ここは塩分ですね。この塩分コントロールって、食生活では結構大変。例えばチェーンの外食はウマくできていて、おじさんの胃袋を絶妙に刺激します。(さすがに大盛りがキツくなってきて、そこは気持ちだけ。)
なんだけど、全部、すべからく、"しょっぱい!"殺す気か!とまでは言わないですけど、塩も砂糖も味の素も、入れすぎ。バイトの子も、もうちょいおじさんを労わってくれや。規定レシピの半分か6割でいいからさ。居酒屋も含めて外食産業は見た目そのまま塩分半分っていうメニューを作ってほしいです。(ちなみに、北米なんて雑もいいところだから、ザバザバ塩をかけますからね。下手したら致死量ですよ、食べる人の体がデカいとは言え。私、ポテトフライ頼むときは塩かけるなっていつも言ってます。)

だったら、こんなん食べるなよって話でもあります。けど、食べたいじゃん!

運動は噓をつかない

冒頭の運動の話を回収すると、医者を含めてヘルスケアに関わる人たちが"適度な運動"と繰り返すのは、結局、本当にその通りですね、ということです。ただ、"ランホリック=中毒"になってケガをする可能性もあるので、次の1年は、走行距離も意図的にコントロールして。運動の内容も少し変化を取り入れるかもしれません。私の身長の標準体重、72.3kgを少し上回るくらいまでに減量できればそれでいいかなと考えています。

ちょっと不健康がちょうどいい

今回の健康診断、人間ドックは100点満点で90点、いや頑張ったから95点かな。尿酸だけ。しかし、1年で全ての数値を改善できてしまうと、こんなものかと勘違いしてしまうので、"尿酸値アウト!"は私にとっては良い戒めです。いや、負け惜しみではなく。ヘルシーな状態になろうと意識がプロアクティブになりますので。

という訳で、生ビールはまだまだ遠い、引き続き”尿酸値と戦う”おじさんです。

しつこいですけど、世の中もっと減塩になればいいのにって本気で思いますね。個人の努力だけだと、くじけちゃうから。

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