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【書籍紹介】ティール組織 フレデリック・ラルー著 その2
前回の記事は、こちらから。
前回、ティール組織を構成する3要素をご紹介しました。
セルフマネジメント(自主経営)
ホールネス(全体性)
エボリューショナリーパーパス(存在目的)
本書では、ティール組織として運営されている12社の具体的な事例が紹介されています。ティール組織とは「これに合致する組織がティールですよ。こうしたティール組織ができますよ」という定義書やマニュアルがある訳ではありま
経営者が指示命令や評価という特権を手放した会社では一体何が生まれるのか
自分が代表取締役を務める側島製罐では2020年の事業承継開始以来、組織のあり方が大きく変わってきました。古色蒼然とした老舗中小企業をみんなで立て直しをした結果、2021年に経営理念(MVV=Mission,Vision,Values)を策定、2023年に自己申告型報酬制度を導入、「社長」という役職も会社から無くすことになり、現在では従前のようなトップダウン経営から転換して、自律分散型組織のような状
もっとみる444 めちゃくちゃ面白いし、刺激を受ける。HOLIS(ホーリス)グループのティール組織。(稲田)2023/12/1
こちらの記事がめちゃくちゃ面白かったです。
役職も会議も評価制度もない。独自のティール組織を開発したHOLISに死角はないのか?
12/1~8まで無料公開の記事ですので皆様ぜひ。ぼくの個人的なテーマが「仕事を “自分ごと化” するにはどうすればいいか?」なので、興奮しながら読みました。
ぼくは仕事のパフォーマンスを上げるには「面白がること」が一番効率がいいと思っていて、そのためには個々人の興
ティール組織から考える組織と社員の関係性
どうも、斉藤 史朗です!
最近50代以降のミドル・シニアのキャリア自律について考えている機会が多いです。
副業・複業の実践・在籍出向によって自らの環境と意識に変化を与えたり、ジョブ型を取り入れることで、成果に応じて評価して、社員のモチベーションやエンゲージメントを高める等の仕掛けを考え学んでいます。
一方で制度や規律ではなく、キャリア面談でキャリアを棚卸ししたり、リスキリングを通じて新たなス
”中小企業型ティール組織”という新しい未来への挑戦
側島製罐では2021年に全員でMVVを策定したのち、2023年からは「みんなで経営 自己申告型報酬制度」と銘打った制度を導入しました。今年導入したばかりなので実際の成果などはこれからでほぼ社会実験みたいなものですが、内容としては過去の実績を評価して給与額を決めるというやり方をやめて、各自の自律性や発展性を信じて未来に先行投資する形で給与を先払いするというやり方で、正に社運を賭けた挑戦です。この制度
もっとみる「世の中の体温をあげる」Soup Stock Tokyoから学ぶこと
最近、お気に入りのVoicy番組が「耳から学ぶマーケティング」。MarkeZineというマーケティング専門誌が運営しています。マーケティングの最新トピックを短時間で仕入れられるので重宝しています。
先日、今年のイチオシ放送としてSoup Stock Tokyoの記事が紹介されていました。
離乳食の全店無償提供が物議を醸し、それに対する対応が賞賛されたという話。
今回の肝はパーパス経営。「世の
次世代型組織とリーダーシップ
「全く、今年はどんな年になるんだろうね」
友人の会話レベルであれば問題のないこの発言も、これが組織やコミュニティでとなると話は変わってくる。なぜならこの様な他力本願な思考の人にリーダーは務まらないから。
次世代型リーダーは、どの様な年になるのか、しっかりとビジョナリー型であるはずだからだ。
近年、ティール組織をはじめ次世代型を語りながらも、その組織に必須であるはずの耐性のあるリーダーシップ開