シェア
Connecting the Books
2020年8月28日 18:58
社内報の作り方創刊編の最終回は、社内の承認プロセスの整理です。この企画誰のOK取ったんだ!とならないようにしましょう。まずは手順を知る まずは確認の場面がどこに発生するか、作成の手順を知るところから始めましょう。①企画会議②ページネーション作成③取材先選定④初校⑤再校⑥念校⑦色校正⑧校了 このうち、決裁を仰ぐ場面は通常、②ページネーション作成時と、⑥念校のことが多いです
2020年8月26日 20:29
さて、各社の案が出そろいました。ここからどう選べばよいのでしょう。今回は、採用案の選定基準をご紹介します。抑えるべき3つのポイント 選定基準は、大きく分けると3つです。①予算②クオリティ③体制 まずはこの3つについて、それぞれ見ていきます。本当に予算内か?オプションを見極める 例えば1号当たりの見積提示が200万円だったとします。この時確認したいのが、提案書の内容のすべてがこの通
2020年8月22日 08:06
社内報の協力会社の決め方の第2弾。前回は、発注前の与件整理について紹介しましたが、今回はその与件を基にしたコンペ開催方法について紹介します。社内報以外にも当てはまる、具体的なノウハウですので、特に制作物の発注担当者は必見です。コンペまでの流れ まずはざっくりと流れを説明します。【コンペ開催までの流れ】 ①スケジューリング(創刊希望日から以下を逆算) ②与件の整理→オリエンシートの作成
2020年8月11日 20:37
社内報の制作において、外部の制作会社をパートナーに迎える必要があります。しかしどう選べば良いのでしょう。その前に重要なのは、何を委託しようとしているのかを整理すること。今回は紙媒体を前提に、業務範囲を工程ごとに紐解きます。作業工程を知る 社内報を作ると言っても、その工程は多岐にわたります。まずは、工程を知るところから始めましょう。企画:特集やコーナーの企画立案、ネーミング、誌面構成などを
2020年7月14日 19:27
社内報は、社内報担当者だけで作ることはできません。重要なのは、協力者の存在です。今回は、社内、社外の両方にどういうネットワークを築けばよいのかをお伝えします。部署代表、地域代表を決める まずは社内組織から。この肝は、社内の情報収集です。対外的なニュースは、リリースを担当する広報部がもっとも握っていますが、このリリースの焼き直しだけで社内報は作れません。そこで各部署に「編集委員」と呼ばれる部署の
2020年7月3日 06:04
さて今回は難題の企画の出し方。コーナー企画と、特集企画とでは少し方法論が違いますので、今回はコーナー企画の作り方(その一端ですが…)をご紹介します。アイデア=企画ではない 企画=アイデアだと思っている人が驚くほど多いですが、そうではありません。企画とは、①誰に伝えないといけないか(who)、②何を伝えないといけないか(what)、③いつ伝えるべきか(when)、④どこで伝えるべきか(wher
2020年6月26日 20:51
ページネーションを決める作業は、かなり悩ましいです。なぜなら正解がないから。但し構造的には、①構成要素、②順番、③分量の3つだけです。ここを理解すれば、ある程度自動的に決められます。構成要素を考える まずは構成です。社内報の場合、記事の性質は、ニュース記事、インフォメーション、企画記事の3つに大別できます。ニュース記事は、会社の過去の出来事を伝える記事です。この抜け漏れは、場合によっては致命
2020年6月19日 19:10
社内報の構成は、ニュース記事、告知記事、そして企画記事です。この企画記事が厄介で躓きポイントですが、社内報制作の醍醐味でもあります。今回は、その大前提をお伝えします。経営計画を理解する 企画記事とはテーマ性の強い記事のこと。例えばBRUTUSやananの特集のような記事をここではイメージしてください。表現の自由度が高いだけに、難しく迷宮入りしやすいものです。月刊誌の場合ならすぐアイデアが枯渇
2020年6月12日 07:52
社内報担当者が一番頭を悩ますのがデザインです。何が正解なのか、良し悪しとは何か。こだわっているのか、迷っているだけなのか…。ここでは紙媒体を前提にノンデザイナーが抑えるべき創刊時のポイントを紹介します。読みやすくが大前提 社内報のデザインは、エディトリアルデザインという領域に分類されます。雑誌や新聞、書籍がこれです。文章の読みやすさを第一に考えており、パンフレットや広告のように、変化に富んだ
2020年6月5日 20:06
発行目的、コンセプトに続いて決めなくてはならないのが、編集方針です。社内報を複数スタッフ、またはアウトソーシングする場合は、絶対に外せませんので必読です。コンセプトの実現が使命 編集方針は、社内報を作る際のルールブックにあたります。これを定めることで、今後作っていく社内報が一貫性を持ち、コンセプトを体現していくことができます。つまりコンセプトと切っても切り離せない関係なのです。概念的な話では
2020年5月29日 21:22
以前は紙の1択でしたが、最近はWEBが加わり、かなり複雑です。しかし、なんとなくWEBにすると失敗します。そこで今回は媒体の選び方について考えます。前提 社内報は買わない 社内報を作る際、お金を出してまで読まれるくらいのものにしろ、と言われましたが、それは理想論。実際は雑誌すら買わないご時世、社内報にお金を出す社員は、意識が高いほんの一握りの人だけです。つまり読まれない前提で考えなければなり
2020年5月21日 22:20
社内報を創刊するにあたって、明確にしないといけないもの。その骨の部分が、発行目的、コンセプト、編集方針です。発行目的が大切なことは前回紹介しました。今回はコンセプトの作り方を考えていきたいと思います。コンセプトは、個性の源コンセプトは、媒体の性格を決める重要な要素です。例えば発行目的に離職率の低下があったとします。そのアプローチの仕方はさまざまです。ある社内報は、会社がいかに楽しいかをアピール
2020年5月17日 08:20
社内報を発行しなさいと経営側から言われまして…。そういった相談のほとんどが、何から考えれば良いでしょう?というものです。一般的に社内報は、同僚とのバーベキューの写真が載るワイワイした楽しいイメージが強いようです。もちろんこの要素は必要ですが、それだけで成立しないのが社内報です。まずは社内報発行で最も大切な発行目的について考えいきたいと思います。社内報は経営ツールなぜ社内報を発行するのか。し