桜大好き日本人
桜前線も北海道に到着。
観測開始以来、最も早い発表だそうです。
そんな桜はもともと日本に自生していた花。
分類はというとバラ科サクラ属。
このサクラ属には、ウメ、モモ、スモモなどの亜族があり、その中のサクラ亜族をサクラといいます。
では桜の種類ですが何種類あると思います?
日本の桜は10種類の野生種と自然的、人為的交配によって作られて栽培品種合わせて
250種とも300種
あるともいわれてます。
その中には鬱金(うこん)、御衣黄(ぎょいこう)といった緑色の花の桜もあったりします。
また、桜を春の花だと思っていられる方がほとんどだと思いますが、実は、1月に咲くカンヒザクラや冬桜、不断桜など、秋から冬にかけて咲く桜もあるんです。
2月上旬から咲く河津桜も有名ですね。
つまり、夏以外は花見をすることが可能なのです。
まぁ、寒い日に外で花見なんてしたくないですけど(笑)
そんな桜の名前の由来ですが、これが諸説色々ありまして、
「咲く」に複数を意味する「ら」で「さくら」となったとする説
日本神話に登場する 木花(サクラ)のように美しい姫という意をもつ女神の名、木花開耶姫(サクヤヒメ)の
「サクヤ」が「サクラ」
になったとする説。
さくらの「さ」は早苗、早乙女と同じく穀霊(穀物の霊)を表す接頭語で
「くら」
は神霊が鎮座する場所(馬の鞍と同じ「くら」)を指し、
「さ+くら」
で、穀霊の集まる依代(よりしろ)を表すという説。
など、全部で13種類あります。
桜の由来に日本神話や穀霊がある事から分るように、日本人と桜の付き合いは凄く古く、日本で農耕が始った頃、桜の花を農耕開始の目安としていたそうです。
付き合いが古いだけあって桜に関する諺、名言、それ以外にも様々な桜を扱った言葉があり、桜系の食べ物も数多くありますよね。
最近は桜の季節になると和洋あわせてピンク色のスイーツが沢山出るので、それを待つのが楽しみな人も多いかと思います。
また、文学や歌の世界でも多くの作品が残されていますよね。
森山直太郎の「桜」や福山雅治の「桜坂」歌は名曲ですし、桜をテーマにしたた文芸作品も数多くあります。
そうそう、花を語るのは世界共通ですが、花の散り際も文学にしてしまうのは、日本くらいだそうです。
この辺りも日本らしいですね。
そして、日本の桜、花見も、いつの間にか世界に知られ、花見のシーズンに桜を見たり花見目的で来日する外国人も多くみられるようになりました。
日本人とは切っても切り離せない桜。
いつまでも、この美しさを大切にしていきたいものですね。
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参考資料
『桜の雑学事典』
井筒清次 日本実業出版社
『 花見と桜』
白幡洋三郎著 PHP新書
桜が創った「日本」
佐藤俊樹著 岩波新書
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