大丈夫と言われても一度疑う

誰がどういう状態で言ったかによって、「本当に」大丈夫かは変わるし、状況の変化でも「大丈夫」ではなくなることがある。

「大丈夫」を鵜呑みにした後大丈夫ではなくなった場合、困るのは自分だ。そういうことが起き得るから、常に疑うことを忘れない。

イチロー選手の「大丈夫」と中学生野球選手の「大丈夫」

は意味が違う。つまり同じ単語やセリフでも、「誰が」言うかで意味が全く異なる。「大丈夫」が口癖だったり、「大丈夫」を滅多に言わない人でも同様。

また文脈や言外の意味によっても変わる。「(その場合に限り)大丈夫」ということかもしれないし。


どういう状況だったか

余裕がある時に出たセリフか、通常状態か、余裕がない時か、ご機嫌の時か、適当な対応か、熟考の末の対応か、外面をよくするためのセリフだったのか、苦し紛れのセリフだったのか。

状況と「大丈夫」は一致していただろうか。予想が甘すぎる状況で「大丈夫」と言っていなかっただろうか。


「疑う」とは、違う可能性を考えること

「もし大丈夫じゃなかったらどうなる?」という可能性を常に考える。どういう問題が起きるか、その問題からどういう影響が出るか、今出来る予防措置はあるか、大丈夫ではない時にイチ早く察知するためには何を手配しておけばいいか、問題が起きた時に何が必要になるか。

今後のターニングポイントをあげるとすると、どこか。そこで、どこがどの様に変わるから、どういうことが予想されるか。

もし自分で予想ができないのなら、そういうことをよく見える人に聞く。「これがダメだったらどうなるんですか?」


リカバリーショットを用意する

最悪の事態を最小限に留めるためだ。どこで負の連鎖を止められるか。次はどのタイミングで「大丈夫」か確認すれば大事に至らずリカバリーできるか。リカバリーには具体的には何をすればいいか。

最悪の事態を当初から予想できていて、ある程度手を打てたのに何もしないでいるのは勿体ない。何なら、今からでも保険を用意しておいてもいい。


人は変わる、自分は変わる

時間や状況が変遷していくうちに、気持ち、考え、大事なことは変化していく。変わるのが当たり前で、変わらないでいる方が難しい。

時間は必ず動く。時間の経過により、何もしてなくても、事象が大きく変わってしまうことがある。だから事あるごとに、他人や自分の状況、物事の軌道が「まだ」大丈夫か、大丈夫から「ズレて」きているか確認する。


まとめ

信じる一方で「疑う」。「疑う」とは違う可能性を考えること。

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