グレーゾーンで生きるとは「ハーレム・シャッフル」
<文学(159歩目)>
「地下鉄道 早川書房」と同じく、アップテンポに進む虐げられた者たちの世界。
ハーレム・シャッフル
コルソン ホワイトヘッド (著), 藤井 光 (翻訳)
早川書房
「159歩目」は、「地下鉄道 早川書房」のコルソン・ホワイトヘッドさんの作品。冗長になることなく、どんどん読ませてくれます。
中篇3作品ですが、ニューヨークのハーレムでの「真面目に生きよう」とする主人公が、ファミリーの助けあいの中で手を出したことで巻き込まれていくアップテンポな展開に目が離せなくなる。
人種、貧富、性差の問題の全てがてんこ盛りで入っている。
予想通りの展開は「ドジを踏む仲間」で、これはお約束。そこからの選択がふつふつと湧く感動につながりました。
読ませてくれます。
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