色あせない素晴らしい作品集「ナイン・ストーリーズ」
<文学(224歩目)>
短篇集ですが、精読を求める作品集です。
ナイン・ストーリーズ
J・D・サリンジャー (著), 柴田 元幸 (翻訳)
河出書房新社
「224歩目」はJ・D・サリンジャーさんのあまりにも有名な作品集。柴田元幸さんの翻訳で新しく生まれ変わりました。
ちょっとませた青年期に、野崎孝さんの翻訳の新潮文庫版を読んだ。
その際には、繊細な作家とのイメージが強かった。
今回、柴田元幸さんの翻訳で再読。改めて、傑作だと感じた。
「エスキモーとの戦争前夜」
一番若かりし頃と感想が異なったのが、この作品でした。
色々な経験をして今に至っているのですが、同じくサリンジャーさんも色々な経験(戦争)等をされて執筆に至っている。若かりし頃にはつかめなかったことが、やっと脳に入った。やっと良さが心を突いてきた。
再読してよかったです。
「バナナフィッシュ日和」
今読んでみると、「西瓜糖の日々 リチャード・ブローティガン」に出遭った時に感じた新鮮さを強く感じる。
どの作品も、なんか再読すると予想できる。
短い作品の詰め合わせですが、精読しないとつかめない作品雄詰め合わせです。
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