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小説の真似事みたいなことを発信しようと思ってます。 下手の横好きで、音楽もやっていて、3ヶ月に一回のペースで、ある音楽サークルの企画として、動画をあげてます。

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  • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』

    毎週、火・木・土曜を基本に、アップします

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2023年最後の日に

はじめまして、CofCです。今日は2023年12月31日。大晦日の朝です。 明日から新しい年になりますが、私が所属している、あるアーティストの方のファンコミュニティで、Xの「鍵アカコミュニティ」があり、毎年元旦には「今年の抱負」を投稿してます。 で「2024年は何にしようか?」と考えてたのですが、思い立ち、小説を書いてみようと思い、「思い立ったら吉日」と1分でnoteのアカウントを作りました(笑) 実は、そのコミュニティの中で、あるきっかけで「ラジオ小説」(スタエフ)を作

    • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/1(火) 【第55話 仮想】

      翔の家に泊まらせてもらうことになった後、 一番風呂を勧められたが、必死に断った。 結局、父の直樹が最初に入ることになった。 そして、直樹が入浴している間に、 凛が、部屋から着替えを持ってきた。 パジャマと下着だ。凛が手渡しながら言った。   凛「寝るときブラつけないから、 ナイトブラ、持ってないんだ、ごめん」 私は返した。 裕奈「ありがとうございます。お借りします。 私もつけないですし、そもそも貧乳だから、 お姉さんのだとブカブカになっちゃう、、」  と返しながら、手元の

      • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/28(土) 【第54話 団欒】

        家に帰り、母の着替えを袋に詰めた。 凛から、洗濯物の取込みなどは、 済ませた方がいいと、言われたので、 凛を15分程待たせてしまった。   私は「待たせて、ごめんなさい」と言い、 再び凛が運転する車で病院に向かった。 病院までは好きな芸能人の話など 他愛もない話で盛り上がった。 車だとあっという間だと、思ってたが、 病院に着いたら17時前だった。   母に着替えを渡しながら、具合を尋ねると、 かなり回復したと言っている。 母から、逆に「もう良くなったから 裕奈は帰って大丈夫

        • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/26(木) 【第53話 搬送】

          翌日、学校でいつものように、翔をはじめ、 クラスメイト達と楽しい時間を過ごしている。 その時、担任の先生が私を呼んだ。 そして、廊下に出た私に言った。   「お母さんが職場で倒れて病院に運ばれた。 すぐ帰りなさい」 私は、頭が真っ白になった。席に戻り、 翔に事情を話し、帰る準備をした。 翔が病院名を聞いてきたので、 先生から聞いた病院名を伝えた。   私は先生から渡されたメモを見ながら、 スマホで検索をした。 先生が予め、行き方も調べて、 記してくれたメモだ。 病院の最

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        • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』10/1(火) 【第55話 仮想】

        • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/28(土) 【第54話 団欒】

        • 小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/26(木) 【第53話 搬送】

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          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/24(火) 【第52話 慈愛】

          私の、驚いた表情を見ながら、 直樹は更に話を続けた。   直樹「戸籍のことだけでなく、私たち家族は 翔を本当の家族だと思っている。 翔が我が家に来てからも、変わらず思って、 口にも出して、行動にもあらわしてきた。 しかし元来の優しい性格もあるんだろうが、 翔は知らず知らずのうちに、私たちの顔色を 気にするところがあったのかもしれない。   あいつの周りには人が集まることが多かった。 でもその中で自分のやりたい事をするよりは 人のやりたい事を助けるポジションをとる事が 多かっ

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/24(火) 【第52話 慈愛】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/21(木) 【第51話 真実】

          サイゼリアでの撮影が終わると夜8時だった。 翔に父親から、LINEが来ていたのだが、 仕事でちょうど近くに居るから、 車で乗せて帰ってくれることになった。   日曜日だったが今日は仕事だったらしく、 元々、翔からは撮影予定は聞いていたので、 帰りは車に乗せようと思ってくれてたらしい。   夏休みは毎日のように翔の家に行ってたので、 父親とも何度も、顔を合わせていた。 翔の父親もとても優しく、気さくな人だ。 翔の父はあと15分程でこの店に着くらしい。   それにしても、さっきか

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/21(木) 【第51話 真実】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/19(木) 【第50話 悪化】

          その日帰宅すると、母はまだリビングで 飲んだくれていた。私は台所に立ち 冷蔵庫の中のもので、適当に夕食を作った。 食べるかどうかはわかならいが、 母の分も作りラップをかけて置き、 その事を母に告げた。   私は自分の分は部屋で食べた。食べ終わり、 食器を片付けに戻ると、母はまだソファで、 ウィスキーの瓶を胸に抱えたまま眠ってた。 珍しいことでもない。   その後、そのまま部屋に戻って過ごした。 翌朝起きると母は自分の部屋に移動して、 寝ているようだ。 台所に置いてあった夕

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/19(木) 【第50話 悪化】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/17(火) 【第49話 起伏】

          暫く、翔の優しい温かさに包まれたかったが、 その日、翔は早く帰らなくてはならない事は 知っていた。 翔をいつまでも引き留めてはいけないと思い、 気持ちが落ち着かせ、翔の胸から顔を離した   そして微笑んで、翔に言った。 「ありがとう、翔。私は、もう大丈夫だから。 ほら、早く帰らなきゃダメでしょ、今日は。」 それを聞いた翔は、まだ大丈夫と言ったが、 私は大丈夫だから、と言った。   今日は楽しい事と、嫌な事が交互に訪れる、 起伏ある一日だと思った。今日の残りの時間、 楽しいこ

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/17(火) 【第49話 起伏】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/14(土) 【第48話 有名人】

          夏休みの後半2週間も積極的に動画を上げた。 新学期に入ると撮影頻度は下がるだろうから、 9月分も含め、5本撮影した。 また翔のアイディアで本編の一部を切り取った ショート動画も上げた。   8月末には登録者数が 1.5万人まで増えていた。 編集はほとんど翔がやってくれるので、 私は翔に比べれば時間がある。 その時間を利用して動画のコメントを見て、 「いいね!」を押したりコメントに 返信をしている。 そして夏休み最終日、一つのコメントを見た。   「中学の時の、あの陰キャ

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/14(土) 【第48話 有名人】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/12(木) 【第47話 夏休み】

          夏休みに入ったが、まだ流石に受験勉強を することはなく、3日間の夏期講習と、 山形にある祖父母の元へ、帰省をする以外、 決まった予定はなかった。 そのため必然的に翔と動画の撮影だったり、 打合せのために会う頻度は上がった。   打合せも初めはファミレスでしていたが、 毎回ファミレスだとお金が勿体ない ということで、いつからか翔の家で、 打合せをするようになった。 最初に家に誘われた時は、警戒したが、 驚くほど、何もしてこない。 依然として下心は感じるのだが、 とにかく動画

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/12(木) 【第47話 夏休み】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/10(火) 【第46話 企画会議】

          ファミレスでの話がかなり盛り上がり、 翌日の土曜、早速企画会議をする事になった。 場所は最寄り駅にあるカフェになった。 現れた翔は、パソコンを持ってきていた。   翔はパソコンを開いてパワーポイントで作った 企画資料を説明してくれた。昨日帰ってから、 たった一日で作りあげたらしい。 説明を聞き終わり、素直にその感想を伝えた。   裕奈「あのさぁ、ディスニーランド企画なら たぶん1日では無理だから泊まりにしようよ。 そのほうが、絶対に良い動画になるって」 私の言葉になぜか、翔が

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/10(火) 【第46話 企画会議】

          【雑談的コラム】NOBROCK TV 2024年9月7日回は本当に放送事故レベルだったのか?笑

          (1)賛否両論をまきおこした動画仰々しいタイトルですが、取り上げるのは 昨日(2024/9/7)見た、あるYouTubeでして。 私、お笑いも割りと好きなのですが、 今回はそれを題材に、課題整理の フレームワーク的な内容も入れてます。 ハンバーグまでメニューにあるような 方向性見失った、地元のうどん屋さん みたいなコラムです笑 さて、話は戻りますが、 私、決まって見るYouTubeチャンネルが 幾つかあるんですが、その中の一つに、 NOBROCK TVもありまして、 昨

          【雑談的コラム】NOBROCK TV 2024年9月7日回は本当に放送事故レベルだったのか?笑

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/7(土) 【第45話 結成】

          話題は何でもよかった。 昨日、思いがけない、翔との接点が生まれた。 それは、裕奈の中で翔への興味に繋がった。   ただ、それは中学3年以来学校生活において、 深い人間関係を避けてきた裕奈にとっては、 何の躊躇いもなく自分のテリトリーに入る、 「翔」というキャラクターに対して、 興味を抱いたというものに過ぎなかった。   翔は、どんな人間か、ということが知りたい、 ただその興味で、駅で待ち伏せのようなことを してまで、翔との接点を持った理由だった。 裕奈の質問に、翔は聞かれた

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/7(土) 【第45話 結成】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/5(木) 【第44話 待ち伏せ】

          その後、クラスメイトの事や、先生の事など、 2人の共通話題で1時間程、話は盛り上がった。   後半は、お互いの趣味の話に少し入ったが、 順番待ちのお客さんが徐々に増えてきたのと、 あと1日だがまだテスト中ということもあり、 切り上げることにした。 伝票を持って、レジに向かった。 私が奢ると言ったが、翔は譲らなかった。 そんな翔を見て、言った。   裕奈「私が誘ったんだし私が出すよ。 そんなに高いものでもないし」翔は返した。 翔「いや、いいって!ここは、俺が出すから。 また

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/5(木) 【第44話 待ち伏せ】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/3(火) 【第43話 出会い】

          その日の撮影は1時間半ほどで無事終わった。 普段の打合せでサイゼリアも利用するので、 実は、翔が好きなメニューはわかっていた。 敢えて外すのが難しかった。   撮影の裏で、翔は 「櫻井、無理して食べなくていいからな。 俺が食べるから。」と言ってた。 こうやって本人も意識していない場面で、 さりげなく見せる気遣いが翔らしいと思った。   そんな翔とチャンネルをはじめる きっかけになった夏休み前の出来事が、 記憶に甦った。 それは、期末テストが残り2日に迫った日、 学校からの

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』9/3(火) 【第43話 出会い】

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』8/31(土) 【第42話 2か月後】

          翔「さあて、裕奈ちゃん、今日10月25日は、 何の日でしょうか?」 台本はないのでアドリブで答える。 裕奈「今日、19日だけど、、妄想し過ぎて、 とうとう、カレンダーまで読めなくなった?」   翔「違うって、この動画を配信しているのが、 25日なんだって。裕奈ちゃん本当にYouTuber? でも、そんな天然な、裕奈ちゃんを 放っておけないから、僕たち、 いつもラブラブなんだけどね」   裕奈「相変わらず気持ち悪い事を言わせたら 世界レベルだよね。で、なに、25日が?」 翔

          小説『闇に堕ちにて、空に溶けゆく』8/31(土) 【第42話 2か月後】