obara@少年少女発明クラブ

情報通信会社の研究部門に約20年勤務。その後,大学に転職して教育と研究に約20年。現在は少年少女発明クラブで小学生を指導するボランティア。主にクラブでの発明工作に関する記事を紹介するつもり。時々,駄句や駄エッセイなどもup。終活中につきスキ・コメント・フォローなどはすべて無用。

obara@少年少女発明クラブ

情報通信会社の研究部門に約20年勤務。その後,大学に転職して教育と研究に約20年。現在は少年少女発明クラブで小学生を指導するボランティア。主にクラブでの発明工作に関する記事を紹介するつもり。時々,駄句や駄エッセイなどもup。終活中につきスキ・コメント・フォローなどはすべて無用。

最近の記事

今年一番の怒涛の如き一週間が過ぎた後の心境(約1,600字)

以前の記事で予告したとおり,地元の中学校と小学校でプログラミング講習を実施した。日程と内容(目次)は下記の通り。 小学5年生は初めての(?)プログラム体験であり,スクラッチを使った簡単なゲーム作りに挑戦。6年生はスクラッチ経験済みのため少し復習した後,与えられたゲームプログラムの改良(簡単なものから難しいものまで5段階)に取り組んだ。 中学生は1時限目がスクラッチの復習と,それに類似したsphero-eduの使い方。2時限目に小さな球体ロボットsphero-miniを自由

    • 今週の出来事は「発明クラブの展示会」と「山の初冠雪」

      11月2日~4日の連休は,各地でスポーツ大会や文化祭など多くの行事が開催されたと思う。 当クラブも毎年,子供達の作品(工作物や発明くふう展への出品物)を一般公開している。時期や場所は年度により異なる。 今年は11月の連休中に地元のショッピングセンターのイベントスペースで実施した。子供向けの簡単な工作(ペーパークラフト,どんぐりを使った「やじろべえ」など,製作時間5分)も用意した。 今年は3連休の2日間で150人ほどの来場者があった(去年は普通の土日開催で100人ほど)。

      • 【DIYで屋根塗装】その4:2Fベランダ下まで(Day10 - Day17)

        8月~10月の3か月間で屋根塗装(サビ取りや研磨を含む)の作業日数は29日だった。 真夏日や雨の日を除き,用事や行事の合間に作業していたので,3日に1回くらいのペース。水洗いの後や塗装後には養生期間が必要であり,毎日作業できない事情もある。 ただ,1日の実働時間は1~2時間程度。1日6時間のフル稼働で換算すると8日間くらいであり「この怠け者!」と言われてもおかしくない。 そのせいか,10月末に終了見込みだったのに,現時点では2階ベランダ下の半分(左側)まで下塗りした状況

        • 今週はスクラッチとの格闘・講義スライド作成(アニメーションあり)で終わった

          以前の記事で紹介したとおり,発明クラブの子供たちにプログラミングを教えようと準備中。 その内容として,上の見出し画像(スクリーンショット)のようなスクラッチを使った簡単なゲームを考えている。 小学生向けのプログラミング講習会に参加したときの教材を参考にした。ゲーム以外の内容(算数や理科のシミュレーション)にしたかったが,それは今後の課題とする。 命令ブロックを数個並べた簡単なプログラムながら,「もし~なら」の条件分岐や「ずっと~する」の無限ループのほか,「~したとき」の

          【エッセイ】旅立ちの秋:ススキに込めた小さな祈り

          昨日から少し遠くへ外出。 そんな機会は滅多にないので,ありふれた景色も新鮮に映る。例えば,道路脇で風に揺れるススキ(上の見出し写真)。 強い風に翻弄されるススキは自分が置かれた立場の投影か? それとも,風に乗って未知の世界に羽ばたこうと武者震いする姿なのか。 いずれにしても,空高く舞い上がった種が新たな場所で元気よく花開くことを祈る。 それは慣れない土地に移って孤軍奮闘中の我が身に送るエールでもある。  ・ススキの子 勇み身震い 空に舞う - - - - - -

          【エッセイ】旅立ちの秋:ススキに込めた小さな祈り

          【少年少女発明クラブ応用コース】本日の工作は「天体望遠鏡(ケプラー式)」

          4月からオリジナル工作に取り組んできた応用コース(小学校5-6年)は,9月末~10月初めの発明くふう展への出展と見学で前半の活動を終えた。 今日(10月12日)から来年3月までは,指導員が企画した様々なテーマに取り組む。 その第一弾は「ケプラー天体望遠鏡(倍率=17)」の工作。上の見出し画像は私が予備的に作ったものと,今日,子供たちを指導しながら一緒に作ったもの。 本来なら,レンズや筒(厚紙)などは100円ショップで買うべきところ。新しいテーマのため準備が間に合わず,通

          【少年少女発明クラブ応用コース】本日の工作は「天体望遠鏡(ケプラー式)」

          10月5日(土) 発明くふう展を皆で見学してきた:気になる審査結果は?

          本日,県の工業技術センターで開催中の発明くふう展を発明クラブの子供,保護者,指導員(合計45名)で見学してきた。 県全体で,子供達による応募数は82件,一般(大人)の応募数は15件だった。子供達の応募数には当クラブからの11件,一般の部には私の1件が含まれている。 気になる審査結果は,子供達の2作品が優良賞,2つが奨励賞に入賞した。運よく,4名の指導員それぞれが担当した作品が入賞した。 今年は特賞5,優良賞19,奨励賞5だったので,ほぼ3分の1の作品が入賞したことになる

          10月5日(土) 発明くふう展を皆で見学してきた:気になる審査結果は?

          【木工細工のカブト虫を作る】その意義を自分なりに考えてみた

          私が担当する発明クラブ応用コース(小学校5-6年)の前回のテーマは「発明くふう展に出品した自分の作品についてプレゼンする」だった。 本来なら,その内容を報告すべきところ。しかし,その日,私の興味を強く引いたのは中級コース(小学校4年)の工作だった。 - - - - - - - - - - - - そのテーマは「合板から部品を切り出してカブト虫の模型を作る」。 最初に,紙に印刷された設計図面を木の薄板に貼り付け,一つ一つの部品を糸鋸で切り出す。5mm厚のベニヤ板なので加工

          【木工細工のカブト虫を作る】その意義を自分なりに考えてみた

          2種類の段ボール椅子を工作してみた

          以前,段ボール紙を使った椅子の工作の記事をノートで見かけた。 そのときは多くの記事があったと思う。今回,改めてノートで「段ボール椅子」と検索すると60件ほどヒットしたが,直接関係あるのは数件のみ。ノート初心者なので記事検索もできない。 - - - - - - - - なぜ検索したかと言えば「段ボール椅子が必要になったから~」 体育館などフローリングの場所では,傷防止のためゴムシートを敷いてパイプ椅子を並べる。しかし,椅子を置くスペースがない場合や会場の都合で椅子が使えな

          2種類の段ボール椅子を工作してみた

          小学生の工作に対する指導の極意を学ぶ

          上の写真は前々回の中級コース(小学4年生)の工作のひとコマ。 「まいぎり(舞錐)式 火起こし器」を作り,これから火を起こそうとしているところ。木の板から,はずみ車(円盤)や火きり板(V字の溝をつけた板)などを切り出して組み立てる。 工作キットとして通販でも購入できるが,一つ一つの部品を手作りすることで,それらの構造や働きが分かるようにしている。 このテーマはベテラン指導員のKさん(小学校教員OB)の発案。この工作が終了した後のミーティングでKさんの話を聞き,なるほどと思

          小学生の工作に対する指導の極意を学ぶ

          【2024発明工夫展への道】その7(完):発明くふう展への出品

          今年4月から始めた「予備ロールへの切り替えを自動化した盗難防止ペーパーホルダ」の試作も今回を以て終了! 9月9日という縁起のよい日(実は締め切り日)に県の発明協会へ応募書類を持参した。初めてのことで募集条件を満たしているか心配だったが,問題なく受理された。 見出し画像は書類に添付した写真(試作したペーパーホルダの正面図)。手作りのため形が歪んでいたり,塗装が剥がれていたりなどの点はご愛敬。 サイズは横幅22cm,高さ30cm,奥行き24cm。ダンボールで作ったモックアッ

          【2024発明工夫展への道】その7(完):発明くふう展への出品

          家庭菜園で野菜を収穫しながらリアルとバーチャルの境界を考えた

          今朝,家の前の小さな畑でミニカボチャとミニニンジンの一部を収穫した。 カボチャは去年収穫した実の種を5月ごろに植えたもの。去年は畑の真ん中に植えたため,半分くらいのスペースがカボチャで埋まった。 その反省から,今年は畑の周囲に沿って蔓が伸びるようにした。今年は陽射しが強かったせいか,表面が白く焼けた実が多い。 ミニニンジンは今年初めて種から育てた。スーパーで売られているようなきれいな形のものは一つもない。作り方の基本も知らずにやっていることがバレバレ。 - - - -

          家庭菜園で野菜を収穫しながらリアルとバーチャルの境界を考えた

          家庭菜園でブドウ(ナイアガラ)を収穫

          今週,一本のブドウの木(ナイアガラ?)から30房ほどの実を収穫した(上の見出し画像)。このブドウの様子を紹介した以前の記事はこちら。 味見したものと,まだ収穫していない分を合わせると,一本の木から合計50房ほどになる。 同じ木に生っているため,一時期にまとまって熟した。言われれば当たり前のことだが,実際に栽培してみて気づいた。 摘粒したのに一粒の大きさがあまり大きくならなかったのが残念。間引きして房の数を少なくすればよかった? 一房の中でも,大粒の実はそこそこ甘く,小

          家庭菜園でブドウ(ナイアガラ)を収穫

          肩に止まったトンボは何を思う?

          日中の暑さは変わらないものの,いつのまにか蝉の声が消え,最近は静かな朝夕を迎えている。 今朝,何日かぶりに畑に出て野菜を収穫した。しゃがんで枝豆を一房ずつもぎ取っていたら,一匹のトンボが私に近づいて来て肩に止まった。 ときどき大きな目をクルッと回しながら,私の顔をのぞき込んでいる。そんな近くから見つめられると,気になって仕方ない。 ネットで調べると,トンボは先祖の化身だとか幸運の予兆や変化の暗示などの意味があるようだ。 スピリチュアルには懐疑的で「天は自ら助くる者を助

          肩に止まったトンボは何を思う?

          Scratch again 

          私が担当している発明クラブの応用コースは小学校5-6年生であり,2年間継続して活動する。本来ならば,2年分の工作テーマを準備する必要がある。 しかし,一部のテーマは毎年繰り返し実施されていた。同じ工作を2年続けるのは望ましくない。このため,指導委員長より「新しいテーマを提案するように」と厳命が下った。 私の専門はIT分野なので,すぐに思い付いたのが小学校でも2020年から必修になったプログラミングのこと。当時は,小学生にどのようにプログラミングを教えるかが大きな話題になっ

          【DIYで屋根塗装】その3:南側と北側の屋根塗装(Day7 - Day9)

          7月から南側と北側の屋根の塗装に取り掛かった。 7月は雨が多く,晴れた日でも余りに暑い日は作業をパスしたので1ヵ月間で作業出来た日はたった7日。なお,1日の実働時間は2時間程度(前回の記事を参照)。 屋根作業は梅雨や真夏を避けるべきというのが今回の経験で得た第一の教訓。 参考までに,第二の教訓は塗料を薄めるシンナーのこと。シンナーは塗料を薄めるほか,ハケの清掃や手や服などに付いた塗料のふき取りにも使うので,予想したより多く必要だという点。 上の見出し画面は7月末の状況

          【DIYで屋根塗装】その3:南側と北側の屋根塗装(Day7 - Day9)