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【2024発明工夫展への道】その7(完):発明くふう展への出品

今年4月から始めた「予備ロールへの切り替えを自動化した盗難防止ペーパーホルダ」の試作も今回を以て終了!

9月9日という縁起のよい日(実は締め切り日)に県の発明協会へ応募書類を持参した。初めてのことで募集条件を満たしているか心配だったが,問題なく受理された。

見出し画像は書類に添付した写真(試作したペーパーホルダの正面図)。手作りのため形がゆがんでいたり,塗装ががれていたりなどの点はご愛敬。

サイズは横幅22cm,高さ30cm,奥行き24cm。ダンボールで作ったモックアップ(模型)だが,ちゃんと動作する。その様子は下記の動画(30秒ほど)からどうぞ。

他の動画サイトとは異なり宣伝も騙しもないので,安心して左下の再生ボタンを押して下さい。

画面上に表示されたキャプションのとおり,現用ロールと予備ロールが縦に収容されている。ロールは盗難防止のため取り出すことができない(ロールの補充は横のカバーを開けて挿入する)。

予備ロール(上部)は蛇腹じゃばら構造のスライドカバーに覆われており,現用ロール(下部)に紙が残っている場合には使用できない。このように従来製品の欠点であるロールの両減りを防ぐことができる。

現用ロールの紙がなくなったときに,右下のボタンを押すとカバーが自動的にスライドして予備ロールが使えるようになる。

以前の記事で紹介したように,ロールの紙切れ検出のための光センサーが組み込まれている。現用ロールに紙が残っているときにボタンを押してもカバーはスライドせず,誤動作を防止できる。

従来の類似製品は全て機械式であり,私が知る限り電子式は本試作品が初めてである。紙切れになったらボタンを押すだけでよいので,幼児でも簡単に使うことができる。

電池で動作するが,ボタンを押したときにだけ電流が流れるように構成されており,省エネで電池が長持ちする。

今回の応募は発明クラブの子供たちやスタッフには内緒。10月の発明くふう展を皆で見学に行ったときのサプライズになる?

今回の経験で学んだことや気づいたことなどについては別記事としてアップする予定。そちらもお楽しみに,,

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2024発明工夫展への道】の過去記事(下線部をクリックして該当記事へ)
 ・その1:テーマを決める
 ・その2:従来製品のリサーチ (前半)
 ・その3:従来製品のリサーチ (後半)
 ・その4:提案するペーパーホルダはセミ・オートマチック&芯棒フレーム構造
 ・その5:提案するペーパーホルダの再検討(改良)
 ・その6:ロールの紙切れセンサーの試作


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