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今年一番の怒涛の如き一週間が過ぎた後の心境(約1,600字)

以前の記事で予告したとおり,地元の中学校と小学校でプログラミング講習を実施した。日程と内容(目次)は下記の通り。

・11月13日(水)
     10:45 - 11:35  S中学校 2年A組
     11:45 - 12:35    〃
      13:35 - 14:25  S中学校 2年B組
   14:35 - 15:25    〃
・11月15日(金)
      10:20 - 11:05  S小学校 5年
   11:10 - 11:55  S小学校 6年
   13:55 - 14:40  O小学校 5年
      14:45 - 15:30  O小学校 6年

講習の目次(左が中学生用,右が小学生用)

小学5年生は初めての(?)プログラム体験であり,スクラッチを使った簡単なゲーム作りに挑戦。6年生はスクラッチ経験済みのため少し復習した後,与えられたゲームプログラムの改良(簡単なものから難しいものまで5段階)に取り組んだ。

中学生は1時限目がスクラッチの復習と,それに類似したsphero-eduの使い方。2時限目に小さな球体ロボットsphero-miniを自由自在に動かすプログラムを作成した。

使えるロボット数の制限から1グループ5人とした。難易度の異なる5つの課題を用意し,一人1課題に取り組んだ。上の見出し写真は体育館でグループ単位でロボットを動かしている場面(前に立っているのが私)。

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小中学生への授業は初めてであり,ネットの情報と先生方からのアドバイスを基に内容を考えた。

慎重に準備したつもりが,いくつか大きなミスもあった。たとえば,小学生の講義時間(45分)を中学生と同じ50分と混同していた。本番の3週間前に気づき,慌ててスライドを見直し,苦労して作成した内容やアニメーションの一部を消去した。

他にも,ネットの情報を鵜呑みにしてプログラムを作成していたら,本番の数日前に,その冗長性に気づいて修正した。

一つ挙げると,ネットでは細かい点からプログラム作り始めていた。しかし,そのやり方では同じことを繰り返す必要があった。

その反対に,全体の大枠を作ってから細かい部分を埋めていくことで見通しよく,しかも早くプログラムできた。

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中学生の講習はグループで進めたので,生徒が互いに教え合い順調に進んだ。小学生はプログラミング経験が少なく,授業時間も短いため時間をオーバーしたクラスもあった。

その原因の一つが,数字やマイナス符号の半角/全角の混同。全角での入力は見かけ上は正しいが,ちゃんと実行されない。

ネット版のスクラッチなら数字を選択すると自動的に半角になる。しかし,子供たちのものは数年前のインストール版なので,そういうことが起きる(と後で分かった)。

一方で,予想していなかったうれしいことも。それは最難関の課題(小学生も中学生も最後の課題)までクリアした児童・生徒が多くいたこと。子供と言えどあなどるべからず!

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ともあれ,8月から準備してきたプログラミング講習が無事に終わってホッとしている。

「それが無ければ屋根作業がもっと進んだのに」という思いもあるが,真剣に取り組んでくれた子供たちの顔は忘れられない。どうか,そのフレッシュな感性を持ち続けてほしい。

帰り際に校長先生から「来年もお願いします」と言われた。その場では少し逡巡しゅんじゅんしたものの,今は私から「是非とも,やらせて下さい」と言いたい。子供達の,あの輝く顔をもう一度見てみたい。

P.S.  講習会の当日,地元のローカル紙の記者が来訪した。講習中は写真を撮り,終わった後に簡単なインタビューを受けた。週末の紙面に載ったらしいが,私は見ていない。

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