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どんな席替えにもねらいを持て!

子どもはいつも席替えを楽しみにしています

みなさんも学生のころ
楽しみだったと思います

小学校の教室の席替えは
基本的には
担任の先生によって違うことが多いです

タイミングも席替えの仕方も
全然違います

タイミングは月に一回や
日直が全員したらなど
きっちりと几帳面に決めている先生や

行事のタイミングや先生の授業によってなど
先生の目的の都合に合わせてすることや

子どもから言われたタイミングや
先生の手が空いたタイミングなど
先生の気分で行うこともあります

学期ごとに席替えという
年に二、三回しかしないという人も
聞いたことがあります

先生からすると席替えは
チャンスでもありピンチにもなります

相性の悪い子いい子というのは
必ずあります

相性の悪い子が近くになってしまい
保護者まで出てくるトラブルに
発展することもあります

新しい人間関係を膨らましたり
より友だちの和を広げることもできます

小さい社会で生きている子どもたちにとって
席はかなり重要です

苦手な人と隣近所になったら
学校に行かないや席に座らない
保護者に電話してもらう子なんて
けっこういます

そのため席替えは
先生にとってなかなか
気をつかうことです

しかし
席替えをせずずっと変えないことは
ぼくはおすすめしないです

子どもたちの人間関係が
凝り固まってしまったり
学習の様子の把握にばらつきが出たりします

また
席替えすることで
子どもたちは心機一転
新しい気持ちで学習に
向き合うきっかけにもなります 

タイミングだけでなく
やり方にもかなり様々な種類があります

先生が意図して全部作るパターン

これはけっこう多いと思います
子どもたちの個性や特性に合わせて
座る位置を考えたり
人間関係を考慮して
近くに誰がいいのか考えたりします

ぼくもそうしましたが
若手の時は
ベテランの先生や子どものことを
よく知っている先生と協力して
考えることで安心して
席替えをすることができます

席替えのたびに課題と良さを
見つけていくことで
だんだんとクラスを作ることができます

負担になりますが
子どもたちにアンケートや希望を
聞いてそれを参考にして作ることもあります

子どもたちの希望や願望もかなえつつ
先生の意図した席にすることも可能です

くじ引きで決めるパターン 

これもよく見かけますし
ぼくもたまにします

なんだったら席替えのアプリを
iPadに入れてるくらいです🤣

もちろん子どもが見えにくいなど
事情のある子は
先に決めてあげてると思いますが

これはギャンブル性が高いです

相性の悪い子がそばになることも
もちろんあります

悪いからといって
くじ引きで決めているのに
子どもたちになんの話をせずに変えると
くじ引きの意味がなくなり
子どもたちは結局先生が決めたのと
一緒じゃんと萎えてしまいます

どうしてもというときは
子どもたちに
こうこうこういう理由だから
変えた方がいいと思ったので変えますと
納得させておけばいいと思います

くじ引きだと逆に
意図していないいい噛み合わせもあります

今まで黙っていた子が
周りの班を見て、リーダーになる子もでます

くじ引きと言いつつ
先生が裏でわからないように
操作することもあります

くじ引きという公平性を出しつつ
先生の意図した席にすることは
子どもたちからの反応が変わります

クラスの人間関係が
どう席替えしても安心な時は
ぼくは席替えをくじ引きでしてしまいます

めちゃくちゃ先生の負担は軽いです

子どもたちに考えさせるパターン

これは中学生や高学年がほとんどです

中学では班長会議という場で
子どもたちに全て任せて行うということを
聞いたことがあります

先生から見えてない人間性や関係を
考慮して
先生の作るものより良いものに
なることもあります

〇〇さんは学習が苦手だから
班長の私が教えるよなど

自分たちで班のメンバーを考え
より良いクラスにするために
考えさせるそうです

小学校の高学年でも可能です

中学でも高学年でも
これを行う時は注意が必要です

自分たちの都合の良い席替えに
しようとすることが
当たり前に起こるクラスで
してしまうとあっという間に
クラスは崩壊します

子どもたちがクラスのために、と
考えれるクラスにしか
このやり方はできません

ぼくも高学年で
何度かさせたことがあります

ぼくが見えていないことを
子どもたちがよく知っています

〇〇さんは教室朝遅れて来ちゃうから
はしっこの後ろにすると
入りやすいよなど
自分たちで考えて席替えしていました

先生の負担も軽いですし
子どもたちも任せてもらえた自信や
責任感が生まれるので
クラスでできそうなときは
できるだけこのやり方で行います

また部分的に子どもたちに
任せることもあります

班のメンバーは決めて
あとは座る位置は自分たちで決めさせます

自分たちで決めるということが
子どもたちの経験にとって
とても良いと思います

他にもさまざまな方法があります 
どこかでまた席替えについては
記事にするかもしれません


席替えは
学生にとってとっても楽しみにしている
イベントの一つです

そのイベントに常に何かねらいを
持つことが重要です 

負担を軽減することも大事ですが
席替え一つでクラスは変わります

ねらいももって席替えしましょう👍

また先生たちで
面白い席替え方法などタイミングが
あればぜひコメントしていただけると
ぼくも参考にしたいと思います

よろしくお願いします🤗

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