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本棚にある本を片っ端から紹介するSeason3

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わたしの本棚、まだまだ本が詰まってるんですよ? 本棚にある本の思い出や感想を、気の向くままにつづる自分だけが楽しい企画です。 今年も電子書籍も対象にしています。 本の枕(一文目)…
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記事一覧

「わたくし、マヨラーです。」

ずいぶん久しぶりの本棚本紹介になってしまいました。 夏の間バテてた。 さて、今回紹介する…

「バルサは滝の上に立っていた。」

文章はこう続く。 「すぐ左脇に、洞窟が、ぽっかり口をあけている。」 上橋菜穂子著『闇の守…

「「おらおらおら。オレらが甘ェ顔してる間に、おとなしく出すもん出した方が身のため…

スレイヤーズ風物詩、調子に乗っている盗賊の前口上です。 どうせこのあとぶっ飛ばされるのに…

「勉強やダイエット、そして家事から整理整頓まで、なにかをやろうとしたとき、あなた…

あなたは直前徹夜派ですか?それともコツコツ積み重ね派ですか? 本田直之著「なまけもののあ…

「私が薬膳に興味を持ったいちばんの理由は、疲れやすい体質を根本から変えたかったか…

七沢なおみ著『お部屋で「薬膳カフェ」』(祥伝社、2004年) もう20年前ですか。 (まじか) …

「その日、世界北東に位置する戴国は、まだ浅い春の中にあった。」

小野不由美著『黄昏の岸 暁の天』(新潮社、2014年) プロローグから、10年。 その10年の時間…

「玉依姫と云ふ名はそれ自身に於て、神の眷顧をもっぱらにすることを意味して居る。」

八咫烏シリーズの始まりでもあり、シリーズの中でも異色なのが、この『玉依姫』ではないでしょうか。 阿部智里著 『玉依姫』(文藝春秋、2018年) この作品の原型となる小説を、阿部先生は高校生の時に書いてうっかり松本清張賞を取りそうになった(いくらなんでもこの歳でとらせるのはもったいない、と先送りになったらしい)、というのが末恐ろしいんですよすでに恐ろしいことになっているんですけど! 末恐ろしいの「末」ってどの辺のことですか!!! (望月に翻弄される民の図。) これは以前に

「「島﨑、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」」

珍しく有言実行で、早速本を買ってきました。 宮島未奈著『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社…

「この道を通ったことがある。」

はじめての場所なのに知っている気がする。 そういう感覚を「既視感」という言葉で呼ぶと知っ…

「水色というと、あなたはどんな色を思い浮かべますか?」

わたしはね、水平線の近くの透き通った空の色。 ”水”色、なんですけどね。 空の色と、水の色…

「人はどうして本を読むのでしょう?」

本当、なんででしょうね。 寺田真理子著 『心と体がラクになる読書セラピー』(ディスカヴァ…

「イギリスの首都ロンドンの中央部にあるトラファルガー広場。

イギリス王室、と聞くと、いまだにエリザベス女王を中心とした光景を思い浮かべてしまいます。…

「エドガー・アラン・ポーが「モルグ街の殺人」を発表したのは、1841年のことである。…

うん。 あの。 何度も言っているように、わたしはミステリの「なんかおもしろかった」感は覚…

「クイズです。」

しょーーーーーっじきに言いますね。 わたしこの本、電車の中で1時間くらいで読めちゃったんですよ。 んで、「なるほど、書いてあることは至ってまっとう。それにしても最近の実用書は文字が大きくて行間が広いな」と思って、そこで終わりました。 柿内尚文著 『バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身に付く36の伝わる法則』(かんき出版、2021) これ、いまでも本屋の実用書の「書き方」系のコーナーに必ずあります。 あるってことは、売れているってことでしょ。 出版から2年以上