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記事一覧
【本棚本ラジオ第66回】作家の感性がうらやましい
*今回の本*
梨木香歩著『春になったら莓を摘みに』(新潮社、2007年)
(本棚本Season1 No.41)
*日常にあるときめきを発掘する*
それができるかどうかが、作家と一般人の差なんだろうなあと、つくづく思います。
それはそれとして、イギリスの春といえば苺です。
イギリスの苺は小粒で真っ赤で、生クリームと一緒に食べるのがいっとうおいしいと思っています。
*このラジオは*
「本棚本にある
【本棚本ラジオ第65回】色っぽさとはなんぞや
*今回の本*
井嶋ナギ著『色っぽいキモノ』(河出書房新社、2006年)
(本棚本Season1 No.53)
*着姿を追求したい*
する、というより、したい。
なぜなら難しいから。
着物で「色っぽさ」を出したいのは、自分のためなのだけど、自分なりの色っぽさを見つけるまでには道のりが長いです。
そもそも、色っぽさってなんなんでしょうね。
決して婀娜っぽい感じにしたいわけではないんですよ。
難しいで
【本棚本ラジオ第64回】ファンタジーの生物論
*今回の本*
荻原規子著『グリフィンとお茶を ファンタジーに見る動物たち』(徳間書店、2015年)
(本棚本Season1 No.42)
*生物論入門*
タイトルから、ほわっとした読書エッセイを連想すると、いい意味で裏切られるのがこの本。
「物語における生物」という学問的な切り口の入り口になるのが、この本だと思います。
好き!楽しい!!
という気持ちから、
なんで?
という問いを立てて研究を進め
【本棚本ラジオ第63回】紅茶の世界を広げた人
*今回の本*
磯淵猛著『世界の紅茶 400年の歴史と未来』(朝日新聞出版、2012年)
(本棚本Season1 No.22)
*英国式紅茶のその先へ*
とりあえず紅茶について知りたい、という人は、磯淵さんの本を読んでおけば問題ないでしょう。
というくらい、この方は日本に紅茶文化を広めるために、何十年も活躍している人です。
わたしが小さい頃から読んでいた紅茶の本の多くは、磯淵さんによるものでした。
馬に乗りたい【カミーノへ行こう:本編その28】
本日の歩行:26.5キロ、7時間25分
いつも通り6:30ごろ出発。
今日はブラジル人と一緒の出発。
車道だけど、彼女のヘッドライトが強力で大変助かる。
ヘッドライトの光量、大事だな。
宿の朝ごはん7時をスキップしてスナック(と言ってもクロワッサンだけど)だけの出発だったので、「次の町でなんか食べよー」と言いつつ歩き出したのだが……
歩きはじめてから、次の町が9キロ先であることに気づく。
おー
【本棚本ラジオ第60回】紫色のティーショップ
*今回の本*
ゾラン・ジヴコヴィッチ著、山田順子訳『12人の蒐集家/ティーショップ』(東京創元社、2015年)
(本棚本Season1 No.89)
*日常から少しだけはみ出したような*
東欧の作家の本は、これしか読んだことがないような気がします。
記事を書いた時点では、この作者の本は他に日本語訳されたものがなかったのですが、今年になって何冊か出されていますので、ぜひ!
読んで!!
盛林堂:ht
【本棚本ラジオ第59回】作者の罠
*今回の本*
辻村深月、他著『神様の罠)』(文藝春秋、2021年)
(本棚本Season2 No.21)
*短編小説もいいぞ*
普段短編というか、アンソロジーを読まない人間なんですが、これは面白かったです。
基本はミステリなのかな?
殺人系ではなくて、日常の謎系なので、気楽に読めるのがよかったです。
タイトルの「神様」。
これはいわゆる「天」なのか、それとも「作者」なのか。
そんなことを考えてし