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本棚本ラジオ

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【本棚にある本を片っ端から紹介するラジオ】はじまります! 略して「本棚本ラジオ」 noteで連載中の「本棚にある本を片っ端から紹介する」のラジオ版です。 あなたのほんのちょっと…
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記事一覧

【本棚本ラジオ第68回】異国でカフェを開く

【本棚本ラジオ第68回】異国でカフェを開く

*今回の本*
群ようこ著『かもめ食堂』(幻冬舎、2012年)
(本棚本Season1 No.10)

*たんたんとした日常*
小林聡美さん主演の映画で有名な「かもめ食堂」。
その原作小説です。
わたしは映画にどっぷり浸かった人間なので、どうしても映画寄りで考えてしまうのですが、原作のほうも、あの小林聡美さんのたんたんとした感じが、文章でこう表現されていたんだと、ものすごく納得感のある作品です。

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【本棚本ラジオ第67回】異世界を遊び尽くせ!

【本棚本ラジオ第67回】異世界を遊び尽くせ!

*今回の本*
神坂一著『なりゆきまかせの異邦人』(富士見書房、1993年)
(本棚本Season2 No.9)

*遊び人レベル0の冒険*
「スレイヤーズ」シリーズの神坂先生のラノベシリーズ。
「スレイヤーズ」のリナが魔導師レベル99なら、この「日帰りクエスト」のエリは遊び人レベル0。
と、著者ご本人が言っているように、異世界で生き抜く力のない普通の女子高生の異世界探索が楽しめる、テンポのいい作品

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【本棚本ラジオ第66回】作家の感性がうらやましい

【本棚本ラジオ第66回】作家の感性がうらやましい

*今回の本*
梨木香歩著『春になったら莓を摘みに』(新潮社、2007年)
(本棚本Season1 No.41)

*日常にあるときめきを発掘する*
それができるかどうかが、作家と一般人の差なんだろうなあと、つくづく思います。
それはそれとして、イギリスの春といえば苺です。
イギリスの苺は小粒で真っ赤で、生クリームと一緒に食べるのがいっとうおいしいと思っています。

*このラジオは*
「本棚本にある

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【本棚本ラジオ第65回】色っぽさとはなんぞや

【本棚本ラジオ第65回】色っぽさとはなんぞや

*今回の本*
井嶋ナギ著『色っぽいキモノ』(河出書房新社、2006年)
(本棚本Season1 No.53)

*着姿を追求したい*
する、というより、したい。
なぜなら難しいから。
着物で「色っぽさ」を出したいのは、自分のためなのだけど、自分なりの色っぽさを見つけるまでには道のりが長いです。
そもそも、色っぽさってなんなんでしょうね。
決して婀娜っぽい感じにしたいわけではないんですよ。
難しいで

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【本棚本ラジオ第64回】ファンタジーの生物論

【本棚本ラジオ第64回】ファンタジーの生物論

*今回の本*
荻原規子著『グリフィンとお茶を ファンタジーに見る動物たち』(徳間書店、2015年)
(本棚本Season1 No.42)

*生物論入門*
タイトルから、ほわっとした読書エッセイを連想すると、いい意味で裏切られるのがこの本。
「物語における生物」という学問的な切り口の入り口になるのが、この本だと思います。
好き!楽しい!!
という気持ちから、
なんで?
という問いを立てて研究を進め

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【本棚本ラジオ第63回】紅茶の世界を広げた人

【本棚本ラジオ第63回】紅茶の世界を広げた人

*今回の本*
磯淵猛著『世界の紅茶 400年の歴史と未来』(朝日新聞出版、2012年)
(本棚本Season1 No.22)

*英国式紅茶のその先へ*
とりあえず紅茶について知りたい、という人は、磯淵さんの本を読んでおけば問題ないでしょう。
というくらい、この方は日本に紅茶文化を広めるために、何十年も活躍している人です。
わたしが小さい頃から読んでいた紅茶の本の多くは、磯淵さんによるものでした。

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馬に乗りたい【カミーノへ行こう:本編その28】

馬に乗りたい【カミーノへ行こう:本編その28】

本日の歩行:26.5キロ、7時間25分

いつも通り6:30ごろ出発。
今日はブラジル人と一緒の出発。
車道だけど、彼女のヘッドライトが強力で大変助かる。
ヘッドライトの光量、大事だな。

宿の朝ごはん7時をスキップしてスナック(と言ってもクロワッサンだけど)だけの出発だったので、「次の町でなんか食べよー」と言いつつ歩き出したのだが……
歩きはじめてから、次の町が9キロ先であることに気づく。
おー

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【本棚本ラジオ第62回】スレイヤーズの正義について語らせてくれ

【本棚本ラジオ第62回】スレイヤーズの正義について語らせてくれ

*今回の本*
神坂一著『死霊都市の王』(富士見書房、2008年)
(本棚本Season2 No.35)

*大切なもののために、世界の敵になれるのか*
語り出したらとまらない、「スレイヤーズ」シリーズの本編第一部のラストにあたる8巻なので、前半ただのオタクの叫びです。
本書の内容については、だいたい半分くらいから後を聞いてもらえれば大丈夫です。
スレイヤーズのテーマ(私調べ)である「人は大切なもも

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【本棚本ラジオ第61回】伝染する怪異

【本棚本ラジオ第61回】伝染する怪異

*今回の本*
小野不由美著『残穢』(新潮社、2015年)
(本棚本Season1 No.59)

*モキュメンタリー・ホラー*
「十二国記」シリーズでお馴染みの小野不由美先生ですが、実はホラーのほうがメインの作家さんなんですよね。
で、この『残穢』はその中でも「家で読みたくないホラー」として名高い作品です。
小野先生自身が体験したかのような、「伝染する怪異」の正体を追っていく、ドキュメンタリー風の

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【本棚本ラジオ第60回】紫色のティーショップ

*今回の本*
ゾラン・ジヴコヴィッチ著、山田順子訳『12人の蒐集家/ティーショップ』(東京創元社、2015年)
(本棚本Season1 No.89)

*日常から少しだけはみ出したような*
東欧の作家の本は、これしか読んだことがないような気がします。
記事を書いた時点では、この作者の本は他に日本語訳されたものがなかったのですが、今年になって何冊か出されていますので、ぜひ!
読んで!!
盛林堂:ht

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【本棚本ラジオ第59回】作者の罠

【本棚本ラジオ第59回】作者の罠

*今回の本*
辻村深月、他著『神様の罠)』(文藝春秋、2021年)
(本棚本Season2 No.21)

*短編小説もいいぞ*
普段短編というか、アンソロジーを読まない人間なんですが、これは面白かったです。
基本はミステリなのかな?
殺人系ではなくて、日常の謎系なので、気楽に読めるのがよかったです。
タイトルの「神様」。
これはいわゆる「天」なのか、それとも「作者」なのか。
そんなことを考えてし

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【本棚本ラジオ第58回】主人公としてのホビットたち

【本棚本ラジオ第58回】主人公としてのホビットたち

*今回の本*
J.R.R.トールキン著、瀬田貞二・田中明子訳『指輪物語 王の帰還(下)』(評論社、2002年)
(本棚本Season1 No.87)

*主人公としてのホビットたち*
すみません、前半半分は今度行くスペイン巡礼の話をしています。
本の話は後半になります。
さて、『指輪物語』最終巻ですが、これまでずっと一緒に旅をしてきたホビット4人の、「物語における役割」が非常に興味深いのがこの最終

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【本棚本ラジオ第57回】はらぺこラブコメ

【本棚本ラジオ第57回】はらぺこラブコメ

*今回の本*
有川ひろ著『植物図鑑』(幻冬舎、2013年)
(本棚本Season1 No.72)

*極上のエンタメラブコメ*
何度読んでもお腹がすく素敵なラブコメですねぇ。
有川さんの作品は、どれも読み口が軽快で、疲れることなく読めるのに考えさせられる面も多くて、素晴らしいなと思います。
普段料理をしない人も、これを読んだら料理したくなるんじゃないかしら?

*このラジオは*
「本棚本にある本を

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【本棚本ラジオ第56回】物語のちから

【本棚本ラジオ第56回】物語のちから

*今回の本*
千野帽子著『人はなぜ物語を求めるのか』(筑摩書房、2017年)
(本棚本Season2 No.44)

*人は物語に惹かれる*
喋っているうちに支離滅裂になってしまいましたが、改めて、人間には「物語」という理由づけが必要なんだなぁ、ということを説明してくれる本です。
フィクションとしての物語ではなく、「因果関係」や「理由」を説明するために、なんらかの創作をしながら生きている。
人間て

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