「高校受験は大変じゃない」なんて嘘?リアルなメンタルケアの話
高校受験はどれくらい大変なのか?
高校受験と聞くと、多くの方が「小学校受験や中学受験ほど大変ではない」と考えるかもしれません。特に、公立高校を志望している場合は、「学校の授業をちゃんとこなしていれば大丈夫」という声を聞くこともあるでしょう。
実際、周りの家庭を見渡しても、塾通いをしている家庭は多いもの、小学校や中学校の受験のような強力な親のサポートをしていない家庭が多い印象があります。
けれども、受験が「大変かどうか」というのは一概に語れるものではないなと思っています。それぞれの家庭や子どもの状況によって、感じ方は大きく異なるからです。
私の娘は高校受験生ですが、学校での人間関係や模試の結果によるプレッシャーが重なり、精神的に不安定になることがあります。そのため、学習面のサポートよりも、むしろメンタル面のサポートが求められることが多い状況です。
「大変さ」は人それぞれ
周りから見ると、「高校受験はそこまで大変じゃないよ」と言われるかもしれませんが、それが我が子にとっての現実とは限りません。
実際、娘にとっては、学校生活での悩みや模試の結果が積み重なり、プレッシャーが大きな壁となっているのです。そんなとき、親として一番大切なのは、周囲の一般的な見方にとらわれず、目の前の子どもの「大変さ」にしっかり向き合うことだなぁと感じています。
お腹が空くと悲観的になる?
特に最近気づいたのが、娘が空腹時に悲観的になりやすいことです。
これは決して珍しいことではなく、誰にでも起こりうる自然な現象です。空腹時には血糖値が低くなり、その影響で感情が不安定になることがよくあります。ですから、我が家の場合、最近は三度の食事のほかに、間食にも気を配るようにしています。
甘いお菓子に頼らず、なるべく食事に近いものを用意し、体調やメンタルを支える工夫をしています。そのおかげか 体感ですが、娘が泣いたりする回数も減っているように感じます。
ピザまんは大好物
泣くことで感情を整理する
特に酷かったときは、ひっくり返って大泣きしているときもありました。私は、「まるで幼稚園児だわ」と捉えてしまいます。
しかし、感情を表に出すという点は、大人であっても、自分の感情を整理しきれないときには自然な行動です。
娘の場合、悩んでいる時はすでに心の中でどうするべきか答えが見えていることが多いです。それでも「辛いよ!」「見てほしい!」という気持ちを吐き出したくなるときがあるようです。
そんなときは、話を聞いたり、ただそばにいるだけでも落ち着いてくるので、それで良いのだと思います。大騒ぎすることで少しスッキリして、また前を向く力を取り戻していく。それが娘のペースなのです。
こちらに余裕がないと、付き合うのは大変ですけど。
目の前の子どもを大切にするサポート
受験期は、勉強だけが焦点ではなく、子どもの心や体の健康も大切にしなければならない時期なんだなとわかりました。
だからこそ、親としてできることは、中学生でも基本は、赤ちゃんのときと同じ。「周りの成長具合と比べず、目の前の子どものペースに合わせること」。
大変さの感じ方は一人ひとり異なりますし、他の家庭がどうであれ、うちの子にとって何が必要かに集中することが、最も大切なサポートになるのだろうなと、
娘の高校受験を通して諦めのような気づきがありました。