captain0718

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マガジン

  • 大人の発達障害の部下と接したこと

    職場に発達障害の新入社員が入ってきた時から始まった日々 そこから、どう接していったかを記します。

最近の記事

帰りの車の中

言いたいことは少しあるものの 聞きたいことは何となく聞けた。 そのせいか、帰りの車の中ではちょっとした雑談で盛り上がった。 ふと思い出した 朝イチから一緒にいるけど今日薬飲んだかな? 聞いてみたら前日とこの日は薬を飲んでないそうだ。 なんか変化あるかも聞いてみたら 特に何もないけど、薬を飲んでないことに罪悪感を感じ、落ち着かないらしい。 この時は 「へぇ~…」くらいしか思わなかった。 その後、少しでも長く一緒にいて1人になる時間を減らすため ちょっと(結構)

    • 死のうと思った理由を聞いてみた

      2人で仕事をサボって行くあてもなく車を走らせた。 行く先についてはめちゃくちゃ考えました。 喫茶店など飲食店に行って そこでまたイーー!! ってなるのもアレだし かといって 2人きりでドライブするのも Pからすれば気が重いのかなとか もしかしたら、俺といること自体がストレスになっているのでは… でも、とてもじゃないけど 1人にはできない。 それは上司としてとかではなく 同僚とか友人として 若しくは、家族として。 俺は組織という言葉は好きではない。 必ず「職場

      • 数日後の大きめの事件

        Pの勤務態度に変化はなく 本当に良い薬だったんだなと思ってました。 2種類の薬を服用してから2ヶ月くらいたった頃 いつもの挨拶が聞こえない。 朝礼時間を過ぎても、Pは出勤していない… 寝坊したのかな? 珍しいな~ と思い、電話してみたが応答がない 数回電話を掛けてみたが出ない… 寝てるのなら、電話で起きるはずだが Pは酒を飲まないわけではない。 ただ、飲み方を知らないので 甲類の焼酎を飲むようだが 家ではストレートでラッパ飲みするらしい。 そして、何故か

        • 予感が的中してしまった…

          カフェで俺が言いたいこともいえず なんとなく雑談で終わった。 言いたいことも言えずというか 言っていいのかの善し悪しに迷った もしかしたら、酒の力を借りて話せるかもしれない… そう思い 居酒屋に行かないか? と誘ったが、Pは真面目なので酒を控えているし、そういった席には行きたくないとキッパリ断られた。 そこも奢ると言ったんだけど… 仕方ない…。 翌日の朝 昨日、処方された薬を服用したようだ。 その日の朝も、きっちり40度のお辞儀とともに出勤してきた。 おは

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        • 大人の発達障害の部下と接したこと
          0本

        記事

          ダメかなこれ…

          出勤自体は普通だった。 おはようございます。 きっちり40度くらい頭を下げるいつもの挨拶 動きは非常に硬い。 アスペルガーなどの特徴の一つらしい 緊張は無いみたいだけど、毎日の挨拶が新入社員のようだ。 おはようと返して顔を見たけど 傷が気になる。 俺はいつもと変わらない様子を装い 仕事の割り振りをした。 Pからのアクションによって対応しようと思っていた。 現場へと見送る。 「大丈夫かな…なんか言いたいこととかないかな…」 そう思いながらも、デスクに戻ろうとし

          ダメかなこれ…

          上司パニック

          薬を服用するようになり テキパキと動くようになったし 仕事の話や雑談 ちょっとエロい話にも耳を貸すようになったり 混ざるようになってきた。 混ざるといっても、Pに話を振ると乗ってくるといった感じ。 それは今までで、ほぼ見せたことがない姿だったので凄く嬉しかった。 そんな平和は2週間くらいしか持たなかった。 立場上ひとつ上の上司 何を思ったか、皆と話がしたいと言い出し 1人づつ面接的に話をすることになった。 彼は普段はこの職場にはおらず 本社にいる。 Pについても

          上司パニック

          どこに対象の施設があるのか 俺は施設では何をするのか その後、どういった動きになるのか 収入面はどうか など、Pにも分かりやすく資料を作った スマホさえあれば、なんでもわかる 便利な世の中だなと改めて思った。 30ページくらいになったけど 文字が多いとそれだけで拒絶しそうなので 絵やグラフに変えれるものは全て変えて、10ページくらいにまとめた。 翌日、Pが出勤してきたので早速 「やっぱ辞める気持ちは変わらない?」 から会話を始めた。 すると 「いえ!もうちょっと頑張

          仕事を辞めたい報告

          喫茶店を飛び出したので 俺は職場に戻りました。 Pは、本来なら無断欠勤みたいなもんだけど ま~いいか😅 と思っていたら、Pから電話があった 「仕事を辞めたいです」と。 今までも何人か辞めたいと申し出て 実際に辞めていった者もいる。 そういった者が現れた時 引き止めもしなければ 辞めることを推奨することもしません。 ただ、先の事を真剣に考えろとは言います。 収入と支出のバランスが取れるのか? 仕事内容は向いているのか? など ただ、Pの場合は話が別だ。 ちゃん

          仕事を辞めたい報告

          一緒に通院

          目に余るほどのネガティブ 職場でも悪影響を及ぼさないとは言いきれない状態に業を煮やし、医師に電話で相談したところ 「Pと一緒に病院に来て、話を聞かせて欲しい」 との事だったので行ってきた。 最近のPの発言などについて色々と報告をした。 その時の医師の指示はこれ 「気付きを促す薬が強いようなので、その部分を抑える薬も併せて処方する」 コンサータに加えてデパケンも出すとのことだった。 ぶっちゃけ、これらの薬がどういった効果があるのかは全く分からなかった。 ググッても、

          一緒に通院

          通院開始から…

          時を進めます。 通院を開始してから、何か改善されたところはあったのか? 何もなかったです。 逆に、Pのネガティブ思考が異常に強くなりました。 「自分なんて…」 「分からないんですよ…」 仕事は根性論ではないけど これまでは、必死に職人に食らいついていくような印象があったけど すぐに諦めるようにもなった。 通院を始めてしばらく経ってからは、こんな感じが続きます。 Pは家にいても一人 特に遊びにも行かないし、そんな友達もいない。 誘っても来ない(奢るって言ったら来

          通院開始から…

          通院を開始した

          最初は週一 朝から始まるので、休みを取らなければならない。 この点については、本社とも話し合い 可能になった。 何せ通院だからということで。 翌日、何をやったのか聞いてみた。 Pが言うには 何人かで輪になって椅子に座り 出されたお題目について話し合いをする。 その際、議長というか司会進行のようなものを指名されるらしい。 Pは初めてだったので、それにはならなかったようだし、その事については安心したようだ。 何か発言をしたかと聞くと 一応は発言はしたが、進行役から あ

          通院を開始した

          心療内科に通院する、させること

          医院長と話をして、これからPがここで何をするのかを自分が感じたそのままで書きます。 ワークデイケア この言葉を聞いた第一印象は 「え?介護?」でした。 うちの爺さんがデイケアサービスを使っていたので、単純にそう思った。 なんで介護受けるんだろう? それは違った。 簡単に説明すると あるお題目についてグループを作って調べ その結果を発表したり グループで「その人」について話したり 何かの議題を討論することによって、適応能力の向上を図ったりするものらしい。 Pの場

          心療内科に通院する、させること

          通院開始へ

          行く心療内科は決まっていた。 地域ないでも、数箇所しかこういったプログラムがあるところはなく 臨床心理士さんからの勧めもあった所。 Pは「俺」と「わたる」以外にはカッコつける事が多々ある。 言葉は悪いが 「出来もしないのに」ただ自分が先輩というだけで、そういう行動・言動に走り 結果、後輩からも見下される。 それでも先輩風を吹かすから、ウザがられる。 「できないことは『できない』」 「知らないことは『しらない』」 とちゃんと言えと伝えてはいるけど、一向にその気配がない。

          通院開始へ

          親御さんへの説明

          自分も子供がいる。 まだ学生だ。 もし、学校から 「あなたのお子さんは発達障害かもしれない」 なんて言われたらどうよ? しかも 「なので心療内科への通院をお勧めします。」とか。 物凄く複雑な気持ちになると思う。 多少の怒りも込み上げてくるかもしれない。 どう伝えようか… ただ、少しだけ怒りを買わない希望はある。 Pの親御さんも 「この子、なんか違う」 と、気づいていたかどうか。 動きのぎこちなさ 言葉のチョイス 難しいことに直面すると固まってしまうところ

          親御さんへの説明

          まずは本人と話し合う

          翌日、Pと話し合った。 Pに作成させたものについてと 作らせた意図について説明した。 昨日、Pに作らせたものと 見本を並べた。 やはり大きさは半分だ。 俺「どっちがPの作ったものか分かるか?」 P「え~っと…(自分で作った方を指さして)こっちです。」 俺「そうだな。見比べてどうだ?」 P「小さいです」 俺「なんでこうなったか分かる?」 P「採寸を間違えたと思います。」 俺「昨日の手順を説明した時に、見本出してこいって言ったのに、なかったでしょ?だから作るものの大きさが

          まずは本人と話し合う

          出来上がりに驚く

          見本もあるし、自分で作ったやつだし できないわけないだろう と、思っていた。 これは自分だけじゃなく、他の職人も 多分、これを読んでる人も。 中には、発達障害の人と関わっているかもしれない。 そういう人には想像がつくのかなと思う。 今回、作らせたものは 長さ30cmくらいの釣り針のようなもので材料は直径6mmの丸鋼 このくらいの太さなら、炙ったりしなくても、簡単に手で曲げることができる。 事務所に戻って10分後 気になって1回目の覗きをしに行く。 この時点で驚い

          出来上がりに驚く