死のうと思った理由を聞いてみた

2人で仕事をサボって行くあてもなく車を走らせた。

行く先についてはめちゃくちゃ考えました。

喫茶店など飲食店に行って
そこでまたイーー!!
ってなるのもアレだし

かといって
2人きりでドライブするのも
Pからすれば気が重いのかなとか


もしかしたら、俺といること自体がストレスになっているのでは…

でも、とてもじゃないけど
1人にはできない。

それは上司としてとかではなく

同僚とか友人として
若しくは、家族として。

俺は組織という言葉は好きではない。

必ず「職場」と表現する。

「組織」って
「階級社会」「縦社会」
っていうイメージ

上意下達 下意上達

上から下  下から上

もちろん、これで上手くいく組織もあるでしょう。

形で言うとピラミッド型


俺の中で「職場」の形は円・丸です

中心に上司がいる訳ではなく
その都度、その状況に応じて変化する。

もし、円からはみ出そうな人がいたなら
みんなで助け合う

それが理想だし
「職場」はそうありたいし
こういうものを作りたい。

上司となった今
これを目標にしている。

その一つとして大切にして欲しいのが
「挨拶」です。


Pは今まさに円からはみ出そうとしている。
もちろん、無理に引き戻そうというものではない

その円から出たいなら
それに向けて職場としてバックアップしたい。

きちんと戻りたいなら
それについても、しっかりサポートしたい。


車を走らせながら色々と考えていた

小一時間くらい車を走らせたけど
その間、会話はほとんどなかった

気がついたら
景色のよい場所に到着していた。

エンジンを止めて外に出ると
Pも自然と車から降りてきた。

少し間を開けて
ストレートに聞いた

「なんで死のうと思った?」

この問いに、Pはこう答えた
「自分なんていなくていいんです。それに気付きました」

その感覚、分からなくはない
上手く行かない時とか
それだけじゃなく
なんとなくそう思うこともなくはない

例えばそれが仕事だとしたら
「自分なんていなくていい」とは
その職場内の話であって

他の職場では求められるかもしれないし
家族・友達など

その全てから必要とされていない訳ではない

なので
「具体的に何から必要とされてないと思った?」
と聞いてみた。

P「仕事ですね…」

俺「じゃあ家族は?お父さんお母さんもPのことを必要としてないの?」

P「それは分かりません」

俺「だろ?俺はPは必要だよ。じゃなかったら今もわざわざ仕事サボってゆっくり話す時間をとる必要ないよね?」
「Pの両親もそう。必要だし可愛いと思うから、帰省した時にご飯作ってくれたりするし、就職するまで育ててくれたんじゃない?」
「必要とする人がいるから、死のうと思ったらダメだぞ」

P「…」

このPの沈黙はなんなのか

Pは難しい例え話や、矢継ぎ早な質問は
苦手だ。
理解できなくて考えているのか
納得したのか…

とりあえず、車に戻り
今日は休んでいいと伝えた。

ついでに2人でどこかに遊びに行くか?

と提案したが
やはり拒否されました😭


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