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編地直送!

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編集者自身の声で、作品への思いを語っています。編集の裏話や苦労話など、ここでしか聞けないことが満載。読めば、作品が10倍楽しめます!
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『「選択的シングル」の時代』|こんなフラットなシングル論を待っていた!!(編集者・関 美菜子)

『「選択的シングル」の時代』|こんなフラットなシングル論を待っていた!!(編集者・関 美菜子)

「日本にもこの本を必要としている人が絶対にいるはず!」

ーー今日はよろしくお願いします。早速ですが、出版の経緯をお聞かせいただけますか?

関 よろしくお願いします。私は社会人10年目、文響社に来て4年目なのですが、転職して編集者になったので、文響社歴=編集者歴なんですね。

また、扱うジャンルが翻訳書ということで、転職1年目は宝探しのようにひたすら海外の書籍をチェックしていました。

その中で

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100年前の伝説講義が蘇る!時空を超えた「人生の本質」。【編地直送!#1】

100年前の伝説講義が蘇る!時空を超えた「人生の本質」。【編地直送!#1】

『人生、何を成したかよりどう生きるか』内村鑑三
【2月18日(木)発売】今こそ読むべき古典
日本を代表する思想家・内村鑑三が100年以上前に行った伝説の講義『後世への最大遺物』が現代語訳で復刊。編集は野本有莉。『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』等も手掛けたヒットメーカーである。編集者が生の言葉で、新刊を多角的に紹介する。

編集者の情熱が、古典を照らすーー今日はよろしくお願いしま

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『性の歴史』/欲望、偏見、そして愛。人類「性」の1万年史【編地直送!#2】

『性の歴史』/欲望、偏見、そして愛。人類「性」の1万年史【編地直送!#2】

堂々とレジに持っていける本にしたいー出版の経緯をお聞かせください。
(平沢)はい!よろしくお願いします。始まりは、翻訳書の仲介エージェントの方からのご紹介でした。原著は、『TEN THOUSAND YEARS OF SEX(性の1万年史)』というドイツの作品になります。それが韓国で翻訳されて売れているという情報をいただきました。

ーなかなかセンセーショナルな内容ですが、率直にどう思われましたか?

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新刊『泣ける日本史』/苦しみぬいた人の言葉こそ、生きる力に溢れている。(編集者 曽我彩)

新刊『泣ける日本史』/苦しみぬいた人の言葉こそ、生きる力に溢れている。(編集者 曽我彩)

日本史の教科書を読んで「泣いた」ことがある人は少ないだろう。いわゆる「日本史」は大抵、英雄や政治家のサクセスストーリーだ。だがその陰には人知れず流れた無数の涙があり、そこにこそ人間ドラマがある。この冬、その涙に注目した『泣ける日本史』という全く新しい歴史書が誕生した。描かれるのは、過酷な状況を懸命に生きた偉人たちの人生だ。彼らの生き様は、今を生きる私たちに何を語りかけるだろうか。

(語り手)編集

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