法は暴力を担保とする-本郷和人「日本史を疑え」
実は、オーディブルで、この本読んでたんだけどさ。
この本は、オーディブルで聴けるんだね?
そうなんだけど、あまりに気に入ったので、古本も注文した。
だいぶ、気に入ったんだね。
日本史の捉え方が、本郷和人さん流で、非常に面白い本だよ。
で、紙の本が届いてから、本格的な書評を書くとして、今回は、イントロダクションなんだね?
そうだよ。楽しみにしててね。
で、今回は、「法は暴力を担保とする」だったね。
たぶん、本書で、書いてあることだと思う。オーディブルからの聴き取り筆記だけどね。
間違えている可能性もあると?
そうなんだ。あくまで、聴き取り筆記だからさ。
で、なんでこんなのに反応したの?
法をおさめた者として、はっとしたってところかな。
「法は暴力を担保とする」かー。
たしか、御成敗式目のところで出てきたんだけどさ。
うん。
法の本質をズバリついた、すごい見方だなーと感心したわけよ。
そうだね。現代の日本で、暴力って何かなぁ・・・。
たとえば、刑罰。
まあ、暴力だね。
たとえば、警察。
警察を暴力呼ばわりするの?
たとえば、検察。
検察もかー。
たとえば、裁判。
裁判もかよ!?
たとえば、強制執行。
まあ、暴力だね。
まあ、他にもあると思うけれども、「法は暴力を担保と」しているよね。
良く考えたら、鋭い指摘だね。
国家権力自体、一種の暴力ともみれる。
国家権力も暴力ね・・・。
まあ、深いわけよ・・・。
国際社会に転じてみれば?
たとえば、軍事力や、核抑止力とかだね。
国際法も、結局「暴力に担保され」ているのか・・・。
日本人は平和ボケしてるけれど、そういう現実があることは、意識しておかなきゃならないよね。
今回もためになったよ。紙の本が届いてからの、本格的な書評を楽しみにしてるね。
おう!了解!!(笑)