見出し画像

名著の読み合わせで疑問氷解?!金森将「バタ足ノンデュアリティ」雲黒斎「もっとあの世に聞いた、この世の仕組み」

名著の読み合わせで疑問氷解?!金森将「バタ足ノンデュアリティ」雲黒斎「もっとあの世に聞いた、この世の仕組み」

 今、あなたが会社にいるのなら、家はありません。ご家族のことを思い出していなければ、そのときにはご家族も存在しないんです。ガレージにある車も存在しない。すべてはあなたの中に湧きあがったときのみ存在するんです。

 見えた、聞こえた、におった、味わえた、触れた、思った、そのときにのみ存在するんです。

 それなのに、人はわざわざ「記憶」なんて言うものを使って、それがあるように錯覚するんです。

金森将「バタ足ノンデュアリティ」より

金森将「バタ足ノンデュアリティ」は、非常に名著だから、アナタも読んでみない?ってお誘いなんだけどもね。

どこらへんが名著なの?

たとえば、上の引用文で言えば、「あなた」という言葉を使ってるよね。

でも、よく考えたら、ノンデュアリティ(非二元)だと、「わたしがいない」になるから、「あなた」っておかしくない?

そうなんよ。本当はおかしい。でも、ノンデュアリティは、そもそも言語化できないものだから、そこで、誤解を恐れずに、「あなた」という言葉を使うところが、非常にわかりやすくて、ボクは腑に落ちるんだけどもね。

最終的に、「あなた」が、「全体」と合一して、消えればいいだけだもんなー。

今までのノンデュアリティ・スピーカーは、そういう表現を避けがちだと思うんだよね。別にボクも、そんなに本は読んでないから、よくはわからないんだけどさ。

だから、気に入ってるんだね。

うん。本書は、そんな感じなので、本書で、ボクのノンデュアリティが安定したのも、気に入った点の一つだ。

感覚に、知識的な裏付けがなされたからかな?

ところで、上の引用文章、ちょっとよくわかりにくくない?

ところで、上の引用文章、ちょっとよくわかりにくくない?

うーん、思い出したときに家族は存在する、みたいに書きながら、記憶が錯覚を生む、みたいに書いているよね。

ここ、一見矛盾しているように見えない?

見えるね。

じゃあ、金森将さんは、ウソを言っているの?

なんだよー、ウソ言ってたのかよ、こんな本。もう読まねえ!(怒)

早とちりしなさんなって。言語化できないノンデュアリティを言語化しちゃってるから、一見矛盾しちゃってるんだよね。ここは、実は全くウソでも矛盾でもないんだよ。

もう一度、あの名著、「もっとあの世に聞いた、この世の仕組み」を読む。

 「今とともにある・・・。それは、どうやって?」
 
 「だから! 何度も話していいるじゃないか。意識を「思考の次元(幻想世界)」から「体感の次元(現実世界)」に合わせるんだよ。

雲黒斎「もっとあの世に聞いた、この世の仕組み」

雲黒斎さんの名著「もっとあの世に聞いた、この世の仕組み」と読み合わせると疑問は氷解する。

「思考の次元」と「体感の次元」?!

これは、「いまここ」の「いま」の捉え方に関するものなんだけどさ。

うんうん、それで?

つまり、さっき一見矛盾してたのは、前者(家族の話)が「体感の次元」を話していたのに対して、後者(記憶の話)が「思考の次元」の話をしていたわけさ。

なるほど~、次元の違う話をしていたのね。

記事が長くなったので、詳しく書かなかったけれども、もっと詳しく知りたいかたは、本書(本当に名著!)を買って読んではいかがでしょう?

⇧上のリンクを使えば、面倒臭い検索いらず。リンクを活用してみては?古書へもアクセス可能!二冊とも、実に名著!!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?