韓国で50万部超、パク・ソンヒョク「勉強が面白くなる瞬間」読後感
前回↓は、読んでる途中で記事を書いた。今回は読後感である。
韓国で50万部超、パク・ソンヒョク「勉強が面白くなる瞬間」読後感
韓国には、SKY(スカイ)という大学の略称がある。ソウル大学、コリョ大学、ヨンセ大学の三つだ。
このSKYは、超難関で、合格率が1%以下しかないらしい。
著者は、ソウル大学法学部とヨンセ大学の経営学部、トンシン大学韓医学部の三つだけ受けてすべて合格した
という、信じられない経歴を持つ、韓国受験界での大成功者だ。
その彼が、8年もの歳月をかけて書き上げたのが、本書である。
・・・という経緯からして、韓国のお受験のハウツー本的な性格を持つことは否めないが、
著者は勉強一般について書いているみたいだ。
この本には、勉強について色々なことが書いてあるが、
その極意はなにか?
ボクが思うに、エピローグで恩師について書いた、この箇所が結構、それを言い表している
と、なんとなく感じた。
どうだろう??
この箇所に本書の勉強の極意らしきものが書いてあるのではないか?という感じを受けた。
つまり、点数を単に追うだけの勉強をするのではなく、
「一人前の人格者」になるために勉強し、人間として成長する、それが、一番の「近道」である。
これ、極意っぽくない?(笑)
恩師が言っているという箇所でもあるし、この著者が心の支えにしてきた言葉ではないか?と思うのだ。
結構ボクが、しびれた考え方だった。
ボクは受験時代にここまで考えて勉強していただろうか?疑わしい。
ひるがえって、今の自分をみるに、やはり、
なんで勉強しているの?と問われたら、今なら言える。「一人前の人格者」になって人間的に成長するためだと。
これが、ボクがこの本を読んで、学んだ、一番のことだ。
そういう意味で、本当に、「お受験」にとどまらない良書なので、皆さんに勧めたい!