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連載④【ダウンシフト】第2章: AIで置き換えが効かないもの

ダウンシフトとは

本連載においてダウンシフトとは
過度な労働や物質主義から抜け出し、ゆとりある生活を取り戻す活動
と定義し、話を進めていきます。

章立て

本連載では以下の章立てで話を進めていきます。

第1章  加速する世界であえて減速する
第2章  AIで置き換えが効かないもの
第3章  自分の物差しを持つ
第4章  才能について考える
第5章  自分にとってのダウンシフトを考える

第1章  加速する世界であえて減速する

1.1.技術革新と加速する世界

1.2.SNS疲れと向き合う

1.3.生産性疲れと向き合う


第2章 AIで置き換えが効かないもの

2.1.AIにできること、できないこと

第2章では、AIで置き換えの効かない人間の能力に注目していきます。

AI(Artificial Intelligence)は、人工知能を意味しており、実は1950年代から研究されてきている技術です。

総務省の平成28年版 情報通信白書 人工知能(AI)研究の歴史によると

1950年代後半~1960年
  決められたルールで問題が解ける
   (単純なルールのもののみ扱える)
1980年代〜
  専門知識を利用して答えを出せる
   (自分で情報を収集できないのが難点)
2000年代〜
  大量のデータを分析し、ルールを見つける

となっており、生成AIの登場前だけでも3度のAIブームを経ています。そして、現在の生成AIブームは皆さんも知るところかと思います。

1996年にはIBM社のスーパーコンピュータ(Deep Blue)がチェスの世界チャンピオンを打ち負かすというレベルまで進化したというのは当時かなりの驚きでしたが、昨今では人間と会話するかの如く、様々な情報や知識を生成AIから引き出すことができるようになりました。

今後もAIの発展により我々の生活は益々便利になっていくことでしょう。

一方で、AIで置き換えが進む仕事も出てくることも予想できます。

とりわけ、手順が決まっていることや、論理的判断はAIの得意分野です。

そう遠くない未来に、事務作業や製造現場でAIが活躍していても不思議ではありません。

そう言った観点からも、AIで置き換えが効かない能力を高めておくと今後有利になる可能性が高いです。

それではAIで置き換えが効かないもの、即ち
人間だからこそできることについて考えてみましょう。

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