垣澤らくだ

砂丘町で暮らす、おばちゃんラクダです😊

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最近の記事

19.夏の終わりのリスタート

先週の中秋の名月、当地は本当に良いお月夜でした。 空気はまだねっとりと暑く、熱帯夜でしたけれど、虫の音が響く戸外でしばし月に見とれていました。 実のところ猛暑に加えて、この夏降りかかってきたあれこれのせいで、心身ともにかなり萎びていたのですが、月を眺めているうちに、少しずつ蘇生するような感覚になりました。 思うように進まない仕事も 解決の糸口が見えない近しい人の悩みも 再発した体の不具合も ………… 今すぐ何とかしようと頑張らなくて大丈夫だから のんびりゆっくり一歩ずつ

    • 18.“確定”したら、私のカタチが見えてきました

      私が一念発起してパソコン教室に通い始めたのは、再就職を考えるようになった40代の半ばです。 当初、WordとExcelの基礎の基礎だけ教わったら(パソコンと言えばこの二つとインターネットしかないと思っていて)、さっさとやめて、あとは仕事を見つけてから自力で覚えていけばいいや、と考えていました。 ところが私の入ったのは、とにかく“ゆっくりやさしく"がモットー、生徒の大半はどうやら趣味の習い事として通っているらしい中高年という、いたってのどかな雰囲気の教室だったのです。 入

      • 17.あの日、頂上でかけてもらった言葉は、私のトレッキングポールになりました

        毎度のことながら、オリンピックの中継についつい見入っていました。 10年選手の我が家のテレビは、だいぶんくたびれてますが、青く高いパリの空の色も競技の様子も、十分に美しく映して見せてくれました。もうすぐ始まるパラリンピックを見るのも楽しみです。 そういえば小さい頃は、スポーツ中継を見た後、興奮冷めやらぬまま自分もあのアスリートのように走ったり跳んだり回ったりできるような気分になって、家の階段の上の方からジャンプしたりしてたなぁ。 きっとこの夏以降、またたくさんの子どもたち

        • 16. 25回目の8月6日に

          短いnoteです どうしても今日書いておきたいと思いました 息子が生まれたのは24年前の今日 それからこの日は、それまで以上に特別な日になりました 小さな命も、老いて病んだ命も、か弱い命も、皆で力を合わせて、大切に大切に守り育むことを選んだからこそ、ヒトは生き延びてここまで来たのだと思い起こす日 広島で、長崎で、沖縄で、日本中で、世界中で、言いようのない痛みを被ってきた方々が、言葉を振り絞り、声を上げてきてくださったからこそ 世界は辛うじて形を保ち、私たちは今生きていら

          15.手話と出会って、未来の夢が生まれました

          10年前から学び始めた手話のご縁で、私は今、一週間に一度、地元の聞こえない、聞こえにくい人と一緒に活動し、情報提供などの生活支援をする仕事をしています。 (近年は聴覚障がいのある方をこのように言うことが増えてきました) 支援スタッフは、その日その場に集まった方々と一緒に、昼食をはさんで、体を動かしたり手芸をしたり、いろいろな活動を楽しみながら、健康や行政、防災などの暮らしに関わる情報を伝えています。 その活動を通じて、本当に貴重な経験をたくさんさせてもらっていますが、残念

          15.手話と出会って、未来の夢が生まれました

          14.あの日、あの教室で

          Yちゃんがクラスにやってきたのは、中学三年生になって間もなくのこと。 すらりとして手足が長く、くせっ毛のショートヘアにクリンとした瞳。 初めて見た時、外国のお人形みたいだなぁと思いました。 どういう事情で中三になってから転校してきたのか、クラスの情報網に加わっていなかった私には全くわかりませんでしたが、数日たつと、周りのどの子もYちゃんから少し離れて様子を窺うような雰囲気が生まれているのに気づきました。 昭和50年代の教室は、たいていどこも定員いっぱいで、余分なスペース

          14.あの日、あの教室で

          13.経過報告です

          この週末はnote無理かもと思っていたのに、やっぱり開いてしまいました。 行動を習慣化するのに必要な時間は平均66日と何かで見たのですが、3か月目に入ってようやく私も"週末note"が身に着いてきたのかな? そう思って内心にんまりしたところで、慌てていかんいかんと頭を振りました。 何でもかんでもすぐにミッションにして、達成度を自分で採点しては一喜一憂を繰り返しているうちに、自己評価がとめどなく下がっていく、という負のスパイラル。 これこそが、何よりも骨身に染み付いてい

          13.経過報告です

          12.だから、もう私に花はいらないんです

          始まりの記憶は、花模様のワンピース。 花柄の服ってなんだか落ち着かないと、小さい頃から感じていました。 だから私は、着るものも文房具も自分から花柄を選ぶことはまずなくて、ついでに言えば華やかな色味のものや、キャラクターものもほとんど持っていませんでしたから、ずいぶん地味な感じの子どもだったと思います。 そのまま大人になりましたが、それでも花は人の目と心を楽しませてくれるものだとずっと思っていました。 さらに言えば、"花のある暮らし"は女子のたしなみ、みたいな意識がどこかに

          12.だから、もう私に花はいらないんです

          11.感じて、思って、そして時々考える

          ここ数年、夏の暑さと冬の寒さをしのぐのは大仕事だなあと感じるようになりました。 もちろん地球規模で気候が変わりつつあるのが最大の問題と承知していますけれど、それにしても、夏ってこんなふうに身構えて迎え撃つような季節ではなかったはずなのに、やっぱり年のせいだよね…という自覚がわいてきます。 まあそれでも、体がついていかなくなるのは、自然の摂理と思って納得するしかなく、ささやかなアンチエイジングなども試したりしながら、ゆるゆると受け入れています。 一方で心の方はと言うと、体

          11.感じて、思って、そして時々考える

          10.きみが一緒にいてくれたから、言葉がたくさん生まれたよ

          noteを始めて2か月になりました。 のんびりゆっくり続けさせてもらっています。 記事をひとつ書き終えると、ささやかな達成感を味わえて、そればかりか時たまスマホがぽんと鳴り、遠くの誰かが「受け取りましたよ~」と知らせてくださる。 こんな予想外の幸せまでいただけるなんて本当に有難いです🙇 今のところは思い出の棚卸しみたいな記事ばかりですけれど、もしよろしければ今回もどうぞお付き合いください。 私はnoteするにあたって、家族のことは極力書かないようにしよう、と決めました。

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          9.推しが伝えてくれた言葉は今も私の宝物

          noteを開くと毎回「今日のあなたに」から始まって並ぶ、たくさんの記事のタイトル。 いったいどんな法則で表示されるのかは知るよしもありませんが、「あ、この前読んだ記事とリンクしてるんだ」と納得したり、「おー、そのワードで来ますか!?」と意表を突かれたり。 時には???なテーマが混じっていても、おすすめの中に思わぬ嬉しい出会いが見つかるのは度々経験してますから、時間と気持ちの余裕に合わせて、できるだけ下までスクロールするようにしています。 つい先日、四つ目のおすすめテーマは、

          9.推しが伝えてくれた言葉は今も私の宝物

          8.自分仕様にカスタマイズしたら、旅が楽しくなりました

          先日一泊二日で旅行に行ってきました。 と言っても、仕事の研修に参加するのが目的で、そのために前泊が必要だったからなのですが、めったに遠出しない私には、これでもちょっとした小旅行です。 久しぶりに特急列車に乗り、少しだけ観光もして、夜はビジネスホテルで一人のんびり過ごしました🍺 今はたいていのことはネットで前もって調べて予約できるし、移動も、観光も、食事も、スマホさえ持っていればほとんど不自由はないし、一人でも、旅慣れていなくても、ずいぶん出かけやすくなっていて助かります。こ

          8.自分仕様にカスタマイズしたら、旅が楽しくなりました

          7.noteを始める勇気はnoteからもらいました

          プルプル震える指で、初めて「公開する」をタップしたのは1か月と少し前。 ちょっとずつ慣れてはきたものの、やっぱり投稿する時は、どっと心拍数が上がります💧 noteを始めるご縁をいただいたのは、実は占いがきっかけでした。 親しみやすい語り口が大人気の某占い師さんの記事が読みたくてnoteに会員登録し、それから2~3か月は、ほぼその占い師さんの配信される記事だけをひたすら読んでいました。 ちょうど1年ほど前です。 noteを開くとおすすめ記事がずらりと並びますよね。たいていは

          7.noteを始める勇気はnoteからもらいました

          6.名前のつかなかった病気

          5月のある朝、いつものように目が覚めて体を起こすと、床がゆっくり斜めに傾いていきます。え、地震?!  あわてて目線を上げたら、今度は天井がぐるりと半回転。 そのまま布団の上にひっくり返り、吐きそうになるのをじっと我慢して目をつぶっていました。 やれやれ、今度は眩暈と付き合うことになるのかぁ…と思いながら。 私は、おかげさまでこの歳まで大きな病気や怪我なく過ごしてきたのですが、物心ついた頃から、頭痛や乗り物酔いといった、ちょっとした不調がよくありました。 映画を観ると、途中で

          6.名前のつかなかった病気

          好きな海なら、たぶん泳ぐのは楽しい

          前回のnoteで、水泳と読書について書きました↓😊 いきなり話の続きです。 泳ぐことが、全く別の行動に見える読書に相通じるとすれば、本質的に共通しているものは何なのでしょうか? そこで試しに「水泳」=「読書」の水泳を、他のスポーツに置き換えてみました。 競技、趣味どちらにしても基本一人で取り組むもので、陸上、スキー、スケート、武道の演武、弓道にボルダリング…といろいろあてはめてみたものの、(あくまで主観では)どれも読書のイメージと重なる感じがしません。 やはり水泳ほど日

          好きな海なら、たぶん泳ぐのは楽しい

          「泳ぐ」ってなんだろう? 泳がない私が思っていること

          まだちょっと時期が早いかもしれませんが、今回は水の話をさせてください。 と言いながら、実のところ私は泳ぎが苦手です。 辛うじてカナヅチではないけれど、子どもの頃から海もプールも極力パスしたい方でした。 水に入るまでの準備と、水から上がった後のリカバーが面倒でしたし、そもそもなぜ水の中で、全身の筋肉を総動員して進まないといけないの?と思ってしまうのです。 それでも大学2回生の時、もしかしてバタ足以外の泳ぎ方を身につければ楽しくなるかも!と、一念発起してスイミングスクールに通

          「泳ぐ」ってなんだろう? 泳がない私が思っていること