希死念慮の「正体」を知る
これまで私は突発的な希死念慮にとても苦しめられてきました。
そこで、ふと思ったのです。
希死念慮という感情の正体はなんだろう?と。
そもそも希死念慮というのは、しにたくなる気持ちのことを指します。
しかし、そういった気持ちに繋がる要素というのは自分自身の中にあるのではないか?と考えました。
私の考え方としては、「希死念慮から逆算してみる」というようなイメージです。
どんな事象に対して自分はしにたいという感情を抱くのか、元を辿って考えてみました。
すると、私の場合は孤独や不安からくることが多いことに気づきました。
例えば、
・社会から必要とされていないのではないか
・友人に自分の気持ちを理解してもらえない
・恋人から愛されていないのではないか
・これからの収入面をどうするか
・家族の体調が優れず生活がどうなるのか
・・・などです。
正体がわからないものに襲われるというのは途轍もない恐怖です。
しかし、自分が何を恐れているかさえわかれば対処のしようがあります。
希死念慮の正体を知る、というのは私自身初めての試みでしたが、やってみてよかったなと感じています。
自分自身が普段気にしている事柄が、少しずつ大きくなって膨らんで、そして希死念慮として私たちの目の前に現れるのではないか、そんな風に感じました。
私は精神科医でも研究者でもないので、あくまで当事者の考え方のひとつとして捉えていただければ幸いです。