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うつ病になっての「気づき」

病気に罹患することは一見マイナスのように思えます。しかし、角度を変えると今まで気付かなかった発見があるかもしれません。


境界性パーソナリティ障害の診断


うつ病の疑いから昨年の秋、初めて精神科を受診しました。
その時、うつ病と同時に「境界性パーソナリティ障害」の診断を受けました。

これまで自分は「変わってる」と思い悩んでいたのが、診断名が付いたことで納得した自分もいました。
診断名がつくことには、人それぞれいろんな感じ方があると思いますが、私の場合は知ることが出来て良かったと思っています。

診断がおりたからこそ、自分の症状を知り、どうすれば良いのか対策を考えることが出来ます。

障害と聞くと重く感じてしまいがちですが、つまりはその人の特徴を指しているわけです。
私としては、ゲームに出てくるキャラクターに、炎タイプや水タイプ、雷タイプなどがあるのと同じこと!のように考えています。

自分の意思の回帰

一年前は仕事のことで頭がいっぱいで、休日にやりたいことも特にありませんでした。
食べたいものもなく、食事に行ってもあまり美味しいと感じられませんでした。

職場で趣味であるカメラを使用することもありましたが、あくまで仕事なので、集客のために求められている写真を撮る、という感じでした。
そこにはあまり自分の意思はなかったように思います。

療養して一年が経ち、最近は自ら好きなものを食べたい!と思うようになり、食事もおいしいと思えるようになりました。
食べたいものは自分で自宅でも作ります。

外へ出るきっかけ作りに再開したカメラは、撮れば撮るほど、「こういうものが撮りたい」という気持ちが強く現れるようになりました。
また、私は「自分の写真が好きなんだ」ということを思い出しました。

他にも、水彩ペンでの描画や、羊毛フェルトでマスコットをやってみたい!と思い、早速キットを購入して自宅での趣味を楽しんでいます。

今回の療養の中で、「自分がなにをしたいのか」「自分は何がすきなのか」を知れたことは良かったと思っています。


うつ病に罹患して辛いこと、苦しいことの方が多いのは間違いありません。
それでも自分にとって大切なことを知ることができた機会でもあったと思っています。

皆さんも心身のケアを大事にして、日々を過ごされて下さい🍀

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