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2021年3月の記事一覧
なぜ私は経済学を学ぶようになったのか
今月は時間の早さを思い知らされることが多かった。
例えば藤浪晋太郎、彼のデビュー戦を神宮球場まで見に行ったのはちょうど8年前のことだった。高卒ルーキーとはいえ、8年経ったらもうおっさんである。デビュー当時とほぼ変わらない投球内容なのであまり意識することはないかもしれないが。
あるいはついこないだできたばっかりと思ってた東浩紀氏のゲンロン。もう設立から10年以上になるらしい。
そして東氏の著書
『アメリカ医療制度の政治史―20世紀の経験とオバマケア―』読んだ
ちょうど1年前だったか、アメリカのような医療保険の貧弱な国でコロナが蔓延したら大変なことになるのではないかと同僚と話をしていた。そして実際そうなった。
それではどうしてアメリカの医療保険はそんなに脆弱なのか?
というわけでこの本を読んだ。
アメリカ建国の歴史から解説されているけど、焦点は主に20世紀とオバマケアである。政治的な背景や攻防について適度に細かく記述してあり、読み応えがあった。現代
西迫大祐『感染症と法の社会史』読書メモ
『感染症と法の社会史』読み終わった。
こちらの記事で軽く触れたように世界観としての感染症を記述するたいへん興味深い書物であった。
その世界観の変遷を主にフランスを中心に追っていくものだ。疫病がいまだに問題である現代において非常に重要な示唆を含んでいる。ものすごく雑にまとめると、私権の制限がどのように正当化されてきたかということであり、あるものは現代人から見れば非合理であったりする。そしてもしか
最近のお薬高すぎる問題
昨年来の疫病騒ぎで、製薬会社の営業マン、通称MRさんがやってくることが激減した。
その代わりにWeb講演会がやたらと増えてエムスリーとかMedpeerといった会社の株価が成層圏まで舞い上がっているのはご案内の通りである。
他にもエムスリーみたいな会社を通じて製薬会社や医療機器メーカーからのアンケートやインタビューが増えているのだ。Web講演会は勉強になるからいいけど、アンケートの類は多くないと
ゲイリー・P・リュープ著『男色の日本史――なぜ世界有数の同性愛文化が栄えたのか』のことを思い出した
今日はこんなnoteを読んで様々な想いが去来した。
長らく相互フォローであった方が、このように多様性に向けて進化を遂げているのは衝撃的であるとともに、人間の可能性を感じさせてくれるという点で啓蒙的であるといえる。
しかし彼がこのような方向へ発展していくことはある程度は予想できていたことではある。VRchatで相手のリアルな性別など気にすることなく会話を楽しんでいたようなので。テクノロジーはつね