【図解読書】「忙しい」「時間がない」をやめる9つの習慣のレビュー
この図解レビューでは、筆者が価値高く感じたビジネス書を中心に、図解による概念化と引用を用いながら重要なエッセンスをレビューしております。
みなさんの周りにも、一人は「忙しい」という言葉が口癖の人がいるのではないでしょうか?
もしかすると、これを読んでいるあなた自身も無自覚にその一人になっているかも知れません。
「忙しい」「時間がない」というのは、仕事をしている人は誰でも一度は感じたことのある感覚だと思います。
しかし、この言葉を日常的に口にしているのは実はとても恥ずかしい事かもしれません。
なぜなら、本当に優秀な人は忙しく時間がないことは前提で“限られた時間でどうやって効率の良い仕事をするか”ということを常に考えているからです。
この本は、医師、大学教授、経営者、文化人、作家そして映画監督と様々な肩書を持ち毎日多忙な生活を送っている著者が、効率的な時間の使い方についての具体的な習慣について詳しく説明しています。
・毎日がむしゃらに働いて自己管理に不安がある人
・仕事に追われてストレスフルな毎日を送っている人
・仕事とプライベートの線引きが苦手な人
などに読んでいただきたい内容です。
この本で効率的な時間活用法を学んで有意義なビジネスライフを送りましょう。
1つめの「途中で見切る」という習慣を身につけられると、自分にとっての無駄な時間をカットし、より大切な用事に時間をかけられるようになります。
全てのことを「一度始めたことだから最後までやり遂げる!」と闇雲にやり続けるのではなく、冷静に自分にとって有益な時間の使い方なのかを見極めて、途中で辞める覚悟も大切ですね。
習慣2の「ついでを使う」という習慣を身につけると、よくある仕事での二度手間がグンと減り、時間のロスを省くことにつながります。
その場所、その時間で、最大限できることをやれるだけやり切ろうという精神を持って仕事に臨めば、自然に身につく能力かもしれません。
習慣3の「他人に頼る」という習慣については、意外と苦手な人が多いのではないでしょうか?
コミュニケーションが苦手だったり、あるいは他人に聞くより自分一人でやったほうが早いと思っている人もいるかもしれません。
しかし、他人を頼って様々な会話をする中で、自分一人では思い付かなかったアイデアを得られることが実は沢山あるのです。
自分を過信して、独りよがりになるのではなく、自分自身の他人を信用し頼る力を育てると、自ずと今よりもっと仕事ができる人になれるかもしれませんね。
習慣4の「仕事は1週間単位でする」という習慣を身につけると、日々仕事に対する目的意識を持てるようになり、毎日にメリハリがつきます。
そして仕事全体の量から逆算して仕事を振り分けることで、「毎日今日は何をしよう」と考える無駄な時間が省け、テキパキと作業が進むようになり、自然と仕事が楽しくなるかもしれませんね。
習慣5の「自分が辛くない方法を考える」というのは、仕事を継続する上でとても大切な事柄ですね。
嫌々仕事をしているのと楽しく仕事をしているのとでは、毎日の充実感が全く違います。
本には様々な仕事を楽しくする工夫が載っていたので、仕事が辛くて困ってるという人はぜひ参考にしてみてくださいね。
習慣6の「苦手を克服しない」というのは、皆さん何気に驚きの習慣なのではないでしょうか?
一般的に苦手は良くないものであり克服するべきだというような価値観が広く広まってると思いますが、著者は苦手を克服するのではなく得意なことを伸ばす方がより効率がいいと語ります。
確かに時間をかけ大変な思いをして様々な苦手を克服していくより、好きなことをグングンと伸ばしていく方が成長度合いが大きそうですね。
習慣7の「時間を買う」というのは斬新で面白い考え方ですよね。
著者は本の中で他の例も挙げています。例えば飛行機の座席について。
ビジネスやファーストクラスは飛行機内でPCを開いて仕事に集中しやすい環境に加え、仕事で忙しく疲れているお客さんはしっかりとくつろぐことのできる環境です。
そのため、エコノミーに比べてお金を出して”より快適な時間を買っている”ということになるそうです。
習慣8の「あえて時間を気にしない」というのは時間を気にせずダラダラ仕事をしても良いということではなく、好調な時は時間を気にせず勢い良く仕事を進めてしまおう!ということです。
バイオリズム的に調子のいい時間帯などを自分で把握できるように、客観的に自分を観察する能力を養うのも大切ですね。
習慣9の「習慣を変える」というのは、著者は一番大切な習慣だと語っています。
自分の現状を冷静に見直し、自己改善のための目標に合わせて習慣を変えていくというのはとても難しいような気がしますね。
しかし、これが身につくと一生成長し続けられるようなメンタリティーを養うことができるようになります。
これは、一朝一夕で身につく習慣ではないので日々意識しながら生活していきましょう!
いかがでしたでしょうか?
本著では、様々な肩書を持ち多忙な毎日を送り、尚且つ仕事も効率よくこなしている著者が、実際に行なっている様々な時短の習慣が紹介されていました。
実際に著者が行なっている習慣となるととても説得力のある内容ですね。
今回紹介した以外にも、沢山の時短テクニックが載っていたので、気になった方はぜひ一度手に取って読んでみて下さいね。