心身の健康に効く一冊
旅行ガイドの売れ行きが壊滅的です。
どこの書店もそうだと思いますが、特に海外ガイドはまったく動きません。「前年比2%」とかあり得ない数字を耳にします。その煽りを受けて昨年11月に「地球の歩き方」の出版事業がダイヤモンド・ビッグ社から学研グループへ譲渡されました。人気シリーズだから続いてくれて良かったです。まさかこんなことになるとは。。。
私の職場でも店長が英断を下し、海外ガイドの棚が大幅に縮小されました。代わりに、本を通じて疑似体験できる「旅の読み物」的なコーナーを作るそうです。「オススメがあったら教えて」というお達しも出ました。
もちろん何冊かオススメしてきました。そのうちのひとつが小倉ヒラク「日本発酵紀行」です。
ご存じの通り、発酵食品は免疫力を高めます。疲れも取ってくれます。しかも味や見た目に地域ごとの個性があり、食卓が楽しくなります。美味しく食べるだけで旅を疑似体験できる、と書いたら言い過ぎでしょうか? でもそれぐらいすごいんですよ、発酵文化って。
著者の小倉ヒラクさんは下北沢に「発酵デパートメント」というお店を出しています。
物販だけでなくカフェレストランもあります。青山ブックセンターとコラボした書籍コーナーも充実しています。ヒラクさん自身がかなりの読書家なので、発酵とは直接関係がなくても(むしろ「ないからこそ」?)アイデアのヒントになったであろう名著がいくつも置いてあります。
私も何度かお邪魔しました。行く度に本を数冊、そして「味噌きなこかりんとう」と「いりこ」を買っています。「いりこ」をかじっていると何だか落ち着くし集中力が高まるんですよね。
通販もできるので興味のある方はぜひ!! 昨日と同じ「発酵」ネタになってしまいましたが、やっぱり健康第一ですから。身体にいいものを食べ、想像力を刺激してくれる良書を読み、脳内トラベルを楽しんで元気に過ごしましょう!!!