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イチ書店員が「国民民主党の躍進」に思うこと

投票率は「53.81%」とのこと。前回より少し下がりました。

政権交代を望む層は投票所へ足を運んだはず。結果が示しています。前回行ったのに行かなかった人は「自民党にしか入れない。でも今回はあまりにひどいからお灸を据える。従ってどこにも投票しない」という姿勢なのかもしれません。

国民民主党の躍進に驚きました。

連立参加はせず、政策によって協力するし反対もするということでしょう。正しい判断だと感じました。

自民・公明を併せた議席数が215。国民民主は28。合計すれば過半数を超える。一方ですべての野党の意見が一致すれば、与党案を覆せる。この立ち位置を有効に使い、庶民目線の政治を実現させてほしいです。

国民民主党の政策で気になる点をいくつか。

「消費税5%」「インボイス制度廃止」「所得税減税」は賛成。ただ「ベーシックインカム」に関しては、マイナンバーカードの口座紐付けが前提となっているのが引っ掛かります。マイナ保険証への一本化も容認しているはず。

私は書店員なので、こんな想像をします。すべての本屋がキャッシュレスのセルフレジになったら、ご高齢のお客さんは何を感じるか? システム障害が起きたら現場はどういう状況に陥るか?

デジタル化の必要性は理解できます。しかし効率重視で急ぎ過ぎると却って無用な敵を作り、不毛な停滞を招くこともある。安全性と利便性が高まれば自ずと普及するわけで、それが結果的に最速かと。

もうひとつ。「自分の国は自分で守る」「カーボン・ニュートラル推進」を打ち出し、エネルギー自給率を上げる手段として原子力発電所を増やす意向を示しています。各地で大きな地震が多発する国においてそれは果たして。ただ「ずっと石油に頼れるとでも?」「安定的に電力を供給できる代替案が他に?」と問われたら何も言えません。れいわ新選組との討論を見たい。

来月の首相指名がどうなるか。要注目です。

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