ハードボイルド書店員の「定年後」
帯がいいですね。
たしかに誰にとっても歳を取るのは初めての経験。見様見真似や試行錯誤でやっていくしかないのかもしれません。
そばを打つ、家庭菜園を作る、囲碁や将棋を学ぶ、ジムに通う、料理を始める。どれも面白そうです。新しいチャレンジは日々を活性化してくれますし。
ただ私の場合、定年になっても働いている気がします。
非正規雇用のままだったら、どこかのタイミングで会社から契約を切られる可能性があります。でもいまの職場で5年勤めれば無期雇用に切り替えることができる。まずはそこでしょうね(正社員という欲はさほどありませんが)。
とりあえず現時点では「書店」か「本」に関わる仕事を定年後も続ける意向を持っています。そもそもいまは定年って何歳ですか? 60歳? 65歳? いいか悪いかは別として、今後は70歳でも隠居しないのが当たり前になるような。。。
働くとは世の中のために何かをすること。自分のペースでできるのなら、定年後も社会に必要とされるのはありがたい話です。
過去に会社都合の退職を3度経験しています。そのうち2度は失業手当のお世話になり、職に就かない日々がしばらく続きました。最初のうちは解放感に満ち、毎日が充実していました。でもやがてすることがなくなり、不眠症に襲われ、強制的に夜型になりました。
読書は続けていました。創作もしました。いろいろな場所に出かけ、見聞を広めることも。しかし何かが足りない。私の場合、働かなくていい日々の中ではどうしても倦んでしまうようです。
いつまでも「本」に関わる仕事をしていたい。ゆえに「これは老後の楽しみにとっておく」みたいな考えは持っていません。やりたいことはいまやるし、読みたい本はすぐに読む。そのためにも、やはり健康第一です。
今年も寒い日が続きますね。お互い元気でやっていきましょう!!