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「新たなスタート」を促す三冊
毎週思うのですが、青山ブックセンターの記事で紹介されている本のほとんどが私の職場には入っていません。取次のパターン配本任せではこの傾向は出ないはず。「どうやって選んでいるのかな」といつも感服しています。それぐらい選書が丁寧で個性的なのです。
今回取り上げられていた中だと、↓はウチにも入りました。週末の売り上げが好調ですぐに追加注文をしました。
佐々木紀彦さん『起業のすすめ さよなら、サラリーマン』(文藝春秋) が入荷しました。初めての起業にあたり、自身が悩んだこと、知りたかったことを、
— 青山ブックセンター本店 (@Aoyama_book) October 25, 2021
100人以上の起業家やプロフェッショナルへ徹底取材してまとめた、「起業の教科書」の決定版となる1冊です。(本田) pic.twitter.com/77yCnXWmVt
起業をするしないにかかわらず、こういう本が読み手の凝り固まったメンタリティに刺激を与え、思いがけない変化を促す部分は確実にあります。なぜ断言できるかというと、私がnoteを始めるキッカケになったのが↓だから。
必ずしも起業を勧める趣旨で書かれた本ではありません。でも「なにもない自分に小さなイチを足していく」「ゼロからなにかを始める」というテーマを「仕事」に落とし込んだら、どうしたって「起業」と結びつきます。そして私の場合はそれが「noteを毎日書く」ことに繋がりました。元々小説家志望でしたし。
書店で働きつつ、noteで毎日記事を書いて発表する。このふたつを併せた形こそが「起業」というワードを自分なりにアレンジして体現するベストの答えでした。気づかせてくれた「ゼロ」にはとても感謝しています。もちろん職場の棚にも置いています。売れると嬉しいです。この読書をキッカケに何かをスタートさせてくれたらいいな、と。
同じように「新しいことを始める」うえでヒントになりそうな新刊を最近見つけました。
「無競争の世界へ」というフレーズが刺さります。noteでたとえるなら、他のユーザーがあまり使っていない募集タグで記事を書いてみるとか。そこから思わぬ繋がりができたり、意外な数の「スキ」が付いて励みになったりすることがあります。
ちなみに読書メーターでは私以外の人間が感想を書いていない本がいくつか存在します。ある意味「ウルトラニッチ」です。この感覚を大事に膨らませていけば青山ブックセンターみたいな素敵な選書をできるようになるのかな、といま閃きました。精進します。これもまた新たなスタート、かな。
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