「サッカーW杯」と「本屋の使命」
いよいよサッカーW杯が11月20日に開幕します。
日本代表の初戦の相手はドイツ。日時は↑によると、11月23日の22時(日本時間)となっています。次のコスタリカ戦は27日の19時、最後のスペイン戦は12月2日の午前4時です。
ただ本屋で働いていると、さほど盛り上がりを感じません。「書泉」みたいなスポーツ系に強い大型店だとまた違うのかもしれませんが。
書店員として初めて体験したサッカーW杯は2010年の南アフリカ大会。関連ムック(レジェンドの名場面を収めたDVDが付いたものとか)や選手名鑑、特集号、放送スケジュールを載せたTVガイドの増刊がいまよりも多数出ていて爆発的に売れました。
2014年のブラジル大会の際は、日本の初戦(vsコートジボワール)をやっている時間が仕事中でした。レジでお客さんに「どうなってますか?」と訊ねて「本田のゴールで先制」「外は大騒ぎだよ」と教えてもらった記憶があります。
前回大会のベルギー戦の後は、従業員もお客さんも眠そうでした。ゴールキーパー経験者の同僚に「せめて1点目は止められなかった?」と訊いたら「ムリですよ」と返されました。
こういう「時代の空気の共有」は大事にしたいです。
古典の名著を置き、お客さんに「縦糸の読書」の機会を供することは書店の大切な使命。と同時に「町の本屋」では、トレンドを反映した棚作りも欠かせない仕事だと考えています。
本屋に来ればいまがわかる。そういう新刊を揃えておくのも書店員の重要な役割なのです。たとえば↓とか。
著者の紫綬褒章受章でお問い合わせが増えている↓も、文庫担当に仕入れるように話しておきました。なお11巻の文庫が11月9日ごろ、12巻の単行本は同24日ごろ出るようです。
W杯の関連本も押さえておかなければ。オススメがあったら教えてくださいませ。