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「空腹」こそ最強のクスリ:16時間断食で健康になる:空腹ダイエット 【青木厚 著】

はじめに:「健康・ダイエット」への新しいアプローチ

みなさん、「1日3食きちんと食べなきゃ」って思ってませんか? 実は、その考え方が健康を損なっているかもしれないんです。今回ご紹介する『「空腹」こそ最強のクスリ』という本は、そんな固定観念を覆す、新しい健康法を提案しています。著者の青木厚先生が提唱する16時間断食法について、一緒に見ていきましょう!

基本情報

  • タイトル:「空腹」こそ最強のクスリ

  • 著者:青木 厚

  • 出版社:アスコム

  • 出版日:2019年1月2

  • ページ数:214

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主要なテーマとポイント:16時間断食法の効果

青木先生が提唱する16時間断食法は、従来の「1日3食」という常識を覆す画期的な健康法です。一日のうち16時間を空腹の状態に保つことで、体内で様々な健康促進効果が起こるんです。

例えば、夜8時に夕食を食べ終わったら、翌日の正午まで食事を取らない。これだけで、体内で驚くべき変化が起こるんです。青木先生は、この方法が健康や若さの維持に大きく貢献すると主張しています。

オートファジーの活性化

16時間断食の最大のメリットは、「オートファジー」という体内の大掃除システムが活性化されることです。オートファジーって聞いたことありますか?これは、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典博士が発見した、体内の老廃物を除去するプロセスなんです。

空腹状態が続くと、このオートファジーが活発になり、細胞内の古くなったタンパク質が除去され、新しいものに作り変えられていきます。つまり、体の中から若返りが始まるんです!

健康への多面的効果

16時間断食には、驚くほど多くの健康効果があります[ ^1 ]。例えば、

脳機能の向上

空腹状態を保つことで、脳に必要な血液の循環が改善され、集中力が高まります。「グレリン」というホルモンの分泌が促進され、記憶力向上や認知症予防に役立ちます。

ダイエット

約10時間食べ物(固形物)を口にしないことで、肝臓に蓄えられた糖がなくなり、脂肪が分解されてエネルギーとして使われますので、脂肪燃焼効果が期待できます。生活習慣病予防にも繋がり、がん、糖尿病、高血圧、内臓脂肪の減少など、様々な生活習慣病の予防に効果があるとされています。

美肌とエイジングケア

ファスティング開始から16時間ほど経過すると、古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせるオートファジー(自食作用)が働きます。また、細胞を修復し、体内の活性酸素を抑制し、長寿遺伝子のスイッチが入ることで、動脈硬化・糖尿病・認知症などの病気を予防し、老化のスピードを遅らせることが期待されます。

青木先生自身も、舌がんを克服した経験から、この食事法の効果を実感しているそうです。その体験談も本書の説得力を高めている要因の一つですね。

読者の反応と評価

Amazonのレビューをいくつか見てみましょう!

  1. 「この本はすごいです。とてもためになりましたし、ダイエットのための空腹は我慢できないけど、胃腸や肝臓を休ませるためと思えば、空腹も我慢できます。」

  2. 「今までどんなダイエットをしても体重が減らなかったり、リバウンドしたりの繰り返しでした。この本を読んで実践することによって直ぐに体重が減り、見た目がスッキリしました。」

  3. 「1日3食食べなくても、仕事中も脳はきちんと働くし、体調には全く支障が生じないということに気づくことができた。」

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多くの読者が、実践してみて効果を実感しているようですね。特に、ダイエットに悩んでいた人や、健康に不安を感じていた人からの評価が高いようです。

魅力と特徴:「空腹」でダイエット

実践的な健康法の提案

この本の最大の魅力は、誰でも簡単に始められる点です。複雑な食事制限やカロリー計算は必要ありません。ただ、16時間の空腹時間を作るだけ。忙しい現代人でも無理なく続けられる健康法なんです。

医学的根拠に基づいた内容

著者の青木先生は糖尿病専門医で、自身も舌がんを克服した経験をお持ちです。医学的な知見と実体験に基づいた信頼性の高い内容となっているのが特徴です。

さらに、ノーベル賞研究であるオートファジーの概念を取り入れ、最新の科学的知見をわかりやすく解説しています。難しい医学用語を使わずに、一般の方にも理解しやすい説明が随所に見られます。

多岐にわたる健康効果

この本は単なるダイエット本ではありません。がん予防、認知症予防、糖尿病改善、高血圧改善、内臓脂肪減少など、幅広い健康効果について言及しています。

どんな健康上の悩みを持っている人でも、何かしらのヒントが得られる内容になっているんです。

従来の常識への挑戦

「1日3食」という従来の常識に疑問を投げかけ、新しい食生活の在り方を提案している点が斬新です。この視点の転換は、多くの読者に「目からウロコ」の体験を提供しています。

空腹を我慢するのではなく、むしろ積極的に取り入れるという発想の転換。面白いと思いませんか?本書を読めば、空腹時間を作ることが、実は体にとって大切な「休息」の時間だということがわかります。

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本書のおすすめ読者:ダイエットに悩んでいる方必見

この本は多くの方に有益な一冊ですが、なかでも以下の特徴を持つ方には特にオススメです!

  • ダイエットに悩んでいる人

  • 慢性的な疲れやだるさを感じている人

  • 健康的な生活習慣を身につけたい人

  • ガン、認知症、糖尿病、高血圧、内臓脂肪などの予防に関心がある人

  • カロリー計算や食事制限に疲れた人

特に、忙しくて健康管理が後回しになっている方にこそ、おすすめの一冊です。16時間断食は、特別な準備や道具が必要ないので、忙しい方でも無理なく始められる健康法なんです。

目次と章構成

第1章:「一日3食しっかり食べる」「空腹な時間を作る」どちらが長寿と健康をもたらすか
第2章:無理なく「空腹」を作り、体を蘇らせる食事法
第3章:「糖」がもたらす毒を、「空腹」というクスリで取り除く
第4章:「空腹力」を高めれば、これだけの病気が遠ざかる!

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各章では、16時間断食の理論から実践方法、そして期待される効果まで、幅広くカバーされています。読者が実際に試してみたくなるような具体的な内容が盛りだくさんです。

著者プロフィール:青木厚さんってどんな人?

青木厚(あおき・あつし)先生は、医学博士で、あおき内科・さいたま糖尿病クリニック理事長を務めています。自治医科大学附属さいたま医療センター内分泌代謝科などを経て、2015年に青木内科・リハビリテーション科(現・あおき内科・さいたま糖尿病クリニック東大宮院)を開設。2023年には、あおき内科・さいたま糖尿病クリニック浦和院も開設しました。

青木先生の専門は、糖尿病、高血圧、高脂血症、生活習慣病です。40歳のときに舌がんを患いましたが、完治。その後、食事療法を実践してガンの再発を防いでいます。

本書『「空腹」こそ最強のクスリ』は40万部を超えるベストセラーとなっており、「16時間断食」という概念を広めたきっかけとなった書籍として知られています。

まとめ:新しい健康法への招待

『「空腹」こそ最強のクスリ』は、私たちの食生活に対する固定観念を覆し、新しい健康法を提案する画期的な一冊です。16時間断食という簡単でありながら効果的な方法を通じて、多くの人が健康を取り戻すきっかけを提供しています。

著者の青木先生の医学的知見と実体験に基づいた内容は、読者に強い説得力を持って伝わります。また、最新の科学的研究結果を取り入れながらも、わかりやすい言葉で解説されているので、医学の専門知識がなくても十分に理解できる内容となっています。

健康に興味がある方はもちろん、忙しくて健康管理が後回しになっている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
健康的な生活は、難しいものではありません。この本を読んで、あなたも「空腹」の力を味方につけてみませんか?きっと、新しい健康観が開けるはずです。

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