
心に住んでる陽気なイタリア人「僕が怒らないのは」
「君があまり怒らないのはなんでだい?レオナルド」
「僕が怒らない理由?
それは簡単なことだよ!」
そう言いながら、自分の分と江場の分のエスプレッソのカップを持って来て、江場の前に座り、片方を江場に差し出すレオナルド。
「まぁ、とりあえずエスプレッソ飲みなよ。」
自分の分のエスプレッソを一口飲み、穏やかに一息つくレオナルド。
「僕があまり怒らないのは、
自分が怒るパターンを知っているから、そのパターンを避けるように行動しているんだ。
(眉毛を吊り上げ、分かるだろ?みたいな表情でジェスチャーするレオナルド)
だって、僕の人生にとって、穏やかに、自分のペースを乱さずに生きることは最重要項目だからね。
ちなみに僕が怒るパターンを二つ紹介すると、
一つ目は、思いやりがないと感じる相手とのコミュニケーション。
二つ目は、自分が眠い時だよ。
Ahahahahaha!
(自分の発言なのに、片手で額を抑えて、こりゃ参った!みたいなジェスチャーで朗らかに笑うレオナルド)
他にもいくつかあるけど、
伝わりやすいのはこの二つかな。
僕は、思いやりがないと感じる人がとても苦手なんだ。
特に、損得の話や、あの人があぁで、この人はこうで、なんていう話ばかりの人には段々イライラしてきちゃうんだよ。
僕はもっとユーモラスで、人生を豊かにするような話がしたいからね。
趣味の話や、料理の話や、未来の目標の話なんかが好きなんだよ。
だから、今言った様な苦手な相手とのコミュニケーションは避ける様にしているんだ。
だけど、どうしてもコミュニケーションを取らなくてはいけない状況になった時は、
決して自分の感情を言葉にせず、
頭の中でずーっと歌を歌うことにしているんだ。しかも、ポップな恋愛ソングさ!
(どうだい、笑えるだろ?みたいな愉快な表情のレオナルド)
ただし、この作戦の欠点は、あとで何を言われたのか全く思い出せないから、相手が仕事のボスだと最悪なんだよ!Ahahahahahah!
(大爆笑のレオナルド)
でも、僕自身の、穏やかに自分のペースを保つ、という目的は果たされているからね。
結局、僕の勝ちだよね!Ahahahahaha!
二つ目は言わなくてもわかるだろう?
僕は眠いとどうしてもイライラしやすくなってしまうんだ。
(眠い、みたいなおどけたジェスチャーをするレオナルド)
こればっかりは、どうしようもないと諦めて、たくさん寝ることにしているんだ。
大体、睡眠時間は9時間くらいかな。
と、まぁそんな感じで、僕は人生でできるだけ怒りたくないから、しっかり対策しているって訳さ。
簡単だろう?」
なるほど、ありがとうレオナルド。
今回はかなり参考になったよ。
僕は割と癇癪持ちだから、理不尽なことを言われたりすると、怒ってしまうことが多いんだよね。
理不尽て例えばどんなことだっけ。
ていうか、最近どんなことで怒ったっけ。
あれ?
なんか言うほど自分って怒ってないかも。
ていうか、喜怒哀楽で言うと、圧倒的に哀が多くね?
と気づく、その気づきが哀な僕、江場。
※ちなみに僕はイタリアに行ったことないし、イタリア人の友人もいないけど、「小さな村の物語 イタリア🇮🇹」というテレビ番組が大好きで、イタリア人をリスペクトするようになりました。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
江場