心の中のイタリア人「ゆるいメンタル」のコツ

「レオナルド、

今回は君の"ゆるいメンタル"に、何かコツがあれば教えて欲しいんだけど。」

「ゆるいメンタリティ？

別に僕はゆるくないよ、エバ。

(眉を上げて下唇を突き出し、これは困った、という表情をするレオナルド)

まぁ、とりあえずエスプレッソ淹れたから飲みなよ。」

(そう言いながら、自分の分とエバの分のエスプレッソのカップを持って来て、エバの前に座り、片方をエバに差し出すレオナルド)

「結論から言うと、

することがない時はリラックス、したいこと、できることがあるなら思い切り、だよ。

エバは結論を急ぐからね。先に言っておくよ。

(ニヤッと笑い、あんまり急ぐなよ、と言わんばかりのジェスチャーをするレオナルド)

例えばちょっとした仕事も、エバは綿密に計画してその通りに実行することを好むだろ？

(唐突に話し出すレオナルド)

僕の場合は、今したいこと、できることに集中しているんだ。

まぁ、僕の人生は想定外の事態に対応し続けていると言い換えることもできるね。

なぜなら、はじめから何も想定してないからね。



hahahahahaha！！👏👏🇮🇹

(大らかに笑うレオナルド)

そして、何もすることがない時はリラックス。

(まさに今もリラックスしているよ、と言う風におどけて見せるレオナルド)

エバは何もすることがなくなった時、「何かすることはないか？」とソワソワしているだろ？

それじゃあ来るべき時に100%の力を発揮できないかもしれない。

とは言え、君がそういう気遣いを大切にしていることはよく分かっているし、そのおかげでうまくいくことがあることもわかっている。

僕もそういう部分をリスペクトしているよ。

僕の場合は、できることがない時は心穏やかにリラックス。

したいことや、できることがあるなら、思い切りアツくなのさ。

それから、

エバは周囲の人の目と、締切の時間をとても気にしているように思うけど、それは言い換えると、物事全体が滞りなく進むことを意識している、

ということのように思う。

それに対して僕は、その時やりたいこと、できることを考えて行動しているんだ。

その方が自分にとってポジティブだし、僕が陽気でいる方が周囲にとってもポジティブだと思うからね。

どちらが良いということではなくて、この僕らの違いに、君の言う"ゆるいメンタリティ"のコツがあるかもしれない、と思うんだよ。

どうだい？なかなか良いこと言ってるだろ？

ちなみに僕はこうやって人と会話するのが大好きだから、エバのおかげで今とてもリラックスしているよ。

仕事をしていても、空いた時間があれば同僚とバルに行って喋ってるし、会議ではジョークを言ったり、クライアントとはバカンスの話をしたり、そうやってリラックスする時間を作っているんだ。」

(エスプレッソを一口飲み、決まったぜ！と言わんばかりに爽やかで満足気なレオナルド)

ありがとうレオナルド。
今回は君の言ってることがよく分かった気がする。

そもそも君は、すべきこと、という判断基準じゃない。

したいことと、できること。

そして、それが無ければリラックス。

シンプルだ。

そう思いながら、「リラックスするためにすべきこと」を探し始めてしまう、ゆるいメンタルのセンスのかけらもない僕、江場。

※ちなみに僕はイタリアに行ったことないし、イタリア人の友人もいないけど、「小さな村の物語　イタリア🇮🇹」というテレビ番組が大好きで、イタリア人をとてもリスペクトしています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました！

江場