◾️NLPで過去の失敗や罪悪感を癒した方法【第2回】
こんにちは!
おおばみなこです。
2024年4月から、クノタチホさんの元でNLP(神経言語プログラミング)を学んでいます。
SNSが辛い・しんどい・それが幼少期からの生きづらさと関連していると感じていたわたしは、NLPを使って自己開示・自己解放への努力を続けています。
そのやり方や癒しによる心の変化・気付き(アウェアネス)についてレポートして行きます。(全5回)
一回目はまずはここからだ…と思い、生い立ちや生きづらさの原因に向き合っています。
二回目は自分が後悔している過去の失敗や過ち・抱えている罪悪感について向き合ってみました。
NLPって何をするの?と関心や疑問を持った方に、知ってもらう一つのきっかけになれば幸いです。
ー以下レポートに続くー
使ったスキルやワーク
・チャンクダウン(物事の具体化・掘り下げ)
・スウィッシュパターン(行動の置き換え)
・大丈夫ワーク(勇気づけ)
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わたしが長男を産んだのは20年前。
彼は生まれた時から奇跡の様に可愛くて、
わたしは夢中で子育てをした。
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赤ちゃんの時はスリングと言う、カンガルーの袋みたいな布に入れて、
四六時中一緒にいた。
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2歳までほぼ母乳だけで育てて、
いつもずっとお互いの身体のどこかに繋がっていた感覚。
物心ついてからも、
素肌のどこかに触れ合っていて、いつも一緒。
心も身体も何も言わなくても繋がっている、
分かっていると言う感覚がしていた。
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彼が14歳の時、高校受験を迎えると、
わたしは突然鬼になった。
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毎日プリントを100枚コピーして、
予習に復習、隙間なくスケジュールを組んで、
一切妥協を許さなかった。
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それが彼の為になると信じてやまなかった。
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すると彼は受験を間近に控えたその年の9月から
学校に行けなくなってしまい、
それから6年間、
家にひきこもるようになってしまった。
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無理やり何度も学校に行かせようとして、
馬乗りになって殴り合いをした時もあった。
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彼はわたし達を、
恨みのこもった鋭い目線で見るようになり、
それから4年もの間、
彼とほぼ会話することができなくなってしまった。
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そばに近寄ると、すっと距離を取り、
背を向け、話しかけても、返事をしなくなった。
昼夜逆転し、会話どころか、
彼の姿を見ることがなくなってしまった。
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その時になって、
今まで
実はまともに、
会話らしい会話さえしていなかった事に気付いた。
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何も言わなくても相手の事はわかっていると
高をくくっていた。
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今気づいてももう遅い、と言う絶望感。
このまま子供は一生引きこもり、
お互いを憎み合いののしり合い、
家庭や家族が壊れてしまうと言う恐怖感。
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そうはなりたくないと思い、
あの、お互いを分かり合っている、と言う
信頼感覚を取り戻したくて、
わずかにでも機会があると、
相手の視線や動きに合わせたり、
頷きや相槌を打ち、
わたしはもう敵ではない。
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あなたの味方だ、と言う意思を伝えた。
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それが非言語コミュニケーション、
NLPだと言うことを知って、
チホちゃんの元で学ぶ事にし、
仕事にも生かせるようになった。
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少しづつ会話することが増えた。
笑顔が見られると心底ほっとした。
そんな時は自然と肩に手を置いたり、
手を握ったり。
触れ合う感覚を取り戻し、
段々とお互いの気持ちも言葉に出して、
素直に話すことができるようになった。
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「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉で表わすことが増えた。
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長男は元々HSPの気質を持っていて、
未だ起立性調節障害も患っているので、
集団や時間通り行動することに
苦手意識がある。
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そんな彼の将来を、
心配することがずっとやめられなかった。
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「不安」を手放すことができなかった。
「手放す」ことがどう言う事なのかも分からなかった。
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だけど、
講座やワークの中で、自分の本音に気付いたり、
仲間の皆さんに聞いてもらったりする中で、
「手放す」と言うことは、単純に「距離を置く」ことだと
知る事ができた。
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一心同体のつもりでいた
長男と、心の距離を置いて、
「手放す」ことが徐々に出来るようになった。
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わたしが彼にこれまでして来た事を考えると、
受験当時のことが思い浮かぶ。
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部屋は薄暗く、
よどんでいて、
身体の中の奥深い部分が、
重く、塊で下に落ちて行く感覚がしていた。
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同時に胸がつまり、それが喉元にまで広がっていく。
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これは恐らく「罪悪感」
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自分が彼の人生をだめにしてしまった、と言う
思いがずっと拭えなかった。
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この思いを感じると、
いつも泣いてしまっていたが、
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今はもう平気。
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その当時の自分の思いを遡ると、
彼の幸せを願っていた自分がいつもそこにいた。
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彼にダメ出しをしている状況を目に浮かべて、
次に会話しながら、未来を笑顔で話し合っている
今の現実の場面を思い出し、イメージをスウィッシュする。
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今まで、お互いに言い合った、
ポジティブな言葉掛けの数々を思い返す。
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身体の中心があたたかくほどけて、
光で満ちて拡がっていく感覚。
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それに名前を付けるとしたら「希望」
「夢」
「理想の未来」
現実がそこに繋がっていると感じる。
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必死になって何かをしなくても、
自分も彼も、
「大丈夫」
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そのままで大丈夫と感じられる。
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「大丈夫」
「大丈夫」
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いま彼と会話をする時も、
はじめから終わりまで、
「大丈夫」と言い合い、
実際に確信的にそう感じられる事ができる。
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引きこもっていた過去も、
それをただ選んだだけ。
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戦略としてそれを選択し
今に繋がっていると伝えることができた。
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ネガティブなステートを
ポジティブに変換できるスキルを身に付けることができた。
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彼はもう、
放っておいても大丈夫。
目に見える先は明るく
あたたかく、
優しく語り合う声、
静かな笑い声、
「安心感」が胸に広がる。
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彼は今、
わたし達の元を離れ一人暮らしをしている。
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彼もわたしも、
きっと大丈夫だと、
心から感じられるようになった。ㅤ
このレポートについて、
とフィードバックを頂きました。
アソシエイト=自己目線、ディソシエイト=他者目線、と解釈しているので、
「手放すことは距離をおく事だ」と気付いた体験を、
言葉ではなく、自分の感覚に寄り添って、感じた事を言葉にするのが良いですよ、と言うことですね。
次回のレポートで実践しています。また書いてみますね。