【リズム、リズム、リズム】日本語表現のリズム(音数律)
■まえがき
「どんなに辛く、困難であっても、あらゆる仕事や労働はリズムの力で楽にすることができる。」
(イナーヤト・ハーン(音楽家)より)
「テンポがくずれ、音のバランスが狂うと、甘い音楽も不快なもの。人の暮らしもおなじなんだ。」
(シェークスピア(劇作家)より)
「水の輪が水の輪に触れゐるやはらかなリズムのうへにまた雨が降る」
(河野裕子『紅』より)
「海苔缶にゆび弾ませててきとうなリズムを生めば少しあかるむ」
(黒﨑聡美『つららと雉』より)
理想をイメージしていても、行動に移さなければ、現実が変わることはありません(^^;
また、リズムがずれてくると、焦りが出て余計な心配や不安まで出てきてしまうもの(^^;
そして、人それぞれ、その人に合ったペースやテンポがあり、快適だと思う基準も違うはずです。
例えば、日本語表現のリズムといえば、
575(俳句)
「さざなみはさざなみのまま夏の暮」
(正木ゆう子『夏至』より)
「一月やうすき影もつ紙コップ」
(高柳克弘『未踏』より)
や
57577(短歌)
「どのやうな手もやはらかにしてくれるクリームください焚火の色の」
(多田愛弓『未来』4月号 第74巻第3号より)
「この春は未来の息吹 二つの目縦に並べる人々歩む」
(大津仁昭『爬虫の王子』より)
が、直ぐに浮かぶのではないでしょうか。
また、七五調や、五七調等の定型詩も浮かぶ方も、いらっしゃるかもしれません。
改めて思うに、日本語表現には、五音と七音との繰り返しの音数律が、多いのに気づかされます。
そして、その他の音数の繰り返しも、もちろん存在しており、自身のリズムを整えるのに、参考になったりします(^^♪
そこで、参考までに、音数律でリズムを形作っている日本語表現を、種類別に分けて、大雑把ではありますが、以下の通り、纏めてみましたので、参考にしてみて下さい(^^♪
【参考・音数律と拍数】
短歌(57577)
俳句、川柳(575)
長歌(57×n+7)
片歌(577)
旋頭歌(577/577)
和讃、今様(75×4 または 85×4)
都都逸(7775)
連歌(575/77)×n
仏足石歌(575777)
謡曲(575+75×n)
浄瑠璃(75×n)
■短歌
漢詩に対して日本固有の歌を和歌といった。
和歌は、長歌、短歌、旋頭歌、片歌などの総称だが、平安時代以降は、主に、短歌をさすようになった。
短歌は、57577の音数律をもつ。
「ひぐらしの 一つがなけば 二つなき 山みな声と なりて明けゆく」
四賀光子
■俳句
575の音数律をもつ。
季語を入れることが原則とする。
俳諧の連歌の発句が独立したもの。
「朝顔に つるべとられて もらい水」加賀千代女
■川柳
575の音数律をもつ。
切れ字、季語などの制約がない。
滑稽、風刺が特色。
「本降りに なつて出てゆく 雨やどり」江戸古川柳
■長歌
長歌は、5音句と7音句とが57575757と交互に続き、最後だけ7となる音数律である。
普通これに反歌(多くは短歌形態)を伴った。
「天地の 分かれし時ゆ
神さびて 高く貴き
駿河なる 富士の高嶺を
天の原 振りさけ見れば
渡る日の 影も隠らひ
照る月の 光も見えず
白雲の い行きはばかり
時じくぞ 雪は降りける
語り継ぎ 言い継ぎ行かむ
富士の高嶺は」山部赤人
■旋頭歌
旋頭歌は、577577の音数律をもつ。
和歌の歌体の一つである。
元来、ふたりによって唱和された三句ずつ二首の問答歌が合わさって一首となったものである。
ひとりで作るようになっても問答の性質を残して、第三句と第六句が同じ、または近似したものが多く、第三句は言いきりになっている。
「やまたづの 向ひの岡に さを鹿たてり
神無月 しぐれの雨に ぬれつつ立てり」良寛
■今様
今様とは、当世風・今風という意味である。
平安末期に流行した声楽をさす。
75757575の音数律である。
この韻律は、現代の唱歌などに受け継がれている。
「仏は常に いませども
現(うつつ)ならぬぞ あはれなる
人の音せぬ 暁に
ほのかに夢に 見えたまう
遊びせんとや 生まれけむ
戯れせんとや 生まれけむ
遊ぶ子どもの 声聞けば
わが身さへこそ 揺るがるれ」梁塵秘抄
■都都逸
江戸時代以降に発達した俗謡である。
もともと唄うことを前提に作られたものなのでリズムを大切にしている。
「七、七、七、五」形式の26文字である。
男女の情の機微を表現した内容が多くある。
「七、七、七、五」を更に細かく 「三・四、四・三、三・四、五」の字数に合わせることが原則になっている。
「何がなんでも 添わねばならぬ 添うて苦労が してみたい」
■小唄・小歌
公的な儀式歌謡の大歌に対して、民間で流行した歌謡のことをいう。
気軽に口ずさめる短い通俗的な民間歌謡のこと。
特定の音数律をもたない。≫
「船頭小唄」
作曲: 中山晋平
作詞: 野口雨情
1.おれは河原の 枯すすき
おなじお前も 枯すすき
どうせ二人は この世では
花の咲かない 枯すすき
2.死ぬも生きるも ねえお前
水の流れに なに変ろ
おれもお前も 利根川の
船の船頭で 暮そうよ
■歌舞伎台詞
七五調が多い。
語りに軽妙な感じのリズムが作り出している。≫
「白浪五人男」の弁天小僧菊之助の台詞
知らざァ言って 聞かせやしょう
浜の真砂と 五右衛門が
歌に残した ぬすっとの
種はつきねえ 七里ガ浜
その白浪の 夜働き
以前をいやあ 江の島で
年季づとめの 稚児が淵
(以下略)
■古文
七五調のリズムを基本とした対句表現が独特な味をかもし出してる。
作者不明「平家物語」
祇園精舎の 鐘の声、
諸行無常の 響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰のことわりをあらはす。
おごれる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし。
たけき者もつひには滅びぬ、
ひとへに風の前の塵に同じ。
■童謡
子どものために作られた歌。
子どもがうたう歌。
各連内部の各行と、その順序の音数が一定して繰り返す。
「赤とんぼ」
作詞:三木露風
作曲:山田耕筰
1.夕やけ小やけの 赤とんぼ
負われて見たのは いつの日か
2.山の畑の くわの実を
小かごにつんだは まぼろしか
■物語文
定型の音数律をもつ物語詩、または、散文詩とでも言える。
口当たりのよさ、調子よさ、リズム感の快さから、楽しんで読める。
夏目漱石「草枕」の導入部
智に働けば角が立つ。
情に棹させば流される。
意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。
■唱歌
明治以降、学校の音楽教育でうたわれた歌。
文部省唱歌のこと。
音数律は、童謡と同じ。
「夕焼け小焼け」
作詞:中村雨紅
作曲:草川信
夕やけ 小やけの 赤とんぼ
おわれて 見たのは いつの日か
夕やけ 小やけの 赤とんぼ
とまって いるよ さおのさき
■わらべうた
昔から子どもに歌いつがれてきた歌。
遊戯唄、子守唄などが多い。
作詞者不詳が多い。
特定の音数・韻律はもたない。
「わらべうた」のリズムにあわせて、体を動かし、遊び楽しみながら、音読することができる。
かくれんぼするもの よっといで
じゃんけんぽんよ あいこでしょ
もういいかい まあだだよ
もういいかい まあだだよ
もういいかい もういいよ
■軍歌
軍隊の愛国心と士気を高めるために作られ、歌われた歌。
七五調が多いが、ほかもある≫
「暁に祈る」
作詞:野村俊夫
作曲:古関裕而
あぁ あの顔で あの声で
手柄頼むと 妻や子が
ちぎれる程に 振った旗
遠い雲間に また浮かぶ
あぁ 堂々 の 輸送船
さらば祖国よ 栄えあれ
遥かに拝む 宮城の
空に誓った この決意
■ことわざ(かるた)
音数律は自由であるが、一文節や連文節や一句全体が7音節を形成するのが多い。
また、句末が5音になっている個所も多い。
2音、3音、4音は、一単語としての区切りとなっている。
<かるた>
い 犬も歩けば棒にもあたる
ろ 論より証拠
は 花よりだんご
に にくまれっ子世にはばかる
ほ 骨折り損のくたびれ儲け
へ 下手の横好き
と 灯台下暗し
ち ちりも積もれば山となる
り 良薬口に苦し
ぬ ぬかに釘
る 類は友をよぶ
お 老いては子に従う
わ 笑う門には福来たる
か かわいい子には旅をさせ
よ 宵っぱりの朝ねぼう
た 旅は道ずれ、世は情け
れ 礼もすぎれば無礼になる
そ 損をして、得をとる
つ 月とすっぽん
ね 念には念をいれ
な 泣きつらに蜂
ら 楽あれば苦あり
む 無理が通れば道理引っこむ
う 嘘から出たまこと
の のど元すぎれば熱さ忘るる
お 鬼に金棒
く 臭いものには蓋
や 安物買いの銭失い
ま 負けるが勝ち
け 芸は身を助ける
ふ 武士は食わねど高楊枝
こ 転ばぬ先のつえ
え 縁の下の力もち
て 出る杭は打たれる
あ 頭かくして尻かくさず
さ 猿も木から落ちる
き 聞いて極楽見て地獄
ゆ ゆだん大敵
め 目の上のたんこぶ
み 身から出たさび
し 知らぬが仏
ひ 人のふり見て我がふり直せ
も 門前の小僧習わぬ経を読む
せ 急いてはことを仕損じる
す 好きこそものの上手なれ
<ことわざ>
うそも方便
おぼれる者はわらをもつかむ
たなからぼたもち
どんぐりの背比べ
なくて七癖
ぬれぎぬをきせる
ひとはたあげる
びんぼうひまなし
安物買いの銭失い
案ずるより産むがやすし
井の中のかわず大海を知らず
一寸の虫にも五分の魂
雨降って地固まる
縁の下の力持ち
恩をあだでかえす
火中の栗を拾う
怪我の功名
顔にどろをぬる
鬼に金棒
急がば回れ
月とすっぽん
枯れ木も山のにぎわい
高みの見物
七転び八起き
煮ても焼いても食えぬ
習うより慣れろ
住めば都
焼け石に水
触らぬ神にたたりなし
親の心子知らず
身から出たさび
人のふり見てわがふり直せ
石橋をたたいて渡る
善は急げ
早起きは三文の得
帯に短したすきに長し
知らぬは仏
転ばぬ先のつえ
渡る世間に鬼はなし
猫に小判
猫の手も借りたい
馬鹿のひとつ覚え
馬鹿も休みやすみ言え
箸にも棒にもかからない
飛ぶ鳥後をにごさず
飛んで火に入る夏の虫
負けるが勝ち
聞いて極楽見て地獄
壁に耳あり障子に目あり
坊主憎けりゃ袈裟まで憎い
無理が通れば道理がひっこむ
落は苦のたね苦か楽のたね
立板に水
類は友を呼ぶ
論より証拠
飼い犬に手をかまれる
時は金なり
■標語
標語は、警句の働きが最大の役割だから、倒置文が多くみられる。
先頭に来ると、その語が強調される。
意味内容では、問いかけ文や誘いかけ文で始まる標語が多くある。
また、標語には、同音数の繰り返しが多い。
「5445」「575」などが多くある。
第一句が「5」音で始まり、第二句が「4」音か「3」音の場合は、第四句まであり、第二句が「7」音の場合は、俳句5・7・5で結句している標語が殆どである。
標語は、口でころがして言ったときの、リズム調子のよさ、軽快さ、爽快感があるリズムの文句が多い。
「どうしたの」 さしのべようよ やさしい心
あそびません こわい 車の とおる道
あぶないよ かけだし とびだし まがりかど
あわてるな 黄色は すぐに 赤信号
あんぜんは 一人一人の 思いやり
あんぜんは 車と 人のゆずりあい
いそぐとも 守れスピード 車間距離
おいかけた ボールのさきに じこがまつ
おかあさん へやの そうじは ぼくがする
おはようの 声ひびきあう 朝の学校
かていゴミ ぶんべつすれば しげんゴミ
かみくずを ひろって こころも さっぱりと
きえたかな 気になる あの火 もう一度
ゴミひろい にっこり わらう よい子ども
じてんしゃの ライトをつけて じこぼうし
じてんしゃも、いちじていしで、みぎひだり
しめたかな げんかん うらぐち まどのカギ
しめようね シートベルトは いのちづな
しょくじまえ 手あらい さっぱり きもちいい
すききらい なんでも たべよう のこさずに
すてきです しろい歯 かがやく その笑顔
ちりひとつ ひろう子 いい子 いい心
とびだすな はしる車が かみつくぞ
とびだすな 車は急に とまれない
なかよし よい子は おそうじ じょうず
ねらってる あなたのバック かごの中
はみがきで むしば やっつけ きれいな歯
はやね はやおき よくねむれ
ふみきりだ 鳴らせ 心の 警報機
ポイ捨ては しぜんはかいの はじまりだ
マッチ一本 火事のもと
みぎ ひだり しっかり 見てから わたろうよ
むしばはね はみがき ひとつの こころがけ
もういちど よく見てわたれ 手をあげて
やめようね あぶない自転車 一人のり
やめようね じぶんに されたら いやなこと
よい子はここで遊ばない
よく見たね 車こないね わたれるね
わすれるな あそんだ あとの あとしまつ
飲んだら乗るな 乗るなら飲むな
歯みがきが ごちそうさまの しめくくり
手を合わせ にっこり 笑顔で「いただきまーす」
待つゆとり ゆずる心に 事故はなし
注意一秒 けが一生
防犯は 鍵かけ 声かけ 心がけ
命落とすな スピード落とせ
■キャッチコピー
七五調、五七調、短歌や俳句だけでなく、通常文や宣伝意図を、ずばりと言い得たフレーズのキャッチコピーが多い。
後者の宣伝文が多くあるが、最近のキャッチコピーは、以前ほど、音数律にこだわらないのが多くなった。
「100人乗ってもだいじょうぶ」稲葉物置
「24時間 戦えますか」リゲイン24
「ありがとう、いいくすりです」太田胃散
「いいもの、ゴロゴロ、ワウワウ」WOWOW
「おいらはボイラー 三浦のボイラー」三浦ボイラー
「お口くちゃくちゃモンダミン」モンダミン
「お口の恋人 ロッテガム」ロッテ
「お尻だって洗ってほしい」TOTO
「キンチョーの夏、日本の夏」キンチョウ
「くしゃみ三回ルル三錠」ルル
「コクがあるのにキレがある」アサヒスーパードライ
「ゴホンといえば 龍角散」龍角散
「サッとひと塗り 白肌マジック」ラモーナ化粧品本舗
「スカッとさわやかコカ・コーラ」コカコーラ
「セブンイレブン いい気分」セブンイレブン
「それにつけても おやつはカール」カール
「ピッカピカの一年生」小学館
「ぶり返す、その痛み、ちゃんと治したい!」痛散湯
「ラッパのマークの正露丸」正露丸
「わんぱくでもいい たくましく 育ってほしい」丸大ハム
「んーっまずい、もういっぱい」キューサイ青汁
「何も足さない 何も引かない」サントリー
「三井住友VISAカード」三井住友銀行
「歯並びなんて 気にしない?」はならびジャパン
「清く正しく美しく」宝塚歌劇団
「痛くなったら すぐセデス」セデス
「貼ってすっきりサロンパス」サロンパス
「電話でネット、そんぽ24」そんぽ24
「美ックリするほど ぐっぐっーと アップ」
「明日の自分に借りるのだ」アコム
「目のつけどころがシャープでしょ」シャープ
「目の疲れは、奥へ奥へと攻めて来る」Q&Pコーワアイ
「目指してる 未来がちがう」シャープ
「六十代 寒い夜ほど よく起きる」ノコギリヤス
■語呂合わせ
暗誦用の唱えコトバ。
日本史、西洋史、暦、電話番号などに多くある。
唱えるのに調子がよく作成されている。
言葉の語呂合わせなので、5音7音は、上記したものと比べて格段に少なくなっている。
2音、3音の組み合わせが多い。
4音、5音、6音、7音、8音が多い。
同数音の繰り返しも多くある。
どの語群が年号であるかを知ることが大事となる。
<日本史の例>
538年 仏教伝来 「ごみ屋が拾った仏教」
593年 聖徳太子が摂政となる 「国民のため、と太子立つ」
607年 小野妹子が遣隋使となる 「群れなすカモメ妹子行く」
645年 大化の改新 「蒸し米炊いて祝う大化の改新」
701年 大宝律令 「大宝律令縄一つ」
710年 平城京に遷都 「なんと綺麗な平城京」
794年 平安京遷都 「鳴くよウグイス(坊さん)平安京」
894年 遣唐使廃止 「白紙に戻す遣唐使」
1192年 源頼朝が鎌倉に幕府 「いい国つくろう鎌倉幕府」
1333年 鎌倉幕府滅亡 「鎌倉の一味散々敗れたる」
1549年 キリスト教伝来 「以後よく広まるキリスト教」
1600年 関ヶ原の戦い 「誰でも知ってる関ヶ原1600年」
1603年 徳川家康が江戸幕府開く「江戸に広まる三河の家康」
1853年 黒船来航 「いやーござったペリーさん」
1868年 明治維新 「一つやろうや明治維新」
1871年 廃藩置県 「もう言わないで藩の名を」
1872年 学制・富岡製糸工場「いや、何をおいてもまず学べ」
1889年 大日本帝国憲法公布「アジアでいち早く憲法を作る」
1923年 関東大震災 「震災で人、国散々」
1941年 太平洋戦争始開戦 「行くよ、一途に真珠湾」
<世界史の例>
870年 フランク王国分裂 「離ればなれのフランク王国」
1096年 第一回十字軍 「イスラムととっくむ十字軍」
1453年 東六間帝国滅亡 「いーよ、降参」
1492年 コロンブスのアメリカ大陸到着「コロンブス石の国発見」
1688年 名誉革命起こる 「色はやっぱり名誉革命」
1840年 アヘン戦争 「アヘンは、嫌よー」
1914年 第一次世界大戦勃発 「行く意思あるのか一次大戦」
1917年 ロシア革命 革命得意なソビエト政権
1920年 国際連盟成立 「平和には特に大きな国際連盟」
1939年 第二次世界大戦開戦 「戦苦しい二次大戦」
<数学の例>
ルート2の平方根 ひとよひとよにひとみごろ
ルート3の平方根 人並みに奢れや
ルート5の平方根 富士山麓オウム鳴く
ルート7の平方根 菜に虫イナゴ
■地口
だじゃれの一種のコトバ遊び。
唱えるのに調子がよい。
5音7音が多い。
言わぬが花の吉野山
驚き桃の木山椒の木
アイムソーリー、ヒゲソーリー、髭を剃るならカミソーリー
願ったり叶ったり、晴れたり曇ったり
馬勝った(美味かった)、牛負けた
「いずくも同じ秋の夕暮れ」→「水汲む親父秋の夕暮れ」
「しづ心無く花の散るらむ」→「しづ心無く髪の散るらむ」
■定型詩
全体の行数や、一行の音数に一定の形式をもっている詩。
「てがみ」寺山修司
つきよのうみに
いちまいの
てがみをながして
やりました
つきのひかりに
てらされ
てがみはあおく
なるでしょう
ひとがさかなと
よぶものは
みんなだれかの
てがみです
■あとがき
さて、こんな感じで、過ごす時間にリズムを加えながら、整えながら、具体的に動いていけば、すぐに上手くはいかなくても、何かが変わってくるはずだから、自分がこうしたい、なりたいと思うことを、いまからでも実行してみませんか?
だけど、無理は禁物なので、いつものペースが分かっていれば、そのペースが心の拠り所になるから、自分のスタイルとリズムを持つことで、気持ちのブレを少なくしていければ良いですね(^^♪
無理に周りに合わせずに、自分のペースで最大限に力を発揮することを考え、そして、自分にあったペースを把握して、それを大きく崩さないようにしてみてください。
そのうちにという安易な先延ばしは、より修復を難しくしてしまうので、早い段階で気づけば、それだけ負担も少なく、比較的簡単に修復できるから、もしリズムが崩れたら、早く気づき立て直すように心がけてみてください、ね(^^♪
そう、集中して、耳を澄ませば、いつだって世界は音楽♪なのだから(^^)
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