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バスケ歴だけは無駄に長い中年サラリーマン。 エンジョイバスケ。ミニバス指導。JBA公認…

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バスケ歴だけは無駄に長い中年サラリーマン。 エンジョイバスケ。ミニバス指導。JBA公認C級コーチ。キッズサポーター。

最近の記事

ミニバスを始めたばかりの人と保護者が知っておきたい基本のルール【2024年版】

日本人選手がNBAに挑戦することが当たり前になり、オリンピックやワールドカップで好成績を収めた今、かつてのマイケルジョーダン時代のNBAブームや、スラムダンクブームに次ぐ空前のバスケブームが起きています。 実際、子供にバスケをやらせたいんです、とミニバスに体験に来る数も実感として増えました。 でも、野球やサッカーと違ってテレビで放映されることもまれなので、これまでバスケに触れてこなかった人にとってはバスケのルールってちょっと複雑。。。 そんなお子さんと保護者のために超基本

    • 八村のアンスポについて考える

      昨年、「アンスポーツマンライクファウル(以下アンスポ)」について記事を書いたのですが、半年以上たった今になって急に閲覧数が伸びていました。 なんでかなーと思っていたら、ちょうどパリ五輪の日本VSフランス戦の週に閲覧数が伸びていました。八村の退場で、アンスポってどんな基準だったっけ?と検索してたどり着いた人がいたようです。 せっかくなので、八村のプレーについて私なりの見解を解説しておきます。 ※あくまでも私見です。公式な見解出ているわけでもありませんし、私はただのE級(最下

      • 0.1秒のバスケットボール

        ※画像は生成AIで作成。ブザービーターのシーンを表現したかったが、相手の選手がいなかったり、24秒計が33秒だったり、審判の位置がおかしかったり、、、まだまだ改善の余地はありそう。 逆転劇が起こりやすいバスケットバスケットボールをやっていると、ブザービーターで勝負が決まる、とか残り1秒で逆転シュートが決まる、とかそういうシチュエーションに山ほど出くわします。 ブザービーターというのは、終了のブザーと同時、もしくはブザーの後にシュートが入ること。 バスケットの場合、ブザーが

        • バスケの初級審判がアンスポーツマンライクファウルについて語る

          最近ミニバスの試合を観戦していて、アンスポーツマンライクファウル(通称アンスポ)が吹かれていたが、それに対してベンチからクレームが入っていたケースを見ました。 ベンチに座っていたのは上級審判員(D級)の方だったので、終わってから何を話していたのかを聞いたのですが、「クレームではない。どのクライテリアを適用したのかを確認していた」とのこと。 いや、それクレームですから。 そんなわけで、アンスポについて改めて確認してみました。 4つのクライテリア クライテリアってなんや

        ミニバスを始めたばかりの人と保護者が知っておきたい基本のルール【2024年版】

          バスケットボールが上手くなる方法をChatGPTに聞いてみた。

          ■質問:バスケットボールが上手くなる方法について教えてバスケットボールの上達には、継続的な練習が欠かせません。以下に、バスケットボールが上手くなるための練習方法について詳しく解説します。 基本技術の習得 バスケットボールの基本技術をしっかりと習得することは、上達の基礎です。まずは正しいフォームでのシュート練習から始めましょう。リングに向かって正確な軌道でボールを放り込むことを意識し、反復練習を行います。また、ドリブルのコントロールも重要です。ボールを使って様々な動きを行いな

          バスケットボールが上手くなる方法をChatGPTに聞いてみた。

          スラムダンクに見るバスケのルールの変遷

          バスケットを少しでもかじったことのある人なら、大多数が映画「The First SLUMDUNK」を懐かしさと新鮮さを感じながら見たと思います。 すごい映画でした。 映画が素晴らしいのは疑う余地はないのですが、純粋にバスケットのルールという視点で見ると、当時のルールを知らない人からすると違和感を感じるシーンがいくつかあったと思います。 私は連載当時にリアルタイムでバスケットをしていましたし、その後も自身がバスケットをしているのでルールの変遷もわかった上で懐かしんで見れたので

          スラムダンクに見るバスケのルールの変遷

          意外と知らないフリースローの歴史。「スリー・フォー・ツー」って知ってました?(後編)

          ふとしたことで調べ始めたフリースローの歴史ですが、期せずしてバスケットの歴史を振り返るよい機会となりました。 前編では「スリー・フォー・ツー」という幻のルールが登場した1977年までを振り返りました。 ここからは私が生まれてからの話です。 1981(昭和56)年フリースローになるチームファウルが10個から8個に変更になりました。 この時まだバスケットを始めていないはず私がなぜ覚えているのか定かではないのですが、確かに7ファウルになる前は8ファウルだったと記憶しています

          意外と知らないフリースローの歴史。「スリー・フォー・ツー」って知ってました?(後編)

          意外と知らないフリースローの歴史。「スリー・フォー・ツー」って知ってました?(前編)

          ミニバスのコーチ陣たち(全員40代)で飲んでいた時の話。 昔のバスケットボールのルールの話で盛り上がり、やれ「昔は中学は男子も6号球だった」とか「チームファウルは7ファールだった」とか「そのまえに8ファールってなかったっけ?」とか、みんなが「そうそう」となっていたのですが、その中で、一人のコーチから「昔のフリースローは、スリーフォーツーだった」という発言がありました。 私を含む他のコーチ陣は全員「???」となったのですが、どうやらそんなルールが昔はあったとのこと。 完全に

          意外と知らないフリースローの歴史。「スリー・フォー・ツー」って知ってました?(前編)

          2023年4月からの得点表示方法に関する変更【バスケ】※2023年11月27日追記

          2023年4月からのバスケットボールのルール変更について、TOに関して地味だけど以外と影響のある変更がありました。 <ルール変更の全体は以下の記事を参照> 得点表示の変更2023年4月にJBAのHPに掲載されたTOマニュアルに、しれっと以下の文言が追加されています。競技規則には載っていないのでJBAのページを隅から隅まで見て全部の資料を見ていないと分かりませんが、TOとしては割と大きな変更です。 一見すると何のことやら、という感じです。 なので、補足資料もきちんと見る必

          2023年4月からの得点表示方法に関する変更【バスケ】※2023年11月27日追記

          指導者・保護者は必ず知っておきたいミニバスとバスケの違い完全版【2023年4月時点】

          同じバスケットボールという競技ではあるのですが、ミニバス(U12)だけ、それ以降のカテゴリー(U15以降)とルールが異なる部分が結構あります。 違いを説明しているサイトは色々ありますが、最新のルールに照らし合わせているかつ、全部を網羅しているサイトがみつからなかったのでまとめてみました。 ※サイトによっては、旧ルールのままだったり、そもそも間違っていることも散見されるのでご注意ください! ※バスケットボールを知っていることを前提に説明をしますので、基本的な用語の説明は割愛し

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          Good,Bad,Nextでコーチング

          プレゼンテーターとしてのコーチ業バスケットに限らず、コーチをやっていると、毎回の練習の前後に必ず一言選手に向かってしゃべります。 これ結構大変で、今日は言うことないぞ、、、なんて日ももちろんあるのですが、保護者の方も聞いているのでちゃんとしたことを言わないといけないというプレッシャーも。 練習試合なんぞやった日には、試合後に相手チームの選手たちも集まってきて「今日の僕たちどうでしたか?なんかためになること言ってください!(そんな言い方はしませんが)」ってなことも。そんなにす

          Good,Bad,Nextでコーチング

          2023年度からのマンツーマンディフェンスの基準改定を徹底解説【ミニバス】※2023/5/30追記あり

          昔からバスケをやっているおじさんにはあまりなじみがないかもしれませんが、U12、U15カテゴリーにはプレーヤー、審判、TO(テーブルオフィシャル)とは別に「マンツーマンコミッショナー(MC)」という役割の人がいます。端的に言うと「ゾーンディフェンスを取り締まる人」です。 バスケにおけるMCとは何ぞや、という話とともに、2023年4月から主にU12カテゴリーにおけるマンツーマンディフェンスの規定について改訂があったので解説してみます。(U15 も変更になっていますが、今回はU

          2023年度からのマンツーマンディフェンスの基準改定を徹底解説【ミニバス】※2023/5/30追記あり

          プレーヤー必見!2023年4月からのルール変更【バスケ】※2023/5/30追記

          2023年から適用される新ルールをまとめてみます。 今回は見ている人からも分かるちょっと大きな変更があります。 FIBA主催大会では2022年10月から変更になっており、W杯予選ではすでに適用されていますので、直近の日本代表の試合を見ていて違和感を感じた人もいるかもしれません。 ■攻撃する方向が前後半で反対になる今までは、前半は相手ベンチ側、後半は自チームベンチ側に攻める、ということだったのですが、逆になります。 何だそんなことぐらい、、、と思うかもしれませんが、プレー

          プレーヤー必見!2023年4月からのルール変更【バスケ】※2023/5/30追記

          ノーチャージエリアという聖域

          よく勘違いされがちな「ノーチャージエリア」について話をしてみます。 ノーチャージエリアとは?正しくは、「ノーチャージセミサークルエリア」というエリアです。 日本では2011年から導入されたエリアで、簡単に言うと「ゴール下の一定エリア内でのオフェンスファウルについては特別に判定しましょう」ということです。 特別に判定しましょう、ということであって、全てのオフェンスファウルが無効になるわけではありません。 何をしてもファウルにならないという勘違い導入されたから10年以上もた

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          バスケは5人でやるスポーツではない、という話

          NBA的な、シックスマンが大事だ、とかベンチメンバーも含めて全員で戦っているのだ、とかそういう話ではなく、ミニバスにおけるルールの話です。少なくとも指導者は正確に理解しておかねばなりません。 バスケの試合成立人数当たり前のことですが、バスケでチーム内で同時にコートに立てるのは5人までです。 試合開始時点に5人そろっていないと試合不成立で負けになります。 中学や高校の部活でバスケをやっていた人にはあまり想像できないかもしれませんが、社会人のチームだと人数がそろわず5人ギリギ

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          ゼロステップを完全に理解できる話③ ※2024/8/20追記

          【2024/8/20追記】 プレーコーリングガイドラインのリンクが切れていたので修正しました。 ①②の考察でゼロステップは完全に理解ができました。 ですが、実際の試合で正しい笛が鳴るかどうかはまた別問題です。 審判をしてみればわかるのですが、判定はかなり難しいのです。 ゼロステップが適用されるケースプレーコーリングガイドラインにトラベリング及びゼロステップの代表的なシチュエーションの動画があります。 以降、この動画をベースに代表的な例を見てみます。 元々はこういったケ

          ゼロステップを完全に理解できる話③ ※2024/8/20追記