解剖・運動・生理学、医療的な知識など現場で役立つ基礎知識をまとめています
“心と身体のcompass”
今の時期家にいることが増えてお酒を飲む量が増えたとリハビリをしていて聞くことがあります。 そこでお酒と言う言葉から真っ先に出てきたワードが肝臓でした。 そこで今日は、肝臓についてまとめていきたいと思います。 肝臓の位置 肝臓は腹腔の右側で横隔膜のすぐ真下にあります。 上は横隔膜に接する横隔面であり、下は胃、十二指腸、右腎などの臓器に接する臓側面です。 また、肝臓は肝鎌状間膜という膜を境に右葉と、左葉に分かれます。 人の身体の中で一番大きな臓器で、成人だと
自主トレを促してもなかなかやってくれない。 そんなふうにお困りの方は是非参考にしてください。 必要だと思うこと全部言ってもやってくれませんよ。
パーキンソン病とは 僕の臨床でよく関わることの多い疾患です。 症状の進行度合によっては厚生労働省の指定難病に設定されていて、神経難病の中では最も多い病気です。 明らかな原因は不明で、稀に遺伝的に発症するそうですがほとんどの場合が孤発性です。 男女差もほとんどないそうです。 中脳の黒質でドーパミンを作る神経細胞が脱落し、ドーパミンの量が減少してしまいます。 (なぜこの神経細胞が脱落するのかという原因が解っていません。) ドーパミンが大脳基底核の線条体に送られることで
第三回は集中力について。 鼻すする音や話の間が気になりますがこれも定点観測。 興味のある方は聴いてみてください。
僕自身の座右の銘である積土成山についてお話ししています。 まだまだ話しながら詰まる部分が多々あるので恥ずかしいですが、定点観測として記録していきます。 お時間ある方は聴いてみてください。
音声での投稿始めます。 初めてなので、なぜ始めようと思ったかを下手なりに喋ってます。 温かい目で見守ってください。
今回は、本を読んでいて腹圧呼吸というものがあったので紹介します。 まず、自分がこの言葉を目にしたときに思ったことは、腹式呼吸と何が違うの?? というところでした。 ちなみに今回読んだ本はこちらになります。 「スタンフォード式疲れない体」という本です。 この中にはそもそも疲れとはどういうものなのか、疲れない体を作るためには、どうしたらいいのか。というメソッドがいくつか紹介されていました。 興味のある方は読んでみてください! と話が本の紹介となってしまいましたが、今
今回は専門的な内容書きます。 後頭下筋群は頸部につく筋肉ですが、姿勢や平衡機能(バランス)にとても重要な役割を果たしています。 この記事を読んで重要さを知っていただけたらと思います。 後頭下筋群(起始、停止、作用) 小後頭直筋、大後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋の4つに分けられます。 一つ一つ起始、停止を整理します。 ・小後頭直筋 起始:C1の後結節 停止:後頭骨の下項線内側1/3 作用:(片側)同側の側屈 (両側)伸展 ・大後頭直筋 起始:C2棘突起
こんにちは 僕は理学療法士として普段は高齢者の方を対象に訪問リハビリをしている傍ら、 スポーツトレーナー、コーチとして小学生や中学生のサッカーやフットサルの指導に関わっています。 そこでよく「走ると踵が痛い」と訴える子どもたちを目にします。 今回はこの踵の痛みについて解説します。 踵骨骨端症(シーバー病)スポーツをしている子の踵の痛みの多くは踵骨骨端症(シーバー病)と呼ばれるものです。 サッカーなど長時間走る激しいスポーツやジャンプを繰り返すスポーツをしている子ど
普段何気なく行なっている呼吸。 1日何回くらいしてるんだろう? 腹式呼吸と胸式呼吸のちがいってなんだろう? 気になったので調べてみると学校の授業ではやったものの忘れていたことが結構あったのでまとめてみようと思います。 目次 ・呼吸とは ・人は1日に何回呼吸する? ・腹式呼吸とは? ・胸式呼吸とは? ・さいごに 呼吸とは 外界から、酸素を取り入れて二酸化炭素を排出してガス交換することです。 また、呼吸には外呼吸と内呼吸があります。 外呼吸とは、肺で行われる
新型コロナウイルスの感染はまだしばらく続きそうです。 僕の住む愛知県は特に感染が拡大しています。 近くの会社や施設で感染した人がいるという情報も耳にするようになりました。 そんな中、毎日のようにニュースでも予防策として「アルコール消毒」を勧めています。 アルコール消毒は当たり前のようにやっているけど効果ってどうなんだろう? そう思ったので調べてみました。 調べたら知らないことばかりだったのでかなり勉強になりましたのでまとめさせてもらいます。 アルコールとは 広
最近、学生が実習に来ており、炎症の発生機序や、回復過程など、曖昧となっていた点が多かったため、今回は炎症についてまとめました。 炎症とは ・細胞や組織が障害された際にこれらを取り除いて再生するための防御反応です。 ・炎症が生じると発赤、熱感、腫脹、疼痛が生じます。これらを合わせてケルススの4徴候といいます。 さらに、そこにガレノスの提唱した機能障害を加えて炎症の5徴候と言われています。 炎症の原因 ・炎症の原因には大きく分けて、生物学的因子・物理
新型コロナウイルスの影響が日本だけでなく、世界中にも広がっています。 日本でも各スポーツの大会の中止、ライブなどの各イベントの中止の動きが見られています。 今年は日本でオリンピックが開催される予定ですが、開催するかどうかも検討されるくらいです。 それまでには落ち着いて欲しいと切に願います。 そこで今回は感染をテーマにまとめたいと思います。 感染経路について 感染経路はいくつかありますが、私たちの身近な感染経路として代表的なものは3つ ①接触感染(経口感染も含む
あけましておめでとうございます。 2020年1回目の記事は腱鞘炎について書きたいと思います。 腱鞘炎とは ・腱鞘に炎症が生じた状態で、炎症部位の腫脹や疼痛、運動制限が見られます。 ・手の腱鞘炎では、手の繰り返しの使用による機械的刺激が原因になるほか、関節リウマチによる腱鞘炎、細菌感染による化膿性腱鞘滑膜炎などがあります。 腱鞘とは ・手や足の腱のまわりで滑液包が細長くなっていて、ちょうど鞘(さや)、つまりパイプのように包んでいる部分のことです。 ・腱鞘は腱の
今回のテーマは「褥瘡(床ずれ)」について。 普段、訪問リハビリの仕事をしているとよく直面する問題です。 基礎的なことを書きますので何かご参考になればと思います。 褥瘡 褥瘡の定義 「圧力、張力、剪断力の持続的作用により支持面と接触する身体の局所(圧迫点)に生じる阻血性の組織損傷や壊死のこと」 好発部位は仙骨や大転子などの骨の隆起部 予防が最も重要で必ず予防できるという考えのもと話を進めていく。 毛細血管は32mmhgの圧で閉塞すると言われています。 (文献によ
前回は、肉離れについて投稿させてもらいました。 そこの部分でのスポーツ外傷の応急処置としてrice処置がありました。 そこで今回はrice処置について少し掘り下げ書いていきます。 RICE処置とは ・Rest(安静) ・Icing(冷却) ・Compression(圧迫) ・Elevation(挙上) 以上の頭文字をとってつけられています。 ・怪我人が出た時病院や診療所にかかるまでの間、損傷部位の障害を最小限にとどめるために行う方法です。 ・捻挫や肉離れなどの四肢の