腹圧呼吸
今回は、本を読んでいて腹圧呼吸というものがあったので紹介します。
まず、自分がこの言葉を目にしたときに思ったことは、腹式呼吸と何が違うの??
というところでした。
ちなみに今回読んだ本はこちらになります。
「スタンフォード式疲れない体」という本です。
この中にはそもそも疲れとはどういうものなのか、疲れない体を作るためには、どうしたらいいのか。というメソッドがいくつか紹介されていました。
興味のある方は読んでみてください!
と話が本の紹介となってしまいましたが、今回はこの中の腹圧呼吸という呼吸法に着目して紹介していきたいと思います。
目次
・腹圧呼吸とは?
・腹式呼吸との違いは?
・腹圧呼吸の効果は?
・腹圧呼吸のやり方
・さいごに
腹圧呼吸とは?
まず腹圧とは、お腹の中に腹腔と呼ばれる、胃や肝臓などの内臓を収める空間がありこの腹腔内の圧力のことを言います。
腹圧呼吸では、息を吸う時も吐く時もお腹の中の圧力を高めてお腹周りを固くする呼吸法でお腹周りを硬くしたまま息を吐き切るのが特徴です。
これを行うことで、横隔膜の活動が高まります。そうすると腹腔が上からプレスされる形になり外側に圧力がかかり、腹圧が高まります。
腹圧が高まることで体の中心が支えられて安定し、無理のない姿勢を保つことができます。
腹式呼吸との違いは?
腹式呼吸との違いは息を吐きだすときに「お腹をへこませる」か「へこませないか」と言う点が大きく違います。
腹式呼吸の場合、息を吐くと同時にお腹をへこませるため、その際に腹圧が弱まってしまいます。
一方で腹圧呼吸の場合は息を吐く時もお腹をへこませないようにするため腹圧が高まっている状態を維持します。
この点が大きな違いとなるようです。
腹圧呼吸の効果は?
・腹圧が高まることで、体幹と脊柱が安定する。
・体幹と脊柱が安定すると正しい姿勢になる
・正しい姿勢になると中枢神経と体の連携がスムーズになる
・中枢神経と体の連携がスムーズになると体が「ベストポジション」(体の各パーツが本来あるべきところにきちんとある状態)になる
・体が「ベストポジション」になると無理な動きがなくなる
・無理な動きがなくなると体のパフォーマンスが上がり疲れや怪我も防げる
と言った好循環が生まれるみたいです。
腹圧呼吸のやり方
①耳と肩のラインをまっすぐにしてゆったり座る。
お腹と太腿は90度。膝裏も90度に。
②足の付け根(鼠蹊部)に指先を軽く差し込む。
③5秒かけて鼻から目一杯息を吸い、足の付け根に差しこんだ指を押し返すようにお腹を膨らませる。
このとき、肩を上げないように。
④5秒かけて吸った空気を5〜7秒かけてゆっくりと口から吐く。
膨らんだお腹が指を押し返す感覚をできるだけ保ったまま、息を吐く。
息を全部吐ききったらお腹を一度ゆるめて③に戻る。
③と④を、合計5回くり返したら終了です。
僕も試してみたのですが、座ってやると息を吸ったり、吐いたりするときにどうしても肩に力が入ってしまいました。
なので、最初は仰向けで膝を立てた状態から行ってみると比較的体の力が抜けてお腹に空気が入る感じがあったので座ってうまくできないと思った方は最初寝てやってみることもオススメです!
さいごに
今回は腹圧呼吸について書かせてもらいました。
腹圧について機能、解剖の面が薄かったのでまたの機会に紹介できたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
感謝・謙虚・敬意
意志堅固
西條 貴則